2015年7月27日のモンタナ州ローン・ピーク
・アメリカ国立気象局
アメリカ北西部に、この時期としては異常ともいえる寒冷前線が停滞していて、アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州などのロッキー山脈に連なる高地で、「真夏に雪が降る」という現象が起きています。
極端に気温が下がった地域は、大体、下のあたりのようです。
・girlschannel
7月下旬の降雪は極めて珍しいことだそうで、また、高地以外でも、気温が下がっているようで、農作物などの被害に対しての警告を気象局などが発しています。
霜による被害を受けた植物
・アメリカ国立気象局
日本は猛暑ですが、相変わらず、場所によってバラバラの極端さを見せてくれている最近の気候であります。
現地の気候について、米国 Yahoo! News からご紹介します。
Cold front brings rare July snow to Northern Rockies
Yahoo! News 2015.07.28
寒冷前線がロッキー山脈北部に7月の雪をもたらす
奇妙な7月の寒冷前線が、アイダホ州全体に記録的に低い日中の気温をもたらし、一部では凍結するほどの状態となり、また、7月27日にはロッキー山脈に雪が降るという、この時期としては非常に珍しい出来事が起きている。
アイダホ州、モンタナ州とワイオミング州上空を移動した、アラスカやカナダからの水分と冷たい大気の組み合わせは、この時期には通常見られることのないものだ。
ワイオミング州、西部モンタナ州、および中央アイダホ州に連なるスキーリゾートでは、降雪が3センチメートル近くとなった。
地元の農家は、霜による害を防ぐたに覆いなどをほどこした。
最低気温が 4度近くまで下がった場所もあり、メロンやキュウリのように、気温が 15度以上の状態を好む作物には、この低温は脅威になると地元の生産者は語る。
日中の気温もこの時期としては通常より 10度(華氏)ほども低く、アイダホ州の多くでは 7月27日に、7月下旬の低温の観測記録を更新した。
気象の専門家は、「7月に寒冷前線が移動するというのは極めて珍しいことです。以前に起きたことがなかったわけではないですが、やはり異常です」と述べる。