・CBS12
2月14日に、アメリカのフロリダ州の沖合に、大西洋側の沖合に、少なくとも「数万匹」のサメの大群が押し寄せていることが確認されました。
上の写真は航空写真でわかりにくいですが、「黒い点」のようなものがすべてサメです。
サメが展開しているのは広い範囲のようですが、特にパームビーチという海岸の沖で多く確認されているようです。
・Google Map
集まっているのは、カマストガリザメという種類で、 Wikipedia によりますと、全長 1.5メートル程度で、それほど大きなものではないようです。
カマストガリザメ
・Wikipedia
ちなみに、さきほどの航空写真では、このビーチでスポーツに興じる人も写っていて、おそらくサメの大群に気づいていないのでしょうが、
「サメの大群のすぐ近くをスタンドアップボードでを楽しんでいる人」
が見出されました。
おそらくサメの大群に気づかずボードを楽しむ人
スタンドアップボードは、英語ではパドルボード( Paddle Board )と言われている、ボードの上に立ってパドルで水を漕ぐもので、最近は日本の海でもよく見かけます。
ちなみに、このフロリダ州の海岸線には3年前にも数万匹のサメが集まっていて、その時には海岸ギリギリまでやってきました。
2013年3月7日の英国デイリーメールより
・Daily Mail
これについては、
・アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか(1)
In Deep 2013/03/08
という記事に書いたことがあります。
アメリカ周辺の海はここ数年一貫して何かおかしなことになっています。
では、現地の状況について、CBSニュースの内容をご紹介します。
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Tens of thousands of sharks spotted off Palm Beach County beaches
CBS12 2016/02/13
数万匹のサメがパームビーチで目撃される
最近、フロリダ州パーチムビーチ沖で撮影されたビデオには、海岸線から数十メートルの海域に数万匹のサメがいるという驚くべき光景が収められている。
フロリダ・アトランティック大学の生物学教授スティーブン・カジウラ博士( Dr. Stephen Kajiura )は、メディア「シャークウィーク」に、2月12日に大西洋上で撮影した動画を公開した。そこには、約 500匹のサメが写っている。
カジウラ博士は、カマストガリザメの移動調査の一環として、マイアミビーチに沿ってビデオを撮影していた。
博士は取材に対して「大変な光景です。文字通り、海岸から石を投げれば届く範囲に数万匹単位でサメがいるのです」と述べた。
このサメは冬季には、水温が高い海域を求めて大西洋沿岸の沖を移動し、また、今は繁殖の時期とも合致する。
博士は、今回の移動について、大半はパームビーチからシンガーアイランドもしくはジュピターインレットまでの沿海にいると説明した。