洪水で流される家屋 / 2015年12月6日
・euronews
ノルウェーで、並外れた悪天候による大洪水が発生したようで、メディアでは、下のように「 200年に 1度の洪水」と表現しています。
▲ 2015年12月07日の現地英字メディア THE LOCAL より。
ヨーロッパの各地では、秋以降、非常に荒れた天候に見舞われる地域が増えていて、先日の記事、
・”カオスUK” :英国で「過去のあらゆる雨量の記録を上回る雨」により、かつてない規模の大洪水が発生
2015/12/08
でのイギリスの嵐も、観測史上で例のないものでした。
ギリシャでは、9月に入って以来、大洪水が起きたり、下のような信じられない悪天候に見舞われたりしています。
ギリシャ・テッサロニキで9月12日に撮影された写真
・Apocalipsis I + II
ギリシャ・スコペロス島で9月22日に起きた大洪水
・efimerida sporades
ギリシャの光景はどちらも黙示録的でさえありますが、最近は、とにかく「雨」と「洪水」の報道がとにかく多く、そして、これらの「続く悪天候」は、やはり始まったばかりのようにも思えます。
ノルウェーの洪水について、米国ニューズウィークの記事をご紹介します。
記事にもありますが、最近は、スカンジナビア半島全体が、異常気象に見舞われているようです。
Sponsored Link
Houses Washed Away in Norway Floods
Newsweek 2015/12/08
ノルウェーの洪水は家々を流し去った
ノルウェー西部で二日間に渡り続いている洪水が記録的な規模となっている。
シネ( Synne )と名付けられた嵐により、ノルウェー西部で、二日間で 170ミリメートルの雨が降り、いくつかの場所で大変な被害となっている。
ノルウェーの地元メディアによれば、ローガラン州のヴェルクレイム( Bjerkreim )市が最も深刻な被害を受けているという。
市当局は、「洪水の高い水位が停電を引き起こしており、また、携帯電話などの移動通信も使えない状態だ。道路が閉鎖された場合に、連絡をとることが非常に難しい状況になっている」と述べた。
ローガラン州のエイゲルサンド( Eigersund )市では、降雨量の観測史上の最高値を更新し、多くの人たちが、洪水によって、家からの避難を余儀なくされた。
エイゲルサンド市の市長は、「現在までの総雨量は、1897年以来、200年ぶりの雨量となっています」と地元メディアに伝えた。
ローガラン州では、洪水に対しての最高ランクの警報「アラート4」が発せられている。
スカンジナビア半島では、南部全域が最近、異常気象に見舞われている。 AP通信は、 11月28日の週末に、スウェーデンとデンマークで、毎時128キロメートルのすさまじい強風が建物を破壊し、木々を倒したことを報じた。