▲ 2015年2月14日の io9 より。
ニュージーランド中部のゴールデン湾に面した「フェアウェル・スピット」と呼ばれる場所で、現在、200頭ほどのクジラが座礁しています。現地ではボランティアによる懸命な救出作業が続いていますが、次々と死亡していっていることが報じられています。
・BBC
フゥアウェル・スピットの場所
下は、現場の様子の動画です。
原因は特定されていませんが、この規模のクジラの座礁はこの地域として過去最大だそうです。
また、今どのようになるかはわからないですが、半数程度が死亡しているという推測もあり、厳しい状況のようです。
冒頭の io9 の記事をご紹介します。
Nearly 200 Whales Are Stranded At New Zealand's Farewell Spit
io9 2015.02.14
ニュージーランドのフェアウェル・スピットで200頭近くの鯨が座礁している
ニュージーランドで、少なくとも 198頭のゴンドウクジラ属のクジラたちが座礁しており、その中の少なくとも 24頭が死亡している。フェアウェル・スピットでは、現在、ボランティアたちによる懸命なクジラの救出活動が行われている。
ニュージーランド環境保全局は「座礁の原因は特定されていない」と述べる。
当初、ボランティアたちは 30頭のクジラの座礁を確認していたが、その数は、60頭、146頭と自体に膨れあがり、最終的には 198頭のクジラの座礁を確認した。すでに多くのクジラが死亡していると見られ、一部の報告では 70頭が死亡しているというものもある。
ニュージーランド環境保全局によれば、すべてのクジラを海域に戻すためには、少なくとも 500人のボランティアが必要だという。現在は約 100人のボランティアが、現地に駆けつけている。
ニュージーランド・ヘラルドの報道によれば、この座礁の規模は、同地域で起きたクジラの座礁の中では、過去数十年で最悪のものだという。