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2014年12月28日


マレーシアとタイ南部で過去数十年で最悪の大洪水が発生



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▲ 2014年12月27日の Aljazeera より。


マレーシアとタイ南部が、歴史的な洪水に見舞われています。

これまで、タイとマレーシアで 18人が死亡したとされていますが、大雨は今後も降り続ける見込みで、被害はさらに拡大しそうな勢いです。

これについては、日本でも報じられていますが、現地の写真や動画などを見ると、その惨状がわかります。

下の写真はマレーシアのコタバル近くにある、ケンパラン・チェパという町を上空から撮影した様子ですが、住宅街がほぼ全域で水に使っていることがわかります。

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Channel News Asia


下から見た光景は下のようになっています。

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YouTube


下の動画はクランタン州で、避難する住民が撮影したものだと思われますが、水没した車の上で救助を待っている人なども見えまして、水位が上がりますと、さらに危険な状況になるような雰囲気があります。




今回の洪水は、通常と違うモンスーンの動きによって起きたようですが、これなどを見ましても、「地球の大気の大きな循環のシステムが変化しているのかもしれない」ことを感じます。

11月のアメリカなどの記録的な寒波も北極からの大気が北米大陸に向かったためですが、日本でも爆弾低気圧などがわりと多発していますが、このような「これまでなかったような大気の循環や移動」によるカオスな悪天候は今後も続きそうです。

マレーシアの洪水については NHK の報道を抜粋しておきます。



マレーシアで洪水 避難16万人超
NHK 2014.12.28

東南アジアにこの時期に吹くモンスーンと呼ばれる季節風の影響で、マレーシアやタイでは記録的な大雨が続き、多くの町が水につかるなどして、マレーシアではこれまでに16万人を超える住民が避難しています。

東南アジアでは1週間ほど前から、モンスーンと呼ばれる北東の季節風が吹き、マレーシア北部やタイ南部を中心にこの時期としては数十年に一度しかないような記録的な大雨が続き、各地で町ごと水につかるなどの被害が広がっています。

現地の報道などによりますと、このうちマレーシアでは、北部クランタン州など5つの州を中心にこれまでに少なくとも5人が死亡したほか、住宅への浸水の影響で、16万人を超える住民が避難したということです。

また、タイでも南部を中心に住宅への浸水などの被害が広がり、これまでに少なくとも13人が死亡し、8000人近い住民が避難したということです。

マレーシアでは孤立した住民を軍や警察などがヘリコプターやボートを使って救助を進めていますが、広い範囲で交通網が寸断されているほか、停電や断水が起きていて、避難した人たちに水や食料が十分に供給できない状況が続いているということです。

マレーシアやタイの気象当局によりますと、今後、数日間にわたり大雨が続くおそれがあるということで、さらに被害が広がることが懸念されています。


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