ホンジュラスの首都地殻の丘が崩壊し次々と破壊される住宅
▲ 2015年08月13日の Weather.com Hundreds of Houses Collapse Off Unstable Hillside in Honduras より。
少し前に、
・南米から北米への地殻変動ライン上で… : メキシコのオアハカに巨大な亀裂が出現
2015年08月13日
という記事を書きましたが、その後の数日間で、この「中南米のライン」で、様々なことが起きています。
エクアドルでは、コトパクシという活火山が 1877年以来 140年ぶりに噴火し、エクアドル政府による非常事態宣言が出されています。
政府は、エクアドルの首都キトで 100万枚のマスクを配付する準備をしているそうで、かなり大規模な噴火が今後も見込まれているということのようです。
噴火するコトパクシ山
・Telegraph
コトパクシは、富士山と似ていることから、日本の登山愛好家たちからは「エクアドルの富士山」と呼ばれることもあるのだそう。
普段のコトパクシ山
・summitpost.org
日本の富士山から見て、地球の裏側にも近い「富士山の兄弟」系が噴火した一方で、冒頭の写真にありますように、ホンジュラスでは、首都テグシガルパ近くの丘が「崩壊」を始めて、そこに建てられている住宅 250軒のうち、120軒がすでに壊されてしまったという報道がされています。
・Weather.com
現在この地は、エクアドル政府により、「住めない地」とされたようです。
先日の記事から続く「メキシコの亀裂」、「エクアドルの火山噴火」、「ホンジュラスの地盤崩壊」の位置は、それぞれ下のようになります。
この「ライン」では、2011年にも同じように、各地で次々と地殻の異変が起きています。
▲ In Deep 「中南米の「地殻変動ライン」: メキシコの地割れとグアテマラのシンクホールの位置」より。
今回はどうなるのかわからないですが、日本も含めて、火山や地質の活動は世界中で活溌になっています。