▲ 2015年1月17日の THE WATCHERS より。
今年元旦の In Deep の記事の、
・トンガの海底火山フンガ・ハーパイと、イタリアのエトナ島の大噴火で終えた2014年
2015年01月01日
では、昨年 12月にトンガ沖にある海底火山フンガ・トンガ=フンガ・ハーパイが噴火したことをご紹介ししました。
そして、最近になり、このフンガ・ハーパイの海域に「新しい島が出現している」ことが、トンガの土地・天然資源省の調査によって初めて確認されました。
冒頭の写真もそうですが、下などを見ましても、今はすでに「海底火山が噴火している」ということではなく、「小さな島の火山が噴火を起こしている」という状況になりつつあります。
相当の量の「大地」が海底から地質が隆起してきていることが写真でわかります。
▲ 2015年1月15日に、ニュージーランド大使館が撮影したフンガ・ハーパイの噴火の様子。
この島が出現した正確な場所ですが、まず、大きな地図でのフンガ・トンガ=フンガ・ハーパイの位置は、下のようになります。
・Google map
そして、さらに詳細に地図上で示しますと、下のようになります。
・トンガ土地・天然資源省( Lands, Survey and Natural Resources Ministry )
この海域には複数(確認されているだけで 36個)の海底火山がありますが、そのうちのふたつの海底火山にはさまれている海域に「新しい島」が作られているようです。
2015年1月15日の時点で、この島は幅約2キロメートルで、高さは 100メートルはあると計測されていて、現在も成長を続けているようです。
そして、多分、この大規模な海底火山活動と関係していると思われるのですが、現在、トンガの周囲の海域で「海水が赤くなる」という現象が相次いで報告されています。
トンガのハラ・ブナ( Hala Vuna )で撮影された赤く変色した海水
・Daily Mail
この海域の、予想以上に広い範囲で、非常に大きな地殻変動が進行しているのかもしれません。
日本でも西之島が拡大を止めないまま成長していて、昨年の暮れには、東京ドームの 50倍ほどにまで拡大しています。
世界中の海域で地質に変化が現れている可能性もあるのかもしれません。