110年ぶりに噴火したニカラグアのモモトンボ火山
・Express
最近はジカウイルスのことが話題となることが多い中米ですが、ホンジュラスとコスタリカにはさまれた位置にある、中米の中でも「北米と南米の本当に中間あたりにある、本当の中米」ともいえるニカラグアで、昨年 12月から3つの火山が同時に噴火していて、4つの火山も活動を始める徴候を見せていることが報じられています。
ニカラグアの位置
・Google Map
現在噴火しているのは、ニカラグアのモモトンボ山、テリカ山、マサヤ火山(ボルカン・マサヤ)の3つの火山で、モモトンボ火山は 110年ぶりの噴火だそうです。
モモトンボ山
・モモトンボ
テリカ山
・Telica
ボルカン・マサヤ
・Masaya Volcano at night
そして、火山性の地震が記録され始め、噴火する可能性が強いのが、セロ・ネグロ山という火山です。
セロ・ネグロ火山(写真は1968年の噴火より)
・Cerro Negro
南北アメリカ大陸の地理的な「要」といえそうなニカラグアの火山活動の激しい増大について、英国エクスプレスの記事からご紹介させていだきます。
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Three volcanoes erupt in Nicaragua, and a fourth may join them – Disaster experts on alert
Express 2016/02/23
ニカラグアの3つの火山が噴火で山頂部を吹き飛ばしたことを受けて、専門家たちは監視を現地に送った
アメリカとイギリス、そして、コスタリカの専門家たちは、ニカラグアで3つの大きな火山が噴火した後、4つめの噴火の可能性も懸念し、現地の監視を強めている。
噴火中の火山の中で最大のものは、レオン市近くにある 1297メートルの高さのモモトンボ火山(Momotombo)だ。
モモトンボ火山は、ニカラグアの首都マナグアから北側に約 40キロのところにあり、2015年12月に 110年ぶりに噴火し、それ以来活発な噴火を続けている。
モモトンボの突然の噴火は地元の地質学者や地元住民をずいぶんと狼狽させたことが、現地で報じられている。
現在、アメリカとイギリス、そして、コスタリカの専門家チームがニカラグアに派遣され、状況を慎重に検討しながら、観測を続けている。
他に噴火している火山は、テリカ山(Telica)とボルカン・マサヤ(Masaya)で、これらは、モモトンボ火山と同時に噴火を始めた。
そして、まだ噴火はしていないが、セロ・ネグロ火山(Cerro Negro)は、先週、火山性の地震を記録している。