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2015年02月07日


急増する米国オクラホマの地震:M2.5以上の地震の数は5年前の20倍に



オクラホマ州での地震の回数の推移
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Oklahoma Geological Survey


アメリカのオクラホマ州で、昨年から群発地震がそれまでになす回数で起きていることについては、

群発地震と巨大地震の関係は? : 米国オクラホマ州で「数百回規模」で続く群発地震
 2014年04月14日

アメリカ地質調査所がオクラホマ州に「被害レベルの地震発生に関しての警告」を公式声明で発表
 2014年05月07日

など、何度か記事にしたことがあります。

2014年2月には、下のように、1週間で 200回を越える地震が起きたこともありました。

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In Deep

あまりにも続く群発地震に対して、人々からは「巨大地震につながるものでは」という声が出始めたりしまして、当時はメディアが、「群発地震が巨大地震につながるわけではない」といったことを報道したりもしたほどでした。

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NBC NEWS

そして、最近になり、2014年のオクラホマでの地震の回数についての集計が発表されまして、その結果、「 2014年のオクラホマでの地震の数は、過去と比べると、桁違いに多い」ということがわかりました。それは冒頭のグラフでもわかるかと思います。

oklahoma-earthquake.gif

▲ 2015年2月3日のワシントン・タイムズより。


オクラホマの地震の原因については、フラッキング(水圧破砕法)という、地下の岩に超高圧の水を注入して亀裂を生じさせることによってシェール・ガス等を採取する方法が原因だという見方がある一方で、それは関係ないという見方もありますし、結論は出ていません。

しかし、原因は何であれ、「脅威的なペースで地震が増えている」ということは事実のようです。

ワシントン・ポストの記事をご紹介します。



Oklahoma’s earthquake problem is getting worse
Washington Post 2014.02.03


オクラホマ州の地震の問題は悪化している


オクラホマの地震がさらに悪い状態となっている。

これに関して、オクラホマの地震活動の増加は、地下掘削作業の廃棄物の排出により引き起こされていると主張する訴訟が出されている。

オクラホマ州で起きた最も大きな地震は、2011年11月にオクラホマ・シティを揺らせたマグニチュード 5.6の地震だった。地下の掘削での廃棄物の排出体積が増えている中で、マグニチュード3以上の地震の数は増加している。

過去4年間での掘削の拡大と地震の増加は以下のようになる。

2011年

最大でマグニチュード5.6の地震が発生し、余震として、マグニチュード4.8の地震が発生した。この年、マグニチュード3以上の地震は 63回で、地震は主に、州の中央部で発生した。州中央部での廃棄物の排出は、この年、860万バレルだった。


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2012年

掘削活動は、オクラホマ州北部で増大したが、マグニチュード3以上の大きな地震は、州の中央で発生し続けた。廃棄物の排出量は、12億バレルだった。


2013年

マグニチュード3以上の地震は、 106回に増加した。掘削の廃棄物の排出量は、15億バレルに達した。


2014年

この年、マグニチュード3以上の地震の数は 567回に達した。掘削の廃棄物の排出量のデータはまだ発表されていない。


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