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2015年07月24日


北極東部の「氷面積」が21世紀中で最大に



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USGS


前回、

カナダ沿岸警備隊の砕氷船 CCGS アムンゼンが過去20年で最大の海氷の中で身動きが取れず
 2015年07月23日

という記事で、カナダから北極の調査に向かった砕氷船が、膨大な氷に行く手を阻まれて身動きがとれなくなっていることを記しました。

この「現在、北極に氷が通常よりかなり多い」ことは、数値でも確認することができます。

カナダ氷層局( Canadian Ice Service )のデータによれば、北極東部の海氷面積が、1999年以降で最大を示しているのです。



1981年から1997年までの北極東部の海氷面積
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1998年から2015年までの北極東部の海氷面積
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カナダ氷層局




まあ、かつて、「 2013年から 2014年頃までに地球温暖化により北極の氷は消えるだろう」というようなことを言う方々もわりといたわけですが、そうはならなかったようです。

2009年のアル・ゴア元米副大統領の発言
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▲ 2009年12月14日の USA Today より。


2007年の BBC の報道
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▲ 2007年12月12日の英国 BBC より。


北極の氷は消えるどころか、ますます増えてきている上に、

精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に
 2015年07月22日

にありますように、今後十数年のうちに、地球が「ミニ氷河期入り」する可能性がかなり高くなっています。

そうなると、現行の砕氷船が凍りついた海で使用できるとも思えず、北極や南極に調査などで赴くこと自体が難しくなりそうです。

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