▲ 2014年12月14日の THE WATCHER より。
最近、また噴火が増えていますが、インドネシアのシナブン山が爆発的噴火を起こし、巨大な火砕流が発生しています。
インドネシアのシナブン山は、400年間、噴火がなかったものが、2010年に長い眠りから目覚めて以来、噴火が何度か起きています。特に、今年2月の噴火では、発生した火砕流により 十数名の方が亡くなっています。
2014年2月のシナブン山の噴火の火砕流
・the guardian
このシナブン山が、12月14日に再び大規模な火砕流を伴う噴火を起こしました。
前回の噴火以来、警戒レベルが上がっているため、すでに周辺に住民等はいないはずで、人的な被害は報告されていませんが、写真だけで見ると、規模は前回の火砕流より激しいものに見えます。
この噴火についての報道をご紹介しておきたいてと思います。
Strong eruption and major pyroclastic flow observed at Sinabung volcano, Indonesia
THE WATCHER 2014.12.14
インドネシアのシナブン山で強力な噴火と巨大な火砕流が発生
ダーウィン火山灰状況報告センター( Darwin VAAC )は、2014年12月24日に、インドネシアのシナブン火山の高レベルの噴火を報告した。
航空に関しての警戒コードは一時、最高レベルのレッドとされたが、後に、噴火がやや沈静化したとして、オレンジへと一段階引き下げられた。
現地時間12月24日9特の時点で、火山灰の雲は高さ6キロメートルまで達し、北西に18キロメートルに広がっている。
この噴火では、巨大な火砕流が発生し、約 4.5キロメートルの距離を火砕流が駆け抜けた。
インドネシアのシナブン山の最新の連続した噴火は 2013年9月15日にスタートし、2014年現在も続いている。シナブン山は、2010年8月に目覚めるまで 400年間も眠りついていた。
2014年2月1日の噴火では2度の巨大な火砕流が発生し、少なくとも 14人の命を奪った。