▲ 2015年2月17日のウォール・ストリート・ジャーナルより。
先日の、
・北極からの大寒波の下のアメリカ : 全米で1億人以上が氷点下17度以下の気温を経験することに
2015年02月17日
という記事で書きましたように、現在、アメリカの東部には、とてつもない寒波が襲来しています。
通常に比べての気温の差は以下のようになっていて(華氏)、通常ではない寒さが続いています。
2月17日から 2月23日までの平年との気温差の予測
・Weather Underground
その中で、アメリカの政府機関のあるワシントンD.C. も大雪に見舞われ、昨日、「政府機関の閉鎖」という事態となりました。そして、予測によると、この厳しい寒さと大雪は続きそうで、政府機関の閉鎖が長引く可能性もあり、何らかの混乱も予測されます。
現在の状況について、ウォールストリート・ジャーナルからご紹介します。
Federal Government Shuts Down Again – for a Few Inches of Snow
WSJ 2015.02.17
連邦政府が再び閉鎖 - 十数センチの雪のため
十数センチの積雪でワシントンD.C.の連邦政府がシャットダウンに陥った。
ワシントンD.C.のワイヤー・キャピトル・ヒルでは、少なくとも 10センチの積雪があり、南部では 20センチに達する中、2月17日、連邦政府機関が閉鎖された。
必要以外のすべての連邦政府職員は休日となり、連絡事務等がある職員については、電話か台宅勤務となった。
アメリカ議会は開会からすでに1週間が経過している。バイデン副大統領はスケジュールされているうち、暴力的な過激主義に関しての座談会はおこなったが、他のスケジュールはキャンセルされた。
▲ ワイヤー・キャピトル・ヒルの積雪。4インチ(10センチ)を越えている。
ワシントンD.C.でのこの雪は、今週だけでは収まらないかもしれない。国立観測所は、2月18日にワシントンD.C.に雪が降る確率は 50%と予測し、また、2月19日には、気温は0度(摂氏-17.7℃)近くまで下がる可能性があるとしている。
ワシントンD.C.の雪による影響は政府機関の閉鎖だけに止まらず、毎年恒例のイベントなども中止に追い込まれている。