現在のソリカムスクのシンクホールの状態

▲ 2015年09月03日のロシア・トゥディより。
ロシア・ウラル地方のソリカムスクという場所で、2014年11月に「ソリカムスク陥没事件」という、巨大シンクホールの発生がありました。
この地には「廃坑」があるということで、それが原因らしいのですが、「今なお、シンクホールが拡大し続けている」ことが、最近の空からの撮影で確認されたということです。
ソリカムスクの場所

・Google Map
下は、昨年 11月にシンクホールが確認された時の写真です。

・RT
これでも、大きなものですが、2014年の写真と、今年8月に撮影された写真とを比較しますと、現在までに、どのくらい拡大したかがわかります。
左右の森と穴の距離などで見ていただくとわかりやすいかと思います。
2014年11月(大きさは縦20、横30メートル)
2015年8月(大きさは縦横共に約125メートル)
となっていまして、10ヵ月で4倍から5倍の大きさになってきています。
この後、どうなっていくのかは想像が難しいですが、さらに大きくなっていけば、このロシアのシンクホールが世界最大級のものとなるかもしれません。
なお、シンクホールで世界最大級というものの公式な数値があるのかどうかはわかりませんが、記憶にある巨大シンクホールとしては、2012年3月に、スウェーデンで発生したシンクホールがあります。
スウェーデン・マルムベリエトのシンクホール(2012年3月19日)

▲ In Deep 「スウェーデンで振動と共に地表に開いた世界最大級のシンクホール」より。
スウェーデンのシンクホールは、正確な大きさが示されていませんので、数字の比較はできないですが、写真を見る限りは、ロシアのシンクホールの方が巨大な感じがします。