▲ 2015年08月13日の即時新聞より。
中国では、8月12日に、15日の時点で 80名以上が亡くなっている天津での大爆発があり、そして、同じ日には、陝西省で 60人以上が行方不明となっている大規模地滑りが発生したりと、非常に混沌とした出来事が続いています。
▲ 2015年8月12日の kazinform より。
地滑りの不明者60人超に=中国陝西省
時事通信 20105.08.12
新華社電によると、中国陝西省商洛市で12日に発生した大規模な地滑りで、生き埋めになった行方不明者は60人を上回ることが分かった。
習近平国家主席と李克強首相は救出活動に全力を尽くすよう指示し、政府は対策チームを現地に派遣した。
そして、その翌日の 8月13日には、香港の近くの東莞市(ドングァン市)で大規模なシンクホール現象が発生しました。下がその時の写真です。
・hk.apple.nextmedia.com
・Google Map
下は、ニュースで放映されたもので、その時に近くのアパートから、偶然、それを撮影した人の映像です。
このシンクホールによって、1名が亡くなり、数千名が避難したとのこと。
ところで、このシンクホールの「位置」なんですけど、上の画像や映像ではわかりにくいかもしれないですが、ちょっと位置がずれていたら、大変なことになっていた可能性があるのです。
実は、このシンクホールが発生したのは、下の写真でわかりますように、高層ビルの「すぐ隣」だったのです。
・strangesounds.org
というか、高層ビルの地下の部分にもシンクホールの影響は達している感じです。
危機一髪だった、と言ったほうがいいのか、今後、穴が拡大していった場合はいろいろと大変なことになりそう、と言ったほうがいいのかわかりませんが、都市部にこの規模のシンクホールが多発すると、高層ビルが多い中国の都市部では、わりと厄介なことかもしれません。
経済や金融でも激震の中心にいる中国ですが、他のいろいろなことでも、カオスの幅が広がってきています。