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2014年12月12日


アイスランドのバルダルブンガの噴火の火山ガスは、2015年にヨーロッパ全体の気候パターンを変えるかもしれない



bardarbunga-eu-top.gif

▲ 2014年12月11日の英国テレグラフより。


In Deep の、

「2015年は地獄の真っ只中」:デンマークの投資銀行サクソバンクによる 2015 年の「アウトレージな予測」から見る来年の世界
 2014年12月12日

という記事で、デンマークの投資銀行サクソバンクによる『2015年の大胆予測』をご紹介しました。その10の予測は、

1.ロシアが再びデフォルトに
2.火山噴火が穀物生産を直撃
3.日本のインフレ率が5%に上昇
4.ドラギECB総裁が辞任
5.ユーロ建て社債:スプレッドが倍に拡大
6.ハッカー集団がオンラインショッピングを攻撃
7.中国が人民元を20%切り下げる
8.カカオ豆先物が1トン=5,000ドルを突破する
9.イギリスの住宅バブルが崩壊
10.イギリスは 2017年にEUを離脱


となっています。

この中で、2番目に「火山噴火が穀物生産を直撃」という項目がありますが、ここではそのページを翻訳してご紹介します。

この火山というのは、具体的には、アイスランドのバルダルブンガ火山のことで、

噴火の時代:バルダルブンガ火山の噴火による「火山ガス」で多くの国民の日常生活が追いつめられてきたアイスランド
 2014年11月11日

という1カ月前の記事でも取り上げたように、噴火以来、火山ガスの二酸化硫黄ガスが絶え間なく流出し続けており、それは現在も続いています。

下は12月13日のアイスランドの大気汚染予測ですが、風向きや風力により範囲は日々違うとはいえ、アイスランドは、常に相当な面積を二酸化硫黄ガスが覆い続けています。

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アイスランド気象庁


サクソバンクの予測では、この状態が続くと、2015年には、この二酸化硫黄ガスがヨーロッパの天候を変えてしまうとしています。

そのページをご紹介したいと思います。

この噴火が、実は過去1万年などでも例を見ない巨大な影響を与える可能性のある噴火であることが改めてわかります。




Volcano-eruption-decimates.gif
SAXO BANK


火山噴火が穀物生産を直撃


長く噴火と群発地震が続いているアイスランドの氷底火山バルダルブンガは、その大きさがマンハッタン島ほどもある巨大な火山だ。

バルダルブンガのカルデラは急速に沈み込み、ホールローン地区( Hohluraun )の火山の下のマグマ溜まりは危険な崩壊を見せている。

この崩壊が、さらに激しい噴火を招いた場合、結果として来年の気候そのものを変えてしまう可能性を持っている。それは来年だけではなく、その先も含まれる。

現在すでにバルダルブンガの噴火は、上空に有害な二酸化硫黄ガスを噴出し続けているが、2015年には、ヨーロッパへさらに有害な雲を拡大していき、噴火はヨーロッパの気候パターンを変えてしまい、その結果として、穀物生産量が低下し、それは穀物価格の上昇と関係する。

誰もまだそのことについてふれていないが、今回のアイスランドのバルダルブンガ火山の噴火は、実は、過去1万年の中で最大規模の噴火だ。

バルダルブンガ火山の噴火の溶岩量は、1783年のラキ火山の噴火以来、最大の溶岩量を記録し、放出された二酸化炭素の量も最大であり、今後のヨーロッパの環境に大きな影響を与える。

この二酸化炭素の排出量は、フランス革命( 1787年 - 1799年)を招いたほどのパン不足をもたらした時の小麦の生産低下を招く可能性がある。


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