▲ 2015年09月03日のロシア 45News.ru より。
上の「エイリアンではなかった」という見出しは何かと思われるかもしれないですが、これはその前日に欧米で報じられたニュースに対しての「レスポンス」的報道だといえます。
その前日の報道とは、たとえば、下は、英国エクスプレスの「ロシアで謎のエイリアンの死骸に困惑する科学者たち」という記事です。
▲ 2015年09月02日の EXPREES Scientists baffled after mysterious "alien" corpse found in Russia より。
要するに、ロシアで上のようなものが見つかったのですが、それが欧米を中心に「エイリアン」として大きく報道されてしまったようです。
見つかったのは、ロシアのレニングラード州西部にある都市ソスノヴイ・ボールという場所の松林で、近くには原発があるのだそうです。
・Googla Map
この場所は、ロシアではありますが、ヨーロッパとの境のあたりの場所です。
見つかった死骸の大きさは、以下の写真で比較できると思います。
・Extranotix Misterio
近くで見ると下のようなものです。
・MIRROR
そして、冒頭のロシアの報道では、クラスノヤルスク生物物理学研究所での専門家の鑑定によって、まだはっきりとはしていないものの、「鳥類の胚」、つまり、卵の中の成長過程の鳥の死骸ではないか、という推論が出たということであります。
確かに、鳥の卵の中での成長過程というのは、とても「エイリアン」っぽい感じをする時があるのです。人間もそうですが、多くの生き物では、胎児の時代は生まれ出た後とはかなりちがう様相をしていることが普通です。
今回のロシアのものもそういうたぐいのものなのか、あるいは、何か他のものなのかは今のところは正確にはわかりません。