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2015年12月17日


イエローストーンから伸びているアイダホ州の地質構造帯で群発地震が続いている



idaho-earthquake.gif

▲ 2015年12月11日の米国 7KTVB より。


アメリカのアイダホ州で、先週以来、小さな地震が集中的に起きています。

この地震が多く報道されている理由は、

・アイダホ州での過去最大の地震は、現在、群発地震が起きている場所で起きた

・群発地震が起きている場所が、イエローストーン公立公園から、地質的に伸びている「センテニアル・テクトニック」という地質構造帯上で起きている


というふたつの理由からのように思います。

このあたりは、ふだんは、ほぼ地震のない場所です。

群発地震が起きている場所
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・Google Map


そして、この、ほぼ同じエリアでは、昨年にも群発地震が起きていたということも思い出されます。


2014年3月から4月のアイダホ州の群発地震
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MSB


この連続で起きている群発地震が、イエローストーンの活動と関係があるかないかはともかく、最近のアメリカは、

オクラホマ州での地震の発生数がいよいよ異常な領域に : 今年だけで地震の回数は「5000回超」
 2015/11/28

など、いろいろなところで地震が増加していまして、それらの場所では専門家たちから「大きな地震がいつ起きても不思議ではない」ということが言われています。

地震は世界的にも増えていますが、いろいろとどうなのでしょうかね。

アイダホ州の地震について、アメリカの報道からご紹介します。

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Another earthquake swarm shakes east-central Idaho
7KTVB 2015/12/11

アイダホ州中東部でまたも群発地震が発生

12月の第二週から、アイダホ州中東部で 40回以上の小さな群発地震が記録されているが、専門家によれば、さらに別の群発地震がこの地域で起きているという。

12月11日、アイダホ州チャリス当局は、12月8日から始まった、この群発地震による被害は確認されていないことを報告した。

今回の群発地震での最大マグニチュードは 2.9だが、この地域では、今年 1月にマグニチュード 5の地震が発生しており、専門家たちは、これの群発地震と大きな地震との関係があるのかどうかということについて、この断層に対しての研究を進めている。

アイダホ州で最大規模の地震は、1983年に今回の群発地震と同じ場所で起きた、マグニチュード 6.9の地震だ。この場所は、アイダホで持ったも高い峠であるボラー峠( Borah Peak )の近くだ。

アイダホ大学の地質学者、ウィリアム・フィリップ( William Phillips )氏は、地質学者たちは、この群発地震が大地震のような現象につなかるかどうかははっきりとはしないと述べている。


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