ナイジェリア南部を襲った洪水
▲ 2015年09月07日のナイジェリアの英字メディア Daily Post Nigeria より。
今(9月10日)の日本の関東などの洪水もすさまじいもので、たまに報道を見ますと、信じられないような見出しに出くわします。下は、鬼怒川沿いの旅館が6階まで水没したことを報じるものです。
・テレビ朝日「鬼怒川の旅館、6階まで浸水 栃木・茨城に特別警報」より。
今は時期的に、確かに洪水などが発生しやすい時であるとはいえ、この雨と洪水は、最近の日本では見ないもので、気象庁が「異常事態」と表現していることもうなづけます。
そして、同じ時期の世界各地でも「黙示録的」ともいえる壊滅的な洪水が発生しています。
ナイジェリア
・Daily Post Nigeria
ナイジェリア南部から西部では、「7時間降り止まない豪雨」のため、9月7日までに、400軒の家屋が流され、30人が死亡しました。また、数多くの家屋、家畜、農作物が大きな被害を受けたと報じられています。
インド・アッサム州など
・QUARTZ India
インドではこの数週間、各地で豪雨が続いていて、豪雨のため、9月8日まで150万人が被災し、少なくとも、50人が亡くなったと報じられています。
イタリア・シチリア
また、イタリアのシチリアでも、短時間での豪雨によるものと思われますが、一気に冠水した道路に車が流されていく様子が撮影されています。
・MIRROR
どこの洪水も、想像を越えた雨量によるものですが、雨量の観測史上最高値の更新は、この2〜3年、さまざまな国で見られているもので、気候に関しては、新たな段階に入ったといえるのかもしれません。