2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2013年05月22日


奇妙な虫にモスクワが侵略されている



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▲ ロシアの リア・ノボスティ より。
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ロシアのモスクワは、先日の記事、

モスクワを含むロシアで「春を吹っ飛ばして夏になったかのような」異常な暑さが続く
 2013年05月11日

というように、4月まで雪が積もっていたとは信じられないような天候が続いているようなんですが、そのモスクワが「最近、奇妙な虫だらけになっている」というような報道がロシアのメディアで見られます。

上に貼りましたロシアの報道記事のタイトルは、専門家たちは「奇妙な虫にモスクワが侵略されている」と語るというもので、そこには蚊の一種であるというようなことが書かれてありますが、詳細はわからないようです。


今のモスクワは、 In Deep の、

月面で観測史上最大の爆発が観測される : 近づく天体の爆撃時代の懸念
 2013年05月19日

という記事の最初に「地球はすでにバランスを失っている」という見出しで、ロシアの状況も記したのですが、


今のモスクワはもう1週間以上も温度計は摂氏30度から下がろうとしていない。そして、今ではモスクワは、ローマやアテネと同じ、ヨーロッパでももっとも暖かい首都になってしまっている


という状況になっているようです。

なので、これまで見たことのないような虫が大量に発生するということに関しても、「様々な自然の状態が変動している」というようなことのひとつとも言えるような気もします。


今回の奇妙な虫については、ロシアの声の日本語版にインターファクス通信からの引用として短い記事がありましたので、そちらから抜粋しておきます。




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南米チリの海岸で 600にのぼる数の動物の大量死が発生



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▲ ビーチリゾート海岸としても有名なチリのラ・セレナのビーチ。この近くの漁村でチリの海岸としては記録的な動物の大量死が発見されました。
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昨年、南米のペルーの海岸で海洋生物などの動物の大量死が相次ぎ、 In Deep でも複数回取り上げたことがあります。以下のようなものです。

イルカが伝えてくれること: 米国とペルーだけで 300頭以上の死亡したイルカが打ち上げられた 2012年2月
 2012年02月17日

ペルー北部で、今度は推計1,500羽以上のペリカンの大量死
 2012年05月01日


先日、ペルーより南部にあたるチリの海岸で、600匹以上にのぼるペンギンなどの動物の大量死が発見されたことがチリのサンティアゴ・タイムズで報じられていました。

場所は、チリ北部のラ・セレナ( La Serena )という海岸で、下の位置です。

la_serena.png


それでは、ここから記事です。





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2013年05月10日


ニュージーランドの海岸に打ち上げられた「海の怪物」の正体は



ニュージーランドの海岸で撮影された動画が、話題となっていて、各メディアで報じられています。

下は、英国デイリーメールの一昨日の記事からです。

mon-top.jpg

デイリーメールの記事より。タイトルは「大きな歯を持つ体長9メートルの謎の海のモンスターの死体がニュージーランドに打ち上げられる」


専門的な調査がおこなわれたわけでもなく、正体はわからないながらも、専門家の意見として最も可能性があるのは「シャチの死体」ということです。

ただ、反面、シャチと矛盾する部分もあるようで、すんなりとは意見が決まらないあたりが大きく報道されている理由かもしれません。

確かに、「いかにも恐竜」といった感じの佇まいをしていますものねえ。

ウツボなんかもこんな感じの歯ですけど、9メートルのウツボなんかいたら、むしろそれこそ怪獣ですね。


見つかった場所はニュージーランド下のプケヒナ・ビーチというところだそう。

pukehina.jpg




何枚かの写真と YouTube の動画を貼っておきます。

YouTube の動画はすでに 160万回以上再生されています。


Strange Pukehina sea creature





写真

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2013年05月05日


日本のアサリをめぐる4つのニュース



最近になって、日本の各地で、アサリに関しての報道を目にします。

内容的には、

アサリが異常なほど採れない

か、あるいは、

貝の毒が大量発生している

というものです。

今日も、「有明海でアサリ激減」という記事が朝日新聞に出ていました。

これらの意味するものが何かはわからないですが、後の資料的な意味も含めまして、最近の日本のアサリに関しての報道を抜粋しておきます。

・三河湾
・大阪湾
・浜名湖
・有明海


の4つの海と湖のものです。
場所はそれぞれ地図の下の位置となります。

asari-map1.png



それではここから、報道の抜粋です。


三河湾


三河湾アサリ不漁 潮干狩り中止も 漁獲量全国一の愛知
朝日新聞 2013.05.03

mikawa-wan.jpg


全国一のアサリ漁獲量を誇る愛知県で、主な漁場の三河湾内の潮干狩りに異変が起きている。アサリが不漁で、開催中止に追い込まれた漁場も出ている。原因ははっきりせず、関係者は気をもんでいる。

毎春、潮干狩り客が集まる西尾市の佐久島。島への船乗り場には「潮干狩りは4月14日に終了しました」との紙が張られている。





大阪湾


大阪湾で貝毒大発生、潮干狩りに影響
FNN 2013.05.03

doku-osaka.jpg


今、大阪湾では、食中毒などを引き起こす貝毒が広範囲で発生している。

4月28日には、大阪市南港で、自分たちで採ったムール貝を食べた夫婦が食中毒を起こし、病院に運ばれた。大阪市によると、夫婦が食べ残した貝からは、規制値の30倍以上の貝毒が検出されたという。

大阪府立環境農林水産総合研究所の山本主任研究員は「食べると、まひが起きて、手足がしびれて嘔吐(おうと)等を起こす。そのあと、呼吸困難になったり、ひどい場合は死に至る」と語った。

貝毒は、アサリのほかにも、淀川河口のシジミ、さらに寿司ネタとして人気の高いアカガイなどからも検出されたため、潮干狩りなどで採った貝を食べないよう、注意が呼びかけられている。





浜名湖


浜名湖潮干狩り中止 アサリ不漁、水揚げ70%減
静岡新聞 2013.04.09

春・夏の風物詩として知られる浜名湖の潮干狩りが、アサリの不漁により今年は全域で中止となることが分かった。浜名漁協の潮干狩り連合会が8日、会合で決定した。同漁協によると、「数十年間続く浜名湖の潮干狩りの中止は過去にない」という。

近年はアサリの不漁が続き、2009年に約6千トンあった水揚げ量は昨年、2400トンまで減少。さらに、昨年はアサリの産卵期に台風が直撃したことなどもあり、今年の1、2月の水揚げは前年比70%減と急激に落ち込んだ。





有明海


有明海のアサリ激減 潮干狩り船休業相次ぐ
朝日新聞 2013.05.05

有明海の初夏の風物詩とされる潮干狩り船の運航中止が、相次いでいる。お目当てのアサリが極端に少ないためだ。生息環境の悪化などで減少傾向が続いているのに加え、昨夏の九州北部豪雨の影響が指摘されている。


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2013年04月26日


神聖視される「白い象」がタイで発見される



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▲ タイのメディア Post Today より。
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最近は、タイやインドなどででの「象の凶暴化」についての記事をご紹介することが何度かありました。

インドで「凶暴化したゾウ」たちによる攻撃事件の数が増えている
 2013年01月10日


しかし、それらの国ではそもそもが象は神聖な動物とされているわけで、特にタイでは、国の象徴的な動物として扱われている感じもあります。

タイに行くと、オミヤゲ屋などには必ず象に関する様座名な小物や布製品などが数多くあり、特に下のように「白い象」が描かれたものは演技のいいものとされているのか、よく見ます。

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そのタイで「白い象が見つかった」という報道があり、少なくとも、タイでは特にローカルのメディア各社が大きく報じています。

タイのメディアから写真等と、日本語での報道での内容を記しておきます。

ちなみに、白い象は捕獲された場合は、すべてタイの国王に献上するという習わしがあるようです。




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2013年04月19日


またも中国で豚の大量死: 河南省の村で「すべての豚と犬」が死亡



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▲ 河南省の偃師(やしん)で村のすべての豚と犬が死亡したことに泣き崩れる村の女性。
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先月以来、中国で原因不明の豚や鶏などの大量死の報道をご紹介しています。


上海市で飲料水として使われる川の上流で 1000頭以上の死んだブタが見つかる
 2013年03月11日

上海の豚の大量死に続き、今度は四川省で 1000羽以上のアヒルの死骸が発見される
 2013年03月26日


時期を同じくして、中国では鶏インフルエンザが少しずつ拡大しています。
WHO は大量と鶏インフルエンザの間に因果関係はないとしていますが、あくまで私個人の感じ方としては「関係ある」と思っています。

しかし、関係あろうがなかろうが、一方では、ヒトへの鶏インフルエンザの感染は拡大し、そして、動物の大量死も次々と起きています。

今回の大量死は中国の河南省の村で、「村のすべての豚と犬が死亡した」という、かなりショッキングなものです。

henan-03.jpg

▲ 死亡した豚。現在まで 410頭の死亡が確認されているようです。



今回ご紹介する報道では、「近くの化学工場に原因があるのでは」というようなことが書かれてありますけれど、豚と犬全部が死んでしまうような事故や何かの問題があるのなら、周囲に住んでいる人間に被害がないというのはどうも不自然な感じもします。また、有毒物質は現在までのところ見つかっていないとのこと。

疫学的な検査については記事に書かれていませんので、鶏インフルエンザを含めて、感染症などの検査をおこなったかどうかは不明です。


なお、前回までの記事で取り上げている中国の地域と今回の場所を地図に記してみました。

china-2013.png


それでは、ここから記事です。



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2013年04月03日


日本海での「極端な豊漁」と相模湾での「極端な不漁」の報道から何を考えるべきか



3月から4月にかけて、海での漁に関する以下のふたつの報道ありました。


マイワシ豊漁 止まらず 京都府北部の日本海
 京都新聞 2013.04.03

相模湾で魚が取れない!! 黒潮蛇行で水温低下が原因か 神奈川
 msn 産経 2013.03.20


どちらも原因はわかっていませんが、海での漁の状況に関しての異変は、ニュースとして記録するようにしていますので、上のふたつの記事をそれぞれ抜粋しておきたいと思います。

位置関係としては次のようになります。

fish-japan.png



なお、今回の記事とは関係ないでしょうが、昨年の6月、日本の太平洋側の海で追っていた異変を In Deep の記事としてご紹介したことがあります。


太平洋に何が起きているのか: 日本でのこと。南米のこと。そして地球のこと
 2012年06月15日


その記事に掲載した出来事の位置関係は下のようになります。

fish-j-2012.jpg


また、昨年は、世界中で海洋生物の大量死が相次ぎましたが、その記事には、世界での大量死状況の地図も載せていましたので、参考として載せておきます。




それでは、ここから、京都での異例の豊作と、神奈川での極端な不漁についてのニュースを抜粋します。


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2013年03月26日


中国で起きている本当のこと: 上海の豚の大量死に続き、今度は四川省で 1000羽以上のアヒルの死骸が発見される



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▲ 上海の豚の大量死の事件があった後だけに、中国では今回のアヒルの大量死も大々的に報じられています。上間記事のタイトルは「四川省で1000匹以上のアヒルの死骸発見。今回は農家は死んだアヒルを売らなかった」という内容で、「いつもなら売るのに」というようなニュアンスのタイトルでした。 cmen より。
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2週間くらい前に、

上海市で飲料水として使われる川の上流で 1000頭以上の死んだブタが見つかる
 2013年03月11日

という出来事をご紹介したことがありましたが、上の事件はその後の1週間で、川から回収された豚の死体が1万頭を越えるという家畜の遺棄事件としては前代未聞の数と出来事になっています。

sb-pig.jpg

Bangkok Post より。



そんな中で、今度は中国の四川省で1000羽以上のアヒルが死亡しているのが見つかるという、またも家禽類の大量死が発生しています。

「ロシアの声」に簡単に事件の概要がまとめられていますので、ご紹介します。


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2013年03月08日


超巨大モスキート: 米国フロリダに「通常の 20倍の大きさの蚊」が侵入している



フロリダはいろいろなことがあります。

最近も、

「シンクホールだらけ」の歴史を持つ米国フロリダの「大地の陥没」の歴史
 2013年03月04日

という記事で、フロリダのシンクホールの状況などを書きました。





また、 In Deep では、下のようなフロリダのサメの大群の記事をご紹介しています。






今回は「蚊」の話題です。

フロリダでは、昨年の熱帯暴風雨の後に、通常の蚊の 20倍ほどの大きさになるという「超巨大」な蚊が侵入しており、今年も夏に現れる可能性があるとのことです。

大きいからといって、特別に被害が大きくなるということでもなさそうですけれど、見た目的には厄介な感じの報道であります。

現地の記事をご紹介します。
ここからです。



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2013年02月20日


100,000頭のイルカが米国西海岸沖をノンストップで泳ぎながらどこかに進んでいる



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▲ 撮影されたイルカの「超巨大な集団」。何のために集まっていて移動して、どこへ向かっているのかはわかりません。
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アメリカ西海岸沖での何らかの変化の徴候ではないかという話も


アメリカの南端にメキシコと接しているサンディエゴというところがありますが、このサンディエゴの沖合で先日、「約10万頭のイルカがノンストップで泳いでいる」光景が見られました。

この報道を記事をご紹介しますが、撮影されたビデオを見たほうが状態はわかりやすいと思いますので、下に貼っておきます。


サンディエゴの沖合で発見されたイルカの大集団




サンディエゴは下の場所にあります。

san-diego.png


ビデオでは、進んでいるように見えますが、記事では、「四方から集まっているように見えた」とあり、行動の方向などについてはよくわからないのですが、ビデオを見ても必死で泳いでいるような雰囲気も見られます。




カスケード沈み込み帯

全然関係のない話かもしれないですが、このサンディエゴあたりから北のほうのカナダに向かって太平洋プレートの境界線が伸びているのですが、このあたりは「カスケード沈み込み帯」というものと隣接しています。



▲ カスケード沈み込み帯とその周辺。


このあたりは、3年以上前に、

米国で起きるかもしれない超巨大地震について
 2008年10月28日

という記事に、独立行政法人 産業技術総合研究所というところの「 北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定 」という文書を簡単にまとめたものがありますので、ご参照下さい。

上の図の場所で、西暦1700年に推定でマグニチュード9以上の地震が発生したことが、日本の古文書からわかったというものです。

まあしかし、今回の件とは関係ないことだと思いますので、イルカの記事のご紹介をいたします。

英国のデイリーメールからです。



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