12月4日のイランのメディア報道より

・IRNA
冒頭のように、12月3日に、イランで大雪が降ったことが報じられていました。
大雪が降ったのは、イラン西部のサルマスという、これが州などの区分なのかどうかはわからないのですが、「 50の村が閉ざされた」とあるので、それなりの広いエリアのようです。
サルマスの場所

・Google Map
イランという国での「雪」というものが、どの程度珍しいのかわからなかったので、少し調べてみますと、昨年、下のように「イランで 50年ぶりの大雪」という報道がありましたので、それなりに珍しいことのようです。
雪で遊ぶ若者たち、50年ぶり大雪のイラン北部
AFP 2014/02/05
イラン首都テヘランの北にあるトチャル山で2月3日、雪で遊ぶ若者の姿が見られた。地元イランのメディアによると、イラン北部は50年ぶりの大雪に見舞われ、電力供給が止まり、住民が孤立化している。
そして、イランは、今年も「早くも大雪」ということになったようで、中東の気候の変化は、特に激しさを感じますね。
上の地図を見ますと、サルマスという場所は、トルコやアゼルバイジャンと近いところのようですが、トルコでも異例の大雪が降っています。
12月4日のトルコのメディア報道より

・Milliyet.com.tr
この感じですと、地図の状況を見る限り、まだ調べていませんが、イラク北部や、シリアの一部などでも過酷な天候になっている可能性があるのかもしれません。
イラクの状況について、冒頭の報道の概要をご紹介します。
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・IRNA
イラン西部サルマスで、50の村が大雪のため孤立
まだ、冬は始まったばかりだが、トルコ国境に近いイラン西部サルマス地域の山岳地帯において雪が降り続けており、これまでの積雪は 75センチメートルに達している。
この雪により、サルマスにある 50の村々が外部から遮断された。12月3日の夜に、IRNA 記者とのインタビューによれば、山間部で、30〜 75センチメートルの積雪となっているという。
現在、当局は、雪で閉ざされた道を再開させようと努力している。
サルマスの知事は、車の運転には十分に注意をして、また、不要不急の外出を避けるように住民たちに警告した。
地域の災害管理調整委員会の代表者は、現在の道路では、チェーンなしでの走行は不可能だと述べている。
また、西部アゼルバイジャンのいくかつかの町も雪に見舞われた。




