- シンガポールのリゾートビーチで捕獲された「100本の触手を持つ」奇妙な生き物
- ロシアのチュメニで発生した原因のわからない「小鳥たちの大量死」の背後にあるもの
- スズメバチが「消滅」した今年のイギリスの夏
- 巨大化する魚類:フロリダで釣り上げられた45センチのシャコ
- 米国カリフォルニア州の干ばつのために住居エリアの周辺にガラガラヘビが多数出没し始めている
- 米国ミシシッピ川周辺で黙示録的な光景を作り出しているカゲロウの大発生
- チェルノブイリ近郊でナマズが巨大化している理由は?
- タイ:首都バンコク郊外のマングローブ林で推定体重 20トンのクジラの死体が発見される
- 英国で増え続ける突然変異の「耐毒性を持つ巨大ネズミ」: 今年末までにその数は1億6千万匹まで増えると試算
- ポルトガルで発生した「イナゴ竜巻」の光景
【動物たちの異変】 の記事一覧
2014年10月15日
シンガポールのリゾートビーチで捕獲された「100本の触手を持つ」奇妙な生き物
▲ 2014年10月14日の英国ミラーの記事'Alien' sea creature with 100 arms found by fisherman moves like something out of your nightmares より。
イギリスのメディア「ミラー」で上のような記事を見かけました。
シンガポールで深海漁師をしているオン・ハン・ブーン( Ong Han Boon )さんが「触手が多数ある今まで見たことのない海洋生物」を海中で見つけ、捕獲したという内容です。
これは、ミラーの記事には「悪夢の中から飛び出してきそうな」とあるのですが、写真よりも、動画のほうがそのイメージは湧くと思います。
下が動画です。
音はこちらで入れたものなのですが、むしろエイリアン的な雰囲気を強くしてしまいました(笑)。
この生き物が捕獲されたとされるシンガポールのセントーサ島はシンガポールの重要な観光ビーチで、下の位置にあります。
捕まえたブーンさんは 54歳で、長年、漁師をしていますが、これまでこんな生き物は見たことがなく、最初に見た時には、「エイリアンか、または何かの種類が突然変異を起こしたように見えた」と語っています。
そして、自分ではこの生き物の正体がわからないため、ブーンさんは、インターネット上に動画をアップして、見当のつく人の話を聞きたいと思っているのだそう。
ちなみに、このミラーの記事の最後には、下のようなアンケートがありました。
「この生物が何だと思いますか」という項目に、
・エイリアン
・汚染による突然変異体
・発見されていなかった新種の生物
・作り物
・放射性ボット・ヌードル
とありました。
この項目の最後の「放射性ポットヌードル」というのは、多分、ギャグを意図した項目で、実は、イギリスには「世界でもっともマズイ」と言われているカップ・ヌードルが存在するそうで、それが Pot Noodle (ポット・ヌードル)という名称なのでした。
このポット・ヌードルの味に津いては、ロケットニュースの「食べた人が「史上最悪のヤバさ」と断言するカップラーメンを食べてみた」などに食体験記事があります。
その話はともかく、アンケートの結果は、まだ進行中ですが、現在は下のようになっています。
「新種の海洋生物」という意見が最も多いですが、「汚染による突然変異」という意見が多いです。
できれば、ブーンさんが生きたまま、どこかの海洋研究所に持ち込んでくれたのならありがたかったのですが、それについては記事にはありいませんので、現在この生物のようなものが生きているのかどうかは不明です。
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動物たちの異変
2014年10月03日
ロシアのチュメニで発生した原因のわからない「小鳥たちの大量死」の背後にあるもの
▲ 2014年9月29日のロシア tvzvezda より。
ロシアのチュメニという街で、小鳥たちの大量の死体が路上に散らばるという事態が続いているようです。
・monavista
死んでいるのは、主に、スズメや、シジュウカラなどを始めとする「カラ類」に属する小鳥たち。
カラ類の小鳥
・Wikipedia
これらの鳥が、チュメニのいたるところに死んで路上に落ちているようなのです。
いくつかのロシアの記事を読んでみますと、
・どの鳥もいかなる病気にも感染していない
・いかなる傷や怪我もない
ということで、しかも、ほとんどの死体がショッピングモールで見つかっているということもあり、不思議な出来事として取り上げられています。
この「チュメニ」というロシアの街は下の位置にあります。
ちなみに、今回のこととは全然関係ないですが、このチュメニのすぐ南西には、2013年 2月に上空で隕石が爆発したチェリャビンスクがあります。
小鳥の大量死の原因は現在調査中ですが、考えられる原因としては、一般的には、
・肺疾患や腎不全
・鳥インフルエンザ
・ウイルス感染症
などの病気。
ただし、感染に関しては調べられていて、それらの可能性はほとんど除外されています。
あとは、
・毒餌などにより毒殺された
・ショッピングモールの窓にぶつかった
などの意見が出ているそうですが、「鳥たちが次々とショッピングモールの窓にぶつかって死亡した」というのは考えにくいことで、そんなことがあるなら「まるで鳥たちの自殺のよう」として、冒頭に貼りました報道のタイトルがついたようです。
私個人としましては、鳥の異常と聞くと「磁場の異常」という文字が頭をかすめますが、そのあたりにつきしましては、現在、ロシアのシベリア地方で磁場の異常が起きているかもしれないということを書きました、 In Deep の、
・ポールシフトに関する最近の緊迫 : 北の「磁極」がシベリアにまで移動しつつあるという情報の真偽。そして、ロシア空軍から報告された「アメリカの磁場異常がカタストロフを引き起こす」という情報の真偽
2014年06月18日
という記事に、ロシアからアメリカの広い範囲で「磁場の異常が起きているかもしれない」ことについてふれていますので、ご参照いただければ幸いです。
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動物たちの異変
2014年09月22日
スズメバチが「消滅」した今年のイギリスの夏
▲ 2014年9月7日の英国 Daily Mail より。
ミツバチに関しては、世界中でその数が減り続けていることや、あるいは、蜂群崩壊症候群( CCC )と言われる、ミツバチが原因不明に大量に失踪する現象はよく知られているところですが、今年のイギリスは、
・スズメバチが極端に減少している
のだそうです。
なお、ここでは「スズメバチ」という表記をしていますが、デイリーメールでは、 WASP という単語を使っていて、この WASP (ワスプ)という単語は、 「スズメバチ上科のうち、スズメバチやアシナガバチなど捕食性の大型蜂を指す」もので、必ずしも、スズメバチだけを指す単語ではないのですが、便宜上、スズメバチと訳させていただいています。
スズメバチは、害虫としてのイメージが強く、確かにおそろしげな側面があるのも事実ですが、実際には、農作物の害虫を補食する益虫である面も強いそうで、「消滅する」というようなことになると、これはやはり問題であるようです。
最近の日本で思うのは……たとえば、私の実家は北海道ですが、小学生の頃は、夏には様々な虫がいました。草原ではキリギリスがうるさいほど鳴き、トノサマバッタがどこかしこで飛んでいました。ミズカマキリとかニホンザリガニなんかも、いくらでも取れたものでした。
今年の夏に帰省した時に思ったのが、「虫の声がほとんどしない」ことでした。
そして、実際にあまり見ません。
もちろん、住まれている場所(地方や都市部)によって差はあるでしょうけれど、なんというか、「確実に虫は減っていっている」ということは、どなたでも、昔を思い出すだけで実感できるのではないでしょうか。
小さな頃は、夜になれば、外灯の周囲をいろいろな虫が飛び回っていたものですが、今は、特に都会では外灯の周囲を飛ぶ虫を見ることなどはありません。
厳密な意味ではなく、感覚的な意味で「いろいろと絶滅している」という気がします。
そんなわけで、英国のデイリーメールの記事をご紹介しておきます。
Buzz if you know the answer… where have all the wasps gone? Concern that the garden pest-eating insects have 'vanished'
Daily Mail 2014.09.07
答えを知っているのなら教えてほしい……すべてのスズメバチはどこに行ってしまったのか? 庭の害虫の補食者が「消滅」してしまったことへの懸念
今年の夏、ピクニックやバーベキューを楽しみながら、あなたがたのうち注意深い方は、周囲の風景に何かが欠けていたことにに気づいたのではないかと思われる。
いつもあなたのサンドイッチの周りを飛び回るハチ( WASP / スズメバチやアシナガバチの総称 )の羽音が聞こえなかったのではないだろうか。
自然保護家たちや害虫駆除業者たちも同様に、この夏のハチの数の著しい減少に気づき、懸念を抱いている。
今年のイギリスは、6月と7月に非常に暑い気候を経験した。そのことにより、今年の果物類の収穫は素晴らしいものだった。そのため、ハチたちにとっても、今年の夏は繁栄の夏となるように思われていた。
しかし、昆虫の専門家たちは果樹園や牧草地において、明確にハチの数が少ないことに気づいた。通常なら、これらの場所は、秋の初めにハチたちが腹一杯にエサを食べる場所だ。
どうして、今年が昆虫たちにとって、こんなに悪い年となってしまったのか、その理由は明確にはわかっていない。しかし、これは私たちがイギリスで過去数年見てきたムチャクチャな気候と何らかの関係を持つものと思われる。
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動物たちの異変
2014年09月06日
巨大化する魚類:フロリダで釣り上げられた45センチのシャコ
▲ 2014年9月4日の NY Daily News より。
昨年あたりから「巨大化した海洋生物」のニュースをよく目にするんですけれど、よくあることではあるので、記事にはあまりしませんでした。しかし、上のは何だかすごいと思いまして。
タイトルには甲殻類を意味する crustacean という言葉が使われていますけれど、他の報道では、「エビ」と書いてあったものもありました。
冷静に見ると、日本では寿司ネタにもなる「シャコ」のたぐいだと思います。
この写真は、フロリダ州の魚類野生生物保護委員会が FaceBook 上で公開しています。
このような「魚類の巨大化」というのは、多分ですけれど、実際に進んでいるような気もしないでもなく、たとえば、下は写真は、アメリカの KCRA というテレビ局のニュースで、7月に報道された「アメリカの各地で捕獲された巨大化した金魚」に関しての報道です。
・KCRA
8月21日には、「サメが巨大なハタに一瞬にして食べられる」という衝撃的な映像が報道されたというのも、記憶に新しいところです。
あと、魚類じゃないですけれど、8月17日には、米アラバマ州で、450キロのワニが捕獲されました。これは、アメリカで捕獲されるワニとしてはこれまでの最大級のようです。
・al
ちなみに、このワニを捕獲したのは、写真の右側の白いTシャツを着た男性の隣にいる女性です。彼女は、ワニ狩りが趣味だそうで、過去にも巨大ワニを捕獲した経験がありますが、今回のはそれをはるかに上回るそう。
どういう理由によるものだかわからないですけれど、海や川の生き物が巨大化していっているように感じる報道が多いのはいいことなのか、そうでもないのかわからないですが、このあたりにも、何らかの変化を感じたりします。
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動物たちの異変
2014年07月28日
米国カリフォルニア州の干ばつのために住居エリアの周辺にガラガラヘビが多数出没し始めている
・CBS News
カリフォルニアでは、昨年以来、この数十年で最も深刻だとされる干ばつが続いています。
最近、英国デイリーメールで公開されたカリフォルニアの広範囲の写真で、現在のカリフォルニアから「芝生」とか「草原」といったものが消えていっている様子がうかがえるほど、その干ばつの状態はひどいものです。
▲ カリフォルニアの現在の様子。 2014年7月24日のデイリーメールより。
そして、このカリフォルニアで、「人びとの住居周辺にガラガラヘビが出没することが増えている」と報じられていました。
この原因としては、干ばつの影響が考えられているとのこと。
メカニズムとしては、カリフォルニアでは、全体的に水そのものが不足しているわけで、その影響はあらゆる動物たちに及んでいるわけです。
例えば、ヘビのエサとなるような小動物なども水不足の影響下にあるわけで、それらの動物は、水道などのある人家のほうへとやってくることが多くなり、それと共に「ガラガラヘビもやって来る」ということになっているようです。
少なくとも、ガラガラヘビは猛毒を持つヘビとして危険は危険なわけで、カリフォルニアの住民たちは干ばつと共に新たな厄介を巣抱え込んでしまったようです。
米国 CBS News からご紹介します。
Rattlesnakes are slithering closer to homes in Northern California
CBS News 2014.07.26
カリフォルニア北部で、ガラガラヘビが人家近くにまで這いずってきている
カリフォルニア北部で、ガラガラヘビが住居近くで出没するケースが相次いでいる。ある専門家は、これはカリフォルニア州の干ばつのためであると考えていると述べる。
ガラガラヘビの駆除事業を 30年近くおこなっているレン・ラミレス氏は、今年のヘビの駆除依頼は、この30年間で最も多いという。
「今日だけでも4度の依頼があった。これから夜にかけて、どのくらいの電話があるのかわからないが、今日も仕事の長い日となりそうだ」と彼は述べる。
今週だけで、72匹のガラガラヘビを駆除したという。特にベイエリアから移住してきた人ちは、ガラガラヘビと遭遇することが初めての人が多く、その恐怖は大変なものだという。
これだけ、多くのガラガラヘビが人の住む地域に近づいているのは、干ばつの影響があるかもしれないと彼は言う。
現在、カリフォルニアでは、水不足のため、多くの家では庭への水まきを以前ほどおこなっていない。そのため、住居地区から離れた場所には水がまったくない。
そのため、げっ歯類などの動物は水を求めて少しは水がある住居のすぐ近くまでやってくる。そして、それらの動物をエサとするガラガラヘビたちもやってくるという。
ラミレス氏によると、ペットがいる家の場合は、ペットの存在によって、ガラガラヘビが家の中に引き寄せられる危険性があるという。また、ガレージのドアは常に締めておくことを奨励している。
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動物たちの異変
2014年07月25日
米国ミシシッピ川周辺で黙示録的な光景を作り出しているカゲロウの大発生
▲ ガソリンスタンドに雪のように映し出されているのは、これはすべてカゲロウ。2014年7月24日の Extinction Protocol より。
米国ウィスコンシン州のミシシッピー川の州の周辺で、「カゲロウ」が大発生していて、その光景が「聖書的でさえある」と報道されています。
下の黒いのはすべてカゲロウです。
下は地元で撮影された動画。
この地域では、カゲロウの発生自体はこの時期には普通にあることのようなのですが、今年は「異常に多い」ようです。そのようなこともあり、下のように、カゲロウの大群による視界の不良などの原因で、事故も起きている報道もありました。
・WBTW
アメリカ国立測候所のウィスコンシン支局によると、カゲロウの大発生による自動車事故が少なくとも3度起きているようです。
このカゲロウは孵化後 36時間程度の間に産卵し、そして死ぬという、成虫後のとても早い生命サイクルを持っていますので、現地のあらゆる場所にカゲロウの死骸が散乱しているようです。
今年は、日本でも京都で小バエのようなものが大発生していることが伝えられています。
・京都新聞
虫の大発生というのは、確かに聖書や多くの神話にも出てくる象徴的な出来事ですけれど、現実の世界で多発するのは勘弁してほしいとは思いますね。
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動物たちの異変
2014年07月10日
チェルノブイリ近郊でナマズが巨大化している理由は?
▲ 2014年7月9日の Austrian Times より。
ウクライナの北部にある「プリピャチ」という場所を通る、プリピャチ川という川で、ロシアの漁師が写真のような「巨大ナマズ」を捕獲したことがニュースとなっています。
プリピャチというのは下のような町です。
つまり、1986年のチェルノブイリの原発事故により無人と化した地域の中にある川で、そのために、冒頭のタイトルにもあるように「突然変異」といった言葉が使われ、まるで(ゴジラのごとく)放射能でナマズが巨大化したかのような報道のされ方となっています。
ちなみに、上のナマズは2メートル以上の大きさで、この川にはそのようなものはかつていなかったとのこと。
▲ 巨大ナマズが捕獲されたプリピャチ川。
記事では、原因として「2つの要素」が書かれています。
ひとつは
原発の事故による放射能が魚の巨大化と関係している。
という説。
もうひとつは、
単に、天敵がいなくなったので、大きく成長できている。
というものです。
これはどういう意味かというと、この「天敵」とは「捕獲する人間」のことで、つまり、 1986年以来、基本的にこの周辺では漁がおこなわれてはいません。
それまでプリピャチ川で捕獲され続けていたナマズたちには「敵がいなくなった」ので、大きくなるまで成長できているという意味です。
地元では「天敵がいなくなって大きくなっているだけ」と考える漁師が多いようです。
その一方で、地元の科学者たちは、この水域でのナマズのサイズが大きくなっていることを確認していて、巨大化した理由はともかくとして、この水域でのナマズたちが全体として大きくなっていることは事実のようです。
現在、地元の科学者たちは、放射能と魚の巨大化の関与の関係性を調査しています。
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動物たちの異変
2014年07月07日
タイ:首都バンコク郊外のマングローブ林で推定体重 20トンのクジラの死体が発見される
▲ 2014年6月30日のタイ Post Today より。
タイの首都バンコク郊外のサムットプラカン県というところにあるマングローブ林で、「クジラの死体が見つかる」という報道がされていました。
サムットプラカン県というのは地図では下の位置で、バンコクから海に向かって広がっている県のようです。
このあたりにはマングローブ林が広がっているということで、非常に悪天候などが発生した場合に、ある程度の海洋生物が打ち上げられることもあることは想像はできますけれど、「クジラ」となると、どうも違和感があります。
写真でもクジラのおよその大きさはでわかりますが、体長は約 11メートルで、推定体重は約 20トンということです。
波で海からマングローブ林に打ち上げられたようだと発表されていますが、何とも奇妙な感覚を覚えた出来事でしたので、記録しておきたいと思いました、
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動物たちの異変
2014年06月30日
英国で増え続ける突然変異の「耐毒性を持つ巨大ネズミ」: 今年末までにその数は1億6千万匹まで増えると試算
イングランド・ケント州のグレーブセンドで発見された巨大ネズミ
▲ 英国デイリーメールより。以下、写真は同じ。
現在、英国の多くの州で、突然変異した「巨大ネズミ」が大繁殖していることが報じられています。
英国では、1950年代からネズミの駆除には同じ毒性のある駆除剤を使い続けていたのですが、最近になって、突然、ネズミたちはこれらの毒に耐性を示し始めました。
つまり、駆除剤がまったく効かない上に、どんどん巨大化しているのです。
▲ リヴァプールで捕らえられた巨大ネズミ。大きさは約 60センチ。もはや、「ネズミ」というカテゴリーの生き物とも思えない大きさです。
現在、英国でこれらの耐毒性の突然変異したネズミが確認されている州は 17州にのぼります。そのうちでも下の地域は、「試験をしたネズミのすべてが耐毒性を持っていた州」で、ほとんどのネズミが耐性を持っている可能性があるとされます。
上のは少し文字が読みにくいかもしれませんが、次の10州です。
・ダンフリース・アンド・ギャロウェー州
・ノーフォーク州
・オックスフォードシャー州
・バークシャー州
・ケント州
・グロスターシャー州
・ウィルトシャー州
・ハンプシャー州
・サリー州
・イースト・サセックス州
このあたりの州では、下のようなネズミに占領されているというような状態といえるようです。
▲ コーンウォールで捕獲された体長 50センチメートルのネズミ。
そして、さらにすごい話としては、このままのペースでネズミが増え続けると、2014年の終わりまでには、英国全域で、ネズミの数は、1億6千万匹にまで増えるだろうと、英国のデイリースターは試算しています。
ちなみに、英国の人間の人口は約 6300万人ですので、それをはるかに凌駕した数となるようです。
また、このような巨大で耐毒性を持つネズミは、英国だけてはなく、スウェーデンやアイルランドなどでも見つかっていて、欧州で一種の「広がり」を見せているようです。
▲ スウェーデンで捕獲された巨大ネズミ。 VOR より。
研究者たちは、突然変異によって、今後このネズミが今後さらに巨大化していくのではないかと危惧していることが記事にき書かれています。
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動物たちの異変
2014年05月19日
ポルトガルで発生した「イナゴ竜巻」の光景
▲ 2014年5月16日の英国 Travel AOL より。
ポルトガルのリスボン近郊の村で、「イナゴによる竜巻」という珍しい現象が地元のカメラマンの女性によって写真に収められました。
最初は、普通の竜巻が発生したと、逃げようとしていた時、よく見ると、それは「虫の群」だったというものです。高さは目算で300メートルはあったというもので、上の写真がその光景です。
どんな昆虫かはまだはっきりしていませなんが、記事の中には「アカトビバッタ」( Red locust )の可能性があるとのこと。
▲ アカトビバッタ。アフリカ東部に住むバッタだそうです。こんな赤いバッタがいることも知りませんでしたが、この現象がバッタによるものだとしたら、今後も起きる可能性もあるのでしょうね。すごそう。
ここから記事をご紹介します。
Terrifying 1,000ft tornado of locusts pictured in Portugal
AOL 2014.05.16
高さ300メートルの恐怖のイナゴの竜巻がポルトガルで撮影される
昆虫が作り出した奇妙な竜巻(あるいは虫巻 / bugnado )が、カメラに収められた。
ポルトガルのリスボン近郊に住むポルトガルで有名な写真家でのアナ・フィリパ・スカルパ( Ana Filipa Scarpa )さんは、巨大な竜巻状の雲を見つけた。
それは 300メートル程度の高さのある巨大な雲だった。
アナさんはこのように言う。
「最初は雲が竜巻だと思っていました。周囲の動物たちも緊張した様子でした。そのため、安全な場所を探そうとしたのですが、その時、周囲には安全な場所がなかったのです。それで、私は車で移動することにしました。」
「車に乗った後にその雲は竜巻ではなく、昆虫の大群であるということに気づいたのです。私はその虫の竜巻に向かって進んでみました。もし、この群の中に巻き込まれていたら、どうなっていたかわからないですので、数百メートル離れた場所から、この昆虫の竜巻の様子を撮影したのです」。
この昆虫の大群の種類はわかっていないが、アカトビバッタのようなバッタの種類である可能性があるという。
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動物たちの異変