
▲ 2015年07月29日のベトナム LAO DONG より。
ベトナム北部で、過去 40年で最大降雨量を記録する豪雨により、現地のメディアの表現をお借りすれば、「歴史的な」洪水が発生したことが報じられています。
洪水発生時のクアンニン省チラン地区の様子


・tuoi tre
被害が大きかったのはクアンニン省という一帯で、人的な被害、家屋などの被害、経済的な被害を含めて、非常に大きな被害が出ているようです。
クアンニン省

・Google Map
水没した高速道路の上を走る救出ボート

・Vietnamnet
ベトナム軍による装甲車での救出活動

・DATVIET
被害は産業にも及んでいるようで、この地の石炭産業は 5000億ドン(約 29億円)にのぼる壊滅的な打撃を受けたと報じられています。
壊滅的な被害を受けた石炭採掘現場


・tienphong
気候の極端化の傾向が続きます。
マレーシアの英字メディア Sun Daily の記事をご紹介します。
Death toll rises to 11 in northern Vietnam floods
The Sun Daily 2015.07.28
ベトナム北部の洪水での死者数は 11人にのぼる
ベトナム北部で発生した歴史的な洪水によって、クアンニン省を中心として、少なくとも 11名が亡くなり、6名が行方不明となっていることを当局が明らかにした。
クアンニン省の長官は、「行方不明者が救出される可能性は非常に低いだろう」と述べた。
豪雨によって引き起こされた今回の洪水では、3,000あまりの家屋が破壊され、何万人もの人々が安全のために避難した。
今回の洪水は 7月27日からの3日間で 500ミリメートルという記録的な豪雨が降り続いて起きたもので、この雨量は 40年間で最大のものだ。
また、1500人以上の観光客が、豪雨で船を出せなかったことにより、ベトナムで人気のリゾート地のコト島で孤立した。



