
▲ 2015年05月26日の CNN より。
インドが、過去100年ほどのあいだで最悪級の「熱波」に見舞われています。
特に一部地域では、50度を越える気温が続いているということのようです。

▲ 2015年05月24日の Gulf News より。
テランガーナ州の位置
India-Telangana-map.gif

・Wikipedia
上のテランガーナ州では、場所により 48度(その後、50度)という気温にまで上昇している他、インド各地で、この季節としては普通ではないような気温となっているようです。
インド全土では、正確な情報はわからないながら、報道により 1000名以上の方が亡くなっている上に、「まだ熱波は収まらない」という予測が出ていて、大きな災害となりつつあります。
インド全体の気温分布を見ますと、以下のようになっていて、かなりの広い範囲で、40度を越える猛暑となっていることがわかります。
2015年5月26日のインドの気温分布予測

・skymet weather
これについて、AFP の記事をご紹介します。
インド熱波、死者800人超に 首都で道路溶ける
AFP 2015.05.26

インド全土を襲っている熱波による死者は、26日までに800人以上に達した。首都ニューデリーでは道路が溶け出す事態も起きている。
インド各地では最高気温が50度に迫る酷暑が続いており、暑さが和らぐ兆しはない。病院は心臓発作の患者の発生に警戒し、当局は人々に屋内にとどまるよう呼び掛けている。
最も厳しい熱波に見舞われている南部のアンドラプラデシュ州では先週、550人が死亡。週明け25日の気温も47度まで上昇した。また同州の南のテランガナ州の先週の死者は231人となっており、週末も気温は48度に達した。
インド日刊紙ヒンドゥスタン・タイムズによれば、25日にはニューデリーでも過去2年で最高の45.5度に達し、例年この時期の平均気温よりも5度高くなった。同紙が1面に掲載した写真では、ニューデリー市内の主要道路が熱によって溶け、横断歩道の塗装がアスファルトに混ざっている様子が写されている。