▲ 2015年2月18日のアメリカ CBS ニュースより。シカゴはこの日の朝、氷点下 22℃まで気温が下がりました。
先日、
・北極からの大寒波の下のアメリカ : 全米で1億人以上が氷点下17度以下の気温を経験することに
2015年02月17日
という記事で、アメリカに極渦と呼ばれる北極からの巨大な寒気団がやってきていて、今週、記録的な寒波に見舞われる予測が出ていることを記しましたが、事前の予測をも上回る大変な寒波となっているようです。
下の図は、2月20日の気温の予測で、日本語は摂氏にしたものです。
・Accuweather
シカゴ 最低気温マイナス22℃ 最高気温マイナス23℃
ニューヨーク 最低気温マイナス16℃ 最高気温マイナス14℃
アトランタ 最低気温マイナス9℃ 最高気温マイナス8℃
など、比較的温暖なイメージのあるアトランタも終日が氷点下など、大変な低温なのですが、特徴的なのは、
「最低気温と最高気温の差があまりない」
ということです。
1日中、最低気温のままで、日中もほとんど気温が上がらない状況が伺えます。
凍結が広がるミシガン湖
・Telegraph
アメリカの気象予報サイトの「アキュウェザー」によりますと、大西洋側の中部では、1800年代後半に記録された低い気温を更新する観測地点も出ているようで、まさに、歴史的な低温を経験しているといえそうです。
地域によっては、すでに「外出そのものが危険」なレベルの気温になっているために注意喚起がなされているようです。
このアメリカの前代未聞の寒波は、多少は緩和されるにしても、あと数日は通常よりかなり低い気温のままだと予測されています。