史上最悪のスモッグの中で記念撮影するマスク恋人(11/30 北京)
・Beijing issues alert with pollution at extremely hazardous levels
中国の北部から東部にかけての広い地域で、大気汚染がこの冬最悪の水準となっていて、そのレベルは、下の報道のように、「災害レベル」に達していると報じられています。
▲ 2015年12月01日の AP より。
大気汚染物質 PM2.5 の濃度は、中国当局が安全と定める基準の「35倍」に達していて、北京の PM2.5 濃度は、1立方メートル当たり 630マイクログラムとなっています。
これがどのくらいの「濃さ」かといいますと、日本の環境省の基準では、
「外出を控えるように注意喚起が発令される水準が 70マイクログラム」
ということですので、日本での外出自粛水準の9倍という、ものすごい濃度になっているようであります。
ここまでものすごいと、ちょっと体験したくもなりますが、いずれにしても、そのような中でも、北京の人たちは外へと出ていて、それぞれに活動しているようです。
下は天安門のようですが、もう、こんな状況で、何を撮影して、いったい何が写るのかわからない「形而上的な撮影風景」という感じもややします。
曖昧な対象を撮影する北京の人たち(天安門広場 12/01)
・news.qq.com
中国のメディアで、北京の様々な場所の「スモック前とスモック後」の光景を比較している記事がありましたので、ご紹介したいと思います。
むしろ何だか幻想的にさえ思えてくる光景が続きます。
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北京の通常の風景と12月1日の風景の比較