- ペルーに襲来した数十年で最大の寒波によりアルパカとビクーニャ25万頭が死亡
- 北極東部の「氷面積」が21世紀中で最大に
- カナダ沿岸警備隊の砕氷船 CCGS アムンゼンが過去20年で最大の海氷の中で身動きが取れず
- ハワイの夏の雪 : ハワイ島のマウナ・ケアが「7月の暴風雪」に見舞われる
- 夏のインドネシア・パプア州に10日間以上「氷」が降り続いている
- ベトナム北部で「夏の異常な寒さ」:ラオカイ省では観測史上最低の12.6度まで気温が低下
- ペルー南部に非常事態宣言。寒波と強風でアルパカ17万頭が死亡
- 株価も寒いし気温も寒い。7月の上海で145年ぶりに最低平均気温記録が更新される
- 北極の氷は減っていない:ワシントン大学の北極海氷体積推定システム PIOMAS のデータが示す北極の海氷の厚さは過去8年で最大に
- ドイツで発生した雹(ひょう)嵐のすさまじさ
【ミニ氷河期の到来】 の記事一覧
2015年07月27日
ペルーに襲来した数十年で最大の寒波によりアルパカとビクーニャ25万頭が死亡
▲ 2015年07月10日のペルー Los Andes より。
ペルーが、この数十年で最も激しい寒波に長く見舞われて続けています。
このことについては、ペルー南部に非常事態宣言が出されたことを、
・ペルー南部に非常事態宣言。寒波と強風でアルパカ17万頭が死亡
という記事でご紹介させていただいたことがありましたが、冒頭の報道のように、7月10日の時点で、17万頭以上のアルパカが寒さのために死亡したあとの2週間もこの状態は続いていて、最新のペルーメディアは「 25万頭以上のアルパカが死亡」と報じています。
気温も、氷点下 21度など、大変に低い気温となっているようです。
被害の大きいプーノ県
・nuevo siglo
最新の報道をご紹介します。
記事に出て来るビクーニャというのは下のような動物です。
ビクーニャ
・Vicuna
lr21.com.uy
氷点下21度を記録するような数十年で最も寒い冬の結果として、ペルーで25万頭のアルパカが死亡
この数十年で最も寒い冬の影響を受け、マイナス 20度以下に気温が低下したペルーの高地の約 60のアルパカ飼育コミュニティに対して、非常事態が宣言された。
プーノ県の3地区は過去最悪の状況に瀕しており、人々は雪や氷を防ぎ、危険を避けるために、生活の場を移動させている。トラピチェ村では、積雪は 50センチメートルに達している。
動物たちと寝食を共にしている地元の先住民族は、アルパカとビクーニャが数万頭以上死亡していることを目撃しているという。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月24日
北極東部の「氷面積」が21世紀中で最大に
・USGS
前回、
・カナダ沿岸警備隊の砕氷船 CCGS アムンゼンが過去20年で最大の海氷の中で身動きが取れず
2015年07月23日
という記事で、カナダから北極の調査に向かった砕氷船が、膨大な氷に行く手を阻まれて身動きがとれなくなっていることを記しました。
この「現在、北極に氷が通常よりかなり多い」ことは、数値でも確認することができます。
カナダ氷層局( Canadian Ice Service )のデータによれば、北極東部の海氷面積が、1999年以降で最大を示しているのです。
1981年から1997年までの北極東部の海氷面積
1998年から2015年までの北極東部の海氷面積
・カナダ氷層局
まあ、かつて、「 2013年から 2014年頃までに地球温暖化により北極の氷は消えるだろう」というようなことを言う方々もわりといたわけですが、そうはならなかったようです。
2009年のアル・ゴア元米副大統領の発言
▲ 2009年12月14日の USA Today より。
2007年の BBC の報道
▲ 2007年12月12日の英国 BBC より。
北極の氷は消えるどころか、ますます増えてきている上に、
・精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に
2015年07月22日
にありますように、今後十数年のうちに、地球が「ミニ氷河期入り」する可能性がかなり高くなっています。
そうなると、現行の砕氷船が凍りついた海で使用できるとも思えず、北極や南極に調査などで赴くこと自体が難しくなりそうです。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月23日
カナダ沿岸警備隊の砕氷船 CCGS アムンゼンが過去20年で最大の海氷の中で身動きが取れず
▲ 2015年07月22日のカナダ CBC より。
昨年、南極海で、ロシアの砕氷船「アカデミック・ショカリスキー」が氷に阻まれ身動きが取れなくなり、その乗客の救助に向かった中国の砕氷船「雪龍」もまた身動きがとれなくなったという出来事がありました。
▲ 2014年01月06日の AFP 南極海、ロシア船乗客救助の中国船も立ち往生より。
結局、アメリカなど各国の協力で救出されたたのですが、皮肉だったのは、このロシアの調査船には「地球温暖化の調査をするために南極に向かった科学者たち」が乗っていたのでした。
「どれほど温暖化が進んでいるか」という調査に向かう途中、かつてないほどの量の氷の中で立ち往生してしまったのです。
このことについては、
・南極の氷の中から立ち昇った炎 : 科学誌ネイチャーが地球温暖化調査団のリーダーによる擁護記事を掲載。そしてそこで知る真実
2014年01月07日
という記事に書いたことがあります。
今回ご紹介するのは、カナダの砕氷プログラムの調査船が、出港直後に「かつてないぼとの量の氷に阻まれて立ち往生した」という報道です。
北極圏の海氷も増え続けているのかもしれません。
ツイッターに投稿されたCCGSの周囲の様子
・CBC.ca
カナダ CBC の報道をご紹介します。
CCGS Amundsen re-routed to Hudson Bay to help with heavy ice
CBC (カナダ) 2015.07.22
砕氷船 CCGS アムンゼンは、極端に多い氷のためにハドソン湾へのルートを変更しなければならなくなった
砕氷研究プログラムの 20年の中で過去最悪の氷の状態による変更
慎重に計画された 115日間に及ぶ科学探検調査船 CCGS アムンゼン( CCGS Amundsen )は、ハドソン湾の極端な量の氷により立ち往生したことにより、補給ができないでいる。
これは計画に大きな影響を与えると、この研究をコーディネートするアークティック・ネットのエグゼクティブディレクターは述べる。
「いらいらする状況が続いています」
CCGS アムンゼンは、夏の間、1日 24時間の実験をおこなう海上研究センターとして働く。
今年は北太平洋での実験が予定されていた。
現在、砕氷船は、ハドソン湾東部での補給をおこなうために、ルートの変更を強いられている。
20年間で最悪の条件
カナダ沿岸警備隊のアシスタント・コミッショナーは、7月21日、この 20年間で見てきた中で、最悪の氷の状態だと述べた。
北極で利用可能な砕氷船は、カナダに2つだけで、そのうちのひとつ CCGS ピエラ・ラディッソン( CCGS Pierre Radisson )は、すでに、他の海域で補給船の護衛をしているため、選択肢としては、アムンゼンを再配備するしかない。
しかし、ミッションに戻るには、立ち往生しているアムンゼンを氷から救出する必要があり、もう一台の砕氷船が必要だとアシスタント・コミッショナーは述べる。他の計画が検討できないかどうかが話し合われている。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月19日
ハワイの夏の雪 : ハワイ島のマウナ・ケアが「7月の暴風雪」に見舞われる
2015年07月17日のハワイ島のマウナ・ケア気象センターの光景
・sott.net
ハワイ島のマウナ・ケア山の山頂付近で、7月17日に「暴風雪」が発生して、4センチメートルほどの積雪となったそうです。
▲ 2015.07.17 の米国 THP より。
4,000メートル以上の標高を誇るマウナ・ケアは、冬には雪が積もりますが、さすがに「真夏の雪」というのは珍しいようで、しかも、それが暴風雪だったということなどもあり、アメリカの各メディアが報じています。
ハフィントン・ポストの報道をご紹介します。
Hawaii Just Got Hit By A July Snow Storm (Seriously)
THP 2015.07.17
ハワイが7月に暴風雪に見舞われる(冗談ではありません)
アメリカのどこであろうと、7月に吹雪が起きるのは十分に奇妙なことだが、しかし、何と、ハワイで7月中旬過ぎに吹雪が起きたことには驚かされる。
7月17日の朝、ハワイ島のマウナ・ケアの山頂でそれは起きた。
警備隊からの報告によると、通過した雷雨と、凍結した気温の組み合わせにより、3.8センチメートルの雪が積もった。
標高が 4,205 メートルに達するマウナ・ケア山では、冬には定期的に雪が降り、冬以外でも希に雪が降ることがある。
気象学者のライアン・ライマン氏は、「7月でさえも、雪が降る可能性はまったくないわけではないと思われます」と語る。
マウナ・ケア気象センターによると、マウナ・ケアの天気予測は不可能だという。 穏やかな晴れた日から、強風と吹雪の天候になったりするのだという。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月15日
夏のインドネシア・パプア州に10日間以上「氷」が降り続いている
▲ 2015年07月14日のインドネシア Regional より。
パプアニューギニアと隣接するインドネシアのパプア州で、「氷の被害」が出ています。
すでに 10日間も雹やあられが長く降り続く気候が続いているということですが、これは、一時的に激しく降るというような一般的な雹とは違い、「まるで雪のように」毎日降り続けているのだそうです。
パプア州は下の位置にあり、雪や氷の被害とは無縁そうな場所ですが、何日間も降り続く氷によって、農作物が壊滅的な被害を受けてしまっているとされています。
・Google Map
報道によれば、この氷は 7月5日から降り始めて、すでに 10日間も降り続けているそうで、農地の多くが被害を受けているため、食料不足が起きる可能性があるとしています。
氷の被害を受けている農地と住民の人たち
・detiknews
今年の夏は、南半球では記録的な寒さとなっている場所が多く、南米やニュージーランドなどで、記録的な寒波が報じられていますが、パプア州も南半球よりですので、関係あるのかもしれません。
熱波に見舞われる場所と、激しい寒波に見舞われる場所の差がますます大きくなっていて、このような「インドネシアで夏の雪」というような、稀な気候も今後さらにいろいろな場所で見られるのかもしれません。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月14日
ベトナム北部で「夏の異常な寒さ」:ラオカイ省では観測史上最低の12.6度まで気温が低下
▲ 2015年07月06日のベトナム Vietnam Plus より。
ベトナム北部が、7月としては記録的な寒さに見舞われているようです。
特に、ラオカイ省というところでは全体的に真冬並みの気温となっているようで、サパという町では、7月6日に 12.6度まで気温が下がったそう。これは 44年前の記録をやぶり、観測史上最低の気温だとか。
ラオカイ省サパの場所
・Google Map
報道では、現地の人々が、「夏なのに真冬の服を着て過ごしている」ことを報じています。
2015年7月6日のサパの住民たちの様子
・Dantri
ベトナムの現地メディアから報道をご紹介します。
Vietnam Plus
専門家は、サパの異常な寒さについて警告する
ベトナム国立気象台は、7月6日に、ラオカイ省サパで記録された 12.6℃の気温は、観測史上最低気温であると報告した。
気象予報士のル・タンハイ氏は、夏の異常寒波は2日ほど続くだろうと述べた。
タンハイ氏によれば、この異常ともいえる寒波の原因は、低気圧の影響を受けて、冷たい北の大気が上空を通過したことによるものだという。
「このような現象の発生原理は非常に複雑で、予測は難しいです」とも述べた。
以前には、44年前の 1971年に 14.6℃まで気温が低下したことがある。
今回はその時の記録を抜き、観測史上で最も低い気温となった。
また、ベトナム国立気象台の副局長は、現時点で、気候変動の状況がとても複雑になっていて、気候が極端になっていると述べる。
「今後も、記録的な猛暑や、あるいは異常な夏の寒波が起きる可能性があります。記録を破るような天候があらわれるかもしれません」
タンハイ氏は、すべての自治体で、異常気象に対しての警戒と、それに対しての準備を積極的にしておくことを勧めている。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月11日
ペルー南部に非常事態宣言。寒波と強風でアルパカ17万頭が死亡
▲ 2015年07月10日のペルー El Comercio より。
先日、
・ペルーでエルニーニョによる気象異変の懸念により60日間の非常事態宣言
2015年07月06日
という記事で、ペルーに、気象異変への警戒の意味での非常事態宣言が発令されていることをご紹介しましたが、それとは別に、ペルー南部のプーノ県という場所に、極めて激しい寒さと強風被害に対しての非常事態宣言が出されました。
特に被害が大きいのが飼育している動物たちへの影響のようで、これまでの寒さで、アルパカ 17万 1850頭が死亡したとのことです。
雪も多く、孤立した集落も出ていて、ペルー議会は緊急援助を発動させています。
▲ プーノ県サラサプチャ( Ccalaccapcha )。積雪が1メートルに達し、孤立しているそうです。El Comercio 。
ペルーのエル・コメルシオの報道をご紹介します。
El Comercio
プーノ県に非常事態宣言
地域協議会は、記録的な低温と雪によって被害が出ている地域を同定した。
・pachamamaradio.org
プーノ県緊急地域評議会は、サンディア・サラバヤ州と、サンアントニオ・デ・プチナ州に低い気温と雪、凍結に対しての非常事態宣言を発令した。なお、7月10日の期限まで、必要に応じ、適用地域は拡大される。
7月9日、運輸、通信、農業、保健、教育、自治省などの地域総局は、プーノでの気温の低下によって引き起こされた損傷を詳述した。
会議は、これまでに 171,850頭以上のアルパカが雪と凍結で死亡したことを知らされた。これに対応するために、プーノ地方政府は、悪天候の中の動物を保護するために、オートミル 15,000俵の購入を命じた。
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ミニ氷河期の到来
2015年07月08日
株価も寒いし気温も寒い。7月の上海で145年ぶりに最低平均気温記録が更新される
▲ 2015年07月06日の NTDTV より。
今の上海といえば、ニュースで取り上げられる言葉としては「上海証取引所」が多いですが、何が起きているかというと、ムチャクチャな株価の暴落が起きているのです。
▲ 2015年07月08日のロイターより。
毎日新聞の「中国株:下落進み、3割が売買停止 企業が申請」という記事によりますと、この株価下落により、これまでに中国の全上場企業の約3分の1にあたる1000社を超える企業の株取引が停止するという異例の事態になっているのだそうです。
全上場企業の3分の1が取引きを停止しているということは、つまり、「すでに株式市場がまともに機能していない」という状態になっていることを意味していて、いろいろな崩壊の芽が出てきているようです。
そういうような「寒い市場」となっている上海証券取引所(まあ、今は、世界中の証券取引所が寒いですが)のある上海。
この上海では、市場の寒さに寄り添うように、7月の気温までもが異常な低さとなっています。
7月6日に、上海では、最高気温が 17.3度という記録的な低い気温となりましたが、これは 145年前の 1876年に記録された 15.9度に次ぐ異例の低さでした。
最近の世界は熱波と寒波が各地で入り交じっていますが、現在の中国東部などは、とても寒い状態となっているようです。
また、上海のある位置は、韓国や台湾、そして日本の九州などとも比較的近い場所ですし、東アジアの今後の気温の推移が気になります。
上海の気温について、チャイナ・デイリーの報道をご紹介します。
Shanghai records lowest average temperature in 145 years
China Daily 2015.07.07
上海で過去145年間で最低の平均気温が記録されている
7月6日の上海は、最高気温が 15.9度までしか上がらなかった。これは、1876年 7月2日に記録された 15.9度以来の低いもので、過去 145年間では最も低い最高気温となった。
過去の同じ日の平均気温は 18.9度だ。
気象学者は、モンスーンの季節で雨が多いことが、記録的な低い気温を招いていると述べる。
現在、中国の沿岸に3つの台風が近づいており、沿岸部に強風や暴風雨をもたらす可能性があり、また、この台風が低い気温をもたらすことも考えられる。
中国国立気象センターは、北太平洋上で発生して中国沿岸部に向かっているこの3つの台風の影響は、数日中のうちに出るだろうと予測している。
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ミニ氷河期の到来
2015年06月05日
北極の氷は減っていない:ワシントン大学の北極海氷体積推定システム PIOMAS のデータが示す北極の海氷の厚さは過去8年で最大に
・PIOMAS Arctic Sea Ice Volume Reanalysis
アメリカでの北極研究の中心のひとつに、ワシントン大学の「極域科学センター」( Polar Science Center)という研究所があります。
この極域科学センターでは、「 PIOMAS 」とよばれる北極海氷体積推定システムのシミュレーション・データを公表しています。
その最新のデータを見ますと、意外なことに、冒頭にありますように、今年 2015年の海氷の「厚さ」が観測史上で8番目となっていることがわかりました。
見やすくはないデータですが、拡大して色別に年代を示しますと、下のようになります。
これを見る限りは、北極の海氷の厚さは、2012年が最低となり、その後、2013年、2014年と少しずつ厚さが増して、今年 2015年は一気に厚さが増えたということがわかります。
このデータが示すところはそれだけなんですが、北極の氷の体積は減少し続けているわけではないという可能性もあることがわかった感じです。
上のほうで「意外なことに」と書きましたが、北極では、海氷の「面積」のほうは、観測史上で最低を更新し続けていまして、私も北極の氷は減り続けていると思っていましたが、面積は小さくなっていても、厚さのほうは増し続けているということで、なかなか複雑なことになっているようです。
ちなみに、現時点での北極の海氷の「面積」は下のようになっています。
・sunshine hours
ちなみに、南極の方は、面積も体積も氷は増え続けていて、2015年の海氷面積は常に観測史上1位か2位を記録し続けています。
これで、北極の海氷面積が増加に転じるようなことになれば、わりと地球の状態の方向もわかりやすいのですが、そんなにわかりやすい方向にはなかなか行ってはくれないようです。
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ミニ氷河期の到来
2015年05月18日
ドイツで発生した雹(ひょう)嵐のすさまじさ
▲ 2015年05月14日の BBC より。
春の雹については、最近だけでも、
・米国コロラドでの「春のヒョウの黙示録」
・米国テキサス州で「テニスボールサイズの雹」が降り注ぎ、車や建物に被害
・秋のオーストラリアで過去最大級の雹の嵐
などがありましたが、5月14日、ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州というところで、地域としては、かつて経験のないような雹嵐に見舞われました。
この雹嵐は、竜巻を伴う壮絶なものだったようで、ドイツのニュースでは、嵐の通った後の被害の様子が報じられています。
雹で破壊された車
・wetteronline
雹嵐で倒壊した家
ドイツの報道
BBC の記事をご紹介します。
German hailstorm causes injuries
BBC 2015.05.14
ドイツの雹嵐が負傷者を出す
南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州で、雹を含む嵐により、少なくとも9人が負傷し、数十件の家屋が被害を受けた。雹はゴルフボールサイズほどの大きさがあった。
最大毎時120キロの強風を伴う竜巻も発生し、多くの家屋の屋根が飛ばされ、壁やブロックが倒壊した。また、落雷により、2名が重症で病院に搬送された。
住民は、「最初は雨でしたが、あっという間に雹となり、その後、すべての領域を嵐が包み込んだのです」と述べる。ドイツの気象当局は、竜巻の主張を確認していないという。
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ミニ氷河期の到来