
▲ 2015年05月22日の人民網より。
中国の天候が、先週以来、カオス的に荒れまくっています。
上の人民網の報道にありますように、普通は涼しい中国北部では、この時期にしては大変に珍しい猛暑に見舞われていまして、中には 35度などを記録した地域も出てきているようです。
しかし、実際の被害が大きく出ているのは、中国南部を中心に降り続く豪雨による洪水の被害で、これまでに、50名以上の方が亡くなっているとのことです。

▲ 2015年05月24日の英国ガーディアンより。
貴州省、江西省、湖南省、広東省、広西チワン族自治区、福建省などの一部などで、少ないところでも、累積雨量が 100ミリ、多いところでは、雨量が 800ミリにまで達しているということで、今後も洪水被害が拡大する可能性があるようです。

▲水没した江西省の古い建物。中国気象局より。
洪水もかなりの被害を出していますが、中国北部、西北部の猛暑のほうもかなりのもので、いくつかの地域では、「平年より 10度から 12度高い気温が続いている」のだとか。
中国は、ここ数年は、毎年、地域によって、「大洪水か激しい干ばつ」のどちらかの被害に見舞われている感がありますが、5月というのは少し早いです。
中国の気候や自然災害については、なぜか日本ではほとんど報道されないのですが、今年もすでにかなり荒れています。