▲ 2015年08月11日のメキシコ noticiasnet.mx より。
メキシコの、メキシコシティにも比較的近いオアハカにある村で、巨大な亀裂が突如発生したことが報じられています。サン・マテオ・トゥヌチという集落です。
オアハカの場所
・Google Map
どの報道にも、具体的な亀裂の距離は示されていませんが、町から他の町に向かって延びているほどの距離だということと、大規模な調査がおこなわれているようですので、それなりのもののようです。
・e-consulta
メキシコでは、ちょうど1年ほど前の 2014年8月18日にも、巨大な亀裂が発生しています。
2014年8月のメキシコの亀裂
・In Deep
また、2011年にも、チャルコ市という町で、巨大な亀裂が突如発生しました。
2011年7月のメキシコの亀裂
・In Deep
このメキシコからコロンビアくらいまでの様々な場所では、この数年間、「地殻変動のライン」のようなものが引けるような、まるで線に沿うように地盤の異変が起き続けています。
最近は地質、天候、そして経済も含めて、この「南米と中南米」というキーワードが少し大きくなってきているよう気がします。
チリやペルーでは、
・ペルーに襲来した数十年で最大の寒波によりアルパカとビクーニャ25万頭が死亡
という記事でもご紹介した、未曾有の寒波による動物の大量死が続いていまして、次回以降ご紹介できると思いますが、ペルーでは、アルパカなどの動物の死亡数が「 100万頭」に達したことが報じられています。
また、南米の今後の大きなイベントのひとつにブラジルのリオデジャネイロオリンピックがありますが、どんな感じになるものなのでしょうかね。
何しろ、8月11日には、ブラジルの格付けがジャンク債間際まで引き落とされるというようなこともあり、もし仮に今後、ジャンク債に落とされた場合、
「ジャンク債の国家でのオリンビック」
という、何だかイメージ的に奇妙なイベントになってしまう可能性もあります。
・出場選手がおう吐、下痢…リオ五輪ボート会場でジュニア選手権
スポニチ 2015.08.11
というものもあり、この原因が会場の水質汚染が原因の可能性が大きく浮上していて、ブラジルのオリンピックを含めて、また、南米の金融・経済状況の複雑化を含めて、今後、南米・中南米が世界の波乱の主役ともなる可能性があるかもしれません。