2016年01月19日の報道より
・Caron
ニュージーランドで、「足があるような奇妙な魚」が捕獲されて、今のところはこの生物の種別がわからないということで、やや話題となっています。
海岸でシュノーケリングをしていた人によって見つけられたものですが、「いつの間にかボートの(おそらくは釣り用の)餌置き場の中にいた」ということだったそうです。
見つけた人も何の生き物だかわからなかったせいもあり、ニュージーランド国立博物館に写真と冷凍したその生物そのものを持ち込んだところ、「調べてみなければ、何かわからない」ということで、現在、博物館と魚類の専門家たちが調べているとのこと。
ニュージーランド国立博物館の Facebook より
動画も撮影されています。
博物館の説明では、カエルアンコウの一種ではないかとのことですが、それ以上のことは調べてみないとわからないとか。「カエルアンコウ」というのは聞き慣れないですが、かつてイザリウオという名称だったもので、2007年に名称が変更されたそうです。
下のような魚の種類の魚たちの一群です。
カエルアンコウ(旧イザリウオ)の一種
・oranku.com
ニュージーランドのこの奇妙な生き物について、海外の報道からご紹介します。
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Weird 'fish with legs' found by New Zealand snorkelers puzzles scientists
Chron 2016/01/19
ニュージーランドでシュノーケリングの際に見つかった奇妙な「足のある魚」が、科学者たちを困惑させている
最近、ニュージーランドでシュノーケリング中に見つかった奇妙な魚について、専門家たちは、これが一体何であるのかを決定するための検討を続けている。
体長約 10インチのこの黒い生物は、足のある魚のようにも見えるし、あるいは、鳥やコウモリとも似ている部分がある。
この生き物は、クラウディア・ハウスさんをはじめとした数家族が、ニュージーランド湾でシュノーケリングをしている時に発見したものだ。
ハウスさんたちは、その奇妙な魚の写真を撮り、そして、この魚の種類の識別を求めるために、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワに写真を送った。
博物館の広報担当は、1月19日、
「この奇妙な生き物は、カエルアンコウ(旧称イザリウオ)の一種である可能性が高いと思われますが、詳細な検討を経てからでないと、この生き物が何であるということを述べることはできません」
と電子メールで述べた。
その後、博物館は、 Facebook 上で写真発表した。
ニュージーランドの魚類の専門家であるアンドリュー・スチュワート( Andrew Stewart )氏は、翌日までには、この生き物を解凍し、頭部を調べた後に識別できることになるだろうと、電子メールで答えた。
この魚は、ニュージーランドの北島の北東海岸近くから約2メートルのところで見つけられた。
シュノーケリングをしているあいだに、知らないうちに、ボート後部にある生き餌入れの中にいたのである。
魚は見つかった時には元気だったが、その後死んでしまった。この標本は、ニュージーランド博物館に収められるだろうとスチュワート氏は言う。