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2016年02月07日


ネッタイシマカだけではなく、日本にも広く分布する「ヒトスジシマカ」もジカウイルスを媒介するか?



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2016年2月6日の米国ニューヨーク州地元メディアの報道より
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2016年2月7日現在、世界 33カ国に感染が確認されているジカウイルスですが、そんな中で、最大の感染地域であるブラジルではリオのカーニバルが始まり、世界中から人々が集まっています。CNN の報道によれば、観光客の客足は昨年比でまったく衰えておらず、昨年より多い100万人を超えるであろう規模の観光客の人たちが押し寄せているようです。

これで、ジカウイルスの世界中への拡大の可能性はさらに大きくなった可能性もありますが、そんな中、アメリカのメディアで、

「ヒトスジシマカが、ジカウイルスを拡散させる」

という可能性についての記事が載せられていました。

これまで、ジカウイルスは、熱帯や亜熱帯などに住む「ネッタイシマカ」という蚊が媒介するとされてきましたが、ヒトスジシマカ(日本のほぼ全国にいる蚊と同じものです)もジカウイルスを感染拡大させるのだとした場合、感染「可能性」地域は飛躍的に広がることになると思われます。

国立感染症研究所のページによりますと、

ネッタイシマカ : かつてわが国でも熊本県天草、琉球列島で生息が確認されたが、1970年代以降採集されておらず、現時点ではわが国に分布していない。もともとアフリカに起源のあるヤブカで、大帆船時代に人の移動とともに世界各地に分布を拡大した。


ヒトスジシマカ : 東南アジア原産のヤブカで、わが国では沖縄県から東北地方まで広く分布する。関東地方以西では、恐らく人が吸血される確率のもっとも高い種類だろう。1980年代から北米、中米、南米、オーストラリア、ニュージーランド、地中海沿岸地域、マダガスカル、アフリカという具合に、かなり広範に分布を拡大し続けている。


となっていて、記事を読む限りでは、このヒトスジシマカがジカウイルスを拡散させる可能性がかなり強くなっていまして、いろいろと懸念されます。

ちなみに、ジカウイルスは昨年の数ヶ月間だけで、下のように広い範囲に感染拡大しています。

2015年から2016年初頭までにのジカウイルスの感染が確認された主な国
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In DeepQuartz

仮に、ヒトスジシマカがジカウイルスの感染を拡大させるものならば、アメリカ大陸全域も春過ぎからは感染射程圏に入ります。日本を含む東アジアのほぼ全域も射程圏に入りますが。

アメリカのニューヨーク州のその記事をご紹介いたします。

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Scientists warn of Asian tiger mosquito link to Zika
lohud 2016/02/06


ジカ熱とヒトスジシマカの関連を科学者たちが警告


科学者たちは、ジカウイルスをニューヨークにまで運ぶ蚊が存在するかどうかについて疑問に思う必要はない。

なぜなら、その可能性を持つ蚊がすでにニューヨークもにいるからだ。

ジカウイルスは、世界の亜熱帯地域で見つかるネッタイシマカによって運ばれることが知られているが、しかし、感染症の媒介と関係するかもしれない、もうひとつの種にヒトスジシマカ( Asian tiger mosquito )がいる。

ニューヨークにはネッタイシマカはいなくとも、ヒトスジシマカは検出される。

最近、研究者たちは、ヒトスジシマカがジカウイルスを拡散する可能性について警告している。

この科学者たちの警告は、蚊が媒介するジカウイルスが現在、中南米とカリブ海諸国の人々に感染し、世界的な健康危機を引き起こしている状況の中で真実性を増している。

ジカウイルスの爆発的な感染拡大は、小頭症で生まれる赤ちゃんの数の急増と関係しているという懸念がある。小頭症の赤ちゃんは通常よりも頭が小さく、重度の脳損傷を伴う。

科学者たちのジカウイルスに対しての研究はまだ道半ばであり、このウイルスがどのように感染し、そして、どのように人体に影響を及ぼすのかを突き止めようとしている。

アメリカ疾病予防管理センター( CDC )は、2月5日に、感染予防についての新しいガイドラインを発行した。ガイドラインでは、妊娠中の女性に対して、ジカウイルスの流行地域に住んでいるか、あるいは旅行をした男性との性交渉は避ける、あるいは、コンドームを使用することを勧めている。

アメリカで、ヒトスジシマカがジカウイルスを運ぶかどうかは現在のところ定かではない。なぜなら、今の季節は蚊の活動時期ではないからだ。

ヒトスジシマカは、他の地域ではジカウイルスを拡散することができるにも関わらず、科学者たちは、アメリカにおいて、ヒトスジシマカが同じ能力を持っているかどうかを決定できないでいる。

ニューヨーク医科大学の生態学者トーマス・ダニエルズ( Thomas Daniel )教授は、

「ヒトスジシマカは、実験室においては、ジカウイルスを運ぶ能力を持っていることがわかっています。しかし、自然の中で同じなのかどうかは、今のところ、私たちにはわからないのです」

と述べる。

ニューヨーク州の保健当局は 2月5日、天候が暖かくなるとすぐニューヨーク州のいくつかの郡では、ヒトスジシマカを含む蚊の活動が始まるだろうと発表した。

「今後、ニューヨーク州の蚊がジカウイルスを運ぶかどうかについて決定するためのテストが行われます」と、ロックランド局の蚊対策課の代表者は述べた。

ニューヨーク州では、ロックランドの女性を含め、過去2週間で 11人がジカウイルスと診断されている。

感染が確認された人たちは、ジカウイルスが流行している地域を訪れていたことが報告されている。

州保健当局は、州内の妊娠中の女性は流行地域への旅行を避けるように警告している。





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