2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2014年05月07日


アメリカ地質調査所がオクラホマ州に「被害レベルの地震発生に関しての警告」を公式声明で発表



昨日、アメリカ地質調査所( USGS )とオクラホマ地質調査所によって、「オクラホマ州における被害級の地震発生」に関しての新たな共同声明が出されました。

このように「特定の地域で危険性のある地震が起きる」という内容が公的機関からの公式声明として事前に警告されるというのは、アメリカだけではなく、どの国でも大変に珍しいことです。

そのため、米国の多くのメディアで報じられています。

oklahoma-earthquake-alert.gif

▲ 2014年5月5日の米国 Yahoo! News Rare Earthquake Warning Issued for Oklahoma より。



公的機関の地震発生に対しての警報では、1975年 2月に中国でおきた海城地震というものが、中国の国家地震局によって前年から予知され、そして、地震発生の直前に 100万人規模の住民を避難させて、被害を少なくさせたという例を知っているくらいです。




usgs-alert.jpg

▲ アメリカ地質調査所のサイトの該当ページ Record Number of Oklahoma Tremors Raises Possibility of Damaging Earthquakes (記録的な数の群発地震が、被害レベルの地震に発展する可能性)より。


このアメリカ地質調査所にある内容を簡単に書きますと、


・オクラホマ州の地震が 2013年 10月以来 50パーセント増加している。

・2013年10月から2014年4月14日までのマグニチュード3以上の地震の回数が 183回に達している。

・比較として、1978年から 2008年までのオクラホマ州のマグニチュード3以上の地震は「年間平均が2回」なので、異常な多さとなる。




ということで、「そのため、将来的に被害の出る規模の地震へと発展する可能性がある」ということです。


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▲ 1970年から2014年4月30日までのオクラホマ州での地震。字が小さいので、わかりにくいですが、多分、青が 1978年から2008年までの地震。赤が2009年から2014年までの地震だと思います。2008年を過ぎてから急に増えてきていることがわかります。



原因は地下に注入される水だとアメリカ地質調査所は語る

ただ、この地震の原因に関しては、地質活動の変動でのものではなく、石油や天然ガスの生産の中で、地下に注入される水とその排水によって起きていると説明しています。いわゆるフラッキング(水圧破砕法)といわれるものです。

それが地下の圧力を増加させて、地震を起こしやすくしているとのこと。

「被害の出る地震の発生の可能性がある」のなら、それらの人為的な原因のほうを何とかしたほうがいいのでは? と思う部分もありますが、アメリカ地質調査所にしても、住民にしても、エネルギー・メジャーには勝てないというところなのでしょうかね。

しかし、アメリカでも他の国でも、フラッキングはかなりの場所でおこなわれています。フラッキング年表というサイトによりますと、


2010年:フラッキングは、世界の新規の石油とガスの採掘坑井のうち、60%で使用されている。

2012年:国際エネルギー機関(IEA)の計算によれば、世界のガス供給の14%がフラッキングにより生産されている




とのことです。

そのすべての場所で地震が起きているというわけでもないでしょうし、このあたりは難しいところですが、地質にもよるのでしょうかね。まあ、とはいえ、このフラッキングが、他の意味でも世界中で問題を起こしているのも事実でもあります。

本当にすべてが人為的なものなのかというところに、やや疑問もないではないですが、いずれにしても、実際にオクラホマ州では異常な数で地震が増え続けているわけですし、大きな地震が起きる可能性は確かにあるのかもしれません。

ちなみに、このオクラホマ州も、アメリカの他の多くの州と同様に「ほとんどの建物が耐震設計されていない」と思われます。

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2014年04月14日


群発地震と巨大地震の関係は? : 米国オクラホマ州で「数百回規模」で続く群発地震



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▲ 2014年4月10日の KJRH Series of earthquakes shake Oklahoma overnight; largest temblor magnitude 4.1 より。



アメリカのオクラホマ州で、今年の2月から「異常といっても差し支えない」ほどの数の連続した地震が続いています。上の報道のように地震の連続はいまだに続いているようです。

下の図は2月に発生した群発地震の詳細です。

oklahoma-quake-map.gif

▲ 赤いところがオクラホマ州。群発地震が起き続けているのは中央部。2014年3月27日の In Deep 「イエローストーンについての奇妙な報道、西之島を侵略する新島、そして異常な回数の地震・・・。あちこちから伝わってくる「カタストロフ的」な気配」より。



規模は大きくはないとはいえ、それでも、下のように、マグニチュード 2.5以上の地震が1ヶ月で 100回を大きく越えて起きているというのは、この地域としては異常に近い感じだと思われます。

ok-01.gif

アメリカ地質調査所( USGS )より。



アメリカでは最近、様々な場所で群発地震のようなものが発生しています。

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▲ 2014年3月31日の In Deep 「地質の憂鬱の中にいるアメリカ : 全土で多発する地震の中、イエローストーン火山で過去 30年来で最大のマグニチュードの地震が発生した日」より。


最近では下のように、メディアにおいて、「群発地震は大きな地震の前触れではない」と報道されているほどで、それだけ米国の人々の地震に対しての懸念も大きいのかもしれません。

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▲ 2014年4月1日の NBC NEWS Earthquake Swarm Doesn't Mean 'The Big One' Is Coming より。



特にオクラホマ州では、マグニチュード 2.5以下の小さな地震も含めれば、その数はまさにものすごいもので、2月には下のような状況となっていました。

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▲ 2014年2月24日の Earthfiles More Than 400 Quakes in Central Oklahoma Since Feb. 13, Plus Loud Booms Shaking Houses より。


アメリカの群発地震がどうなっていくのかは、わかりませんが、4月 1日に南米チリで起きたマグニチュード 8.2の地震では、その前に長い間、群発地震が続いていたということがありました。

そのあたりについては、過去記事の、

南米チリで現在起きている「1週間で 300回発生した地震」を現地の専門家たちは「破局的災害の予兆かもしれない」と考えている
 2014年03月27日

という記事でふれたことがあります。
大地震が起きたのは、その5日ほど後のことでした。

最近の世界の地震の動向は、なかなか気になるもので、たとえば、日本を含む「環太平洋火山帯」すべてに関して、地震活動が激しかったりということがあり、地球全体での何らかの懸念を意味することでもあるのかもしれません。

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2014年04月02日


アメリカのオレゴン州で何が起きようとしているのか



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▲ 2014年3月27日の KOIN Nearly 100 recent quakes on Mt. Hood not worrisome より。


オレゴン州にあるフッド山という山で、3月27日までの数日間だけで 100回以上の地震が発生するという出来事が起きています。フッド山は火山で、最後に噴火したのは 1790年なのだそうですが、火山学者や地震学者たちは、この地震は「心配のあるものではない」と言っています。

心配というのは、火山の噴火と関係するものではないという意味です。

アメリカ地質調査所の地震学者は上の記事で、「これは火山のマグマの移動による地震ではなく、プレートの変化による地震だ」と述べています。

これを聞いて、むしろ、

「そのほうが地質的には心配な話なのでは?」

と私などは思うのですが、同じように感じる人は多いらしく、また、オレゴン州では、他にもいろいろな地質的イベントが起きていることもあり、下のような記事もありました。

oregon-swarm-02.gif

▲ 2014年3月27日の examiner.com Oregon quake swarms at Mount Hood, sinkholes, loud booms, shaking, landslides より。


上の記事に書かれてあることを、地図としてまとめますと、この1週間ほどにオレゴン州の比較的狭い地域の中で以下のようなことが起きたようです。


or-map1.gif


先日、

南米チリで現在起きている「1週間で 300回発生した地震」を現地の専門家たちは「破局的災害の予兆かもしれない」と考えている
 2014年03月27日

という記事を掲載したことがありますが、その後、本日 4月2日に、チリ沖でマグニチュード 8.0という巨大地震が起きています。


チリ沖でM8.0の地震、中南米の太平洋岸に津波警報
ロイター 2014.04.02

米地質調査所(USGS)は1日、チリ沖でマグニチュード8.0の地震が発生したと発表した。震源はチリ北部イキケの北西86キロの地点で、深さ10キロ。

太平洋津波警報センターは、中南米の太平洋岸地域全域に津波警報を発令。「この規模の地震は大規模な津波を引き起こす可能性があり、震源付近では数分以内、離れた沿岸地域では数時間以内に津波が到達する場合がある」と述べた。





現時点ではまだ発生したばかりで、状況はわからないですが、チリでも、群発地震が続いた後でのこの出来事でしたので、オレゴン州の群発地震のことがふと気になり、今回の記事を書かせていただいた次第です。

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2014年03月30日


余震が 100回を越えた米国ロサンゼルスの地震は「サンアンドレアス断層」を刺激したかもしれないと専門家たちはいう



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▲ 2014年3月29日の米国 CTN NEWS L.A. earthquake: More than 100 aftershocks recorded より。


3月28日にカリフォルニア州のサンフランシスコで、マグニチュード 5.1 の地震が発生しました。

震源は、下の赤い丸の場所です。

la-map-01.gif

▲ 20014年3月28日の CBS より。


地震そのものによる被害は軽微でした。


ロサンゼルス近くで地震続発、最大M5.1 被害報告なし
CNN 2014.03.29

アメリカ地質調査所(USGS)は28日、米カリフォルニア州ロサンゼルス近くで同日夜、マグニチュード5.1の地震が起きたと報告した。震源の深さは約1.9キロ。

揺れは約15秒間続き、ハリウッド・ヒルズを含む周辺地域でも感知されたという。オレンジ郡の保安官事務所によると、人的、物的被害の報告は現段階でない。ラハブラの消防当局は震源に近い地域などで被害の有無を調べている。

数時間前には同じ地域でM3.6の地震も起きていた。また、1週間余前にはロサンゼルス市中心部から北へ約24キロ離れた地点でM4.4の地震が未明に発生している。




というもので、大きな被害はないようなのですが、余震が 100回以上続いている上に、他の報道では専門家が「今回の地震は、サンアンドレアス断層を刺激して、さらに巨大な地震を誘発する可能性を持つものかもしれない」というようなことを述べています。

下はロサンゼルス・タイムズの記事です。

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▲ 2014年3月29日のロサンゼルス・タイムズより。


この、専門家が言う「危険な断層」というのは、北米大陸の西側の海岸線に沿って走っているサンアンドレアス断層というものです。

このサンアンドレアス断層では、1年ほど前から異変が続いていました。

そのことは、

アメリカ大陸周辺で何が起きようとしているのか : ロサンゼルス沿岸のプレート境界の海底から大量に噴出するメタン
 In Deep 2013年03月08日

に記したことがあります。

その記事からサンアンドレアス断層を説明している部分を抜粋します。


サンアンドレアス断層での異変

サンアンドレアス断層というのは、アメリカ西海岸に 1,300キロメートルにわたって続く巨大な断層のことで、下の2つの矢印の間のラインのあたりです。

san-andreas.png


この場所はアメリカ大陸の過去数百年の中で最大の地震を起こしたと考えられている場所です。それは、西暦 1700年のことで、まだアメリカ合衆国がなかった時代のできごとです。

アメリカに文献が存在しないこの時代のことがわかったのは、実は日本の古文書からでした。

それについては、独立行政法人「産業技術総合研究所」の下のプレスリリースにありますので、興味のある方はそちらをご覧下さい。

北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定
 産業技術総合研究所  2003年11月21日発表

この1700年の地震は「アメリカで起きた地震なのに、日本の太平洋沿岸でも下のような高さの津波に襲われた」ほどの壮絶な地震だったと推測されています。


西暦 1700年にアメリカ西海岸で発生したマグニチュード 8.7から 9.2と推定される地震によって日本に到達した津波の高さ

1700-t.jpg


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この時の日本で起きた津波は、太平洋を渡って日本にまでやって来たのです。

アメリカ西海岸のサンアンドレアス断層というのは、そういう、地球で最大クラスの地震を起こした過去を持つ場所なのです。

今回のロサンゼルスの地震は、このサンアンドレアス断層と隣接しており、専門家たちは「トリガー」のような働きがないかどうかを調査しているようです。

カリフォルニア州には他にも数多くの断層が存在し、しかも、人口や家屋が多いこともあり、どの断層でも、巨大な地震が発生した場合の被害はかなりのものだそうです。

先のロサンゼルス・タイムズによれば、南カリフォルニアのプエンテヒルズ断層という断層で大規模な地震が発生した場合、最大で1万8千人の死者が発生し、経済的損失は「 2500億ドル( 25兆円)」になると試算されているのだとか。

これが、サンアンドレアス断層での巨大地震となると、被害規模の想定自体が予測不可能なほどのものになると思われます。なぜなら、上の抜粋しましたように、西暦 1700年には、アメリカの地震で、日本でも多数の被害者と、大きな経済的損失を出しているからです。


ちなみに、周期的に地震を発生させてきたサンアンドレアス断層での地震の前回の地震からの期間的周期はすでに過ぎていると考えられています。

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2013年07月24日


中国甘粛省の地震の直前に「地震雲」として中国版ツイッターに投稿された写真



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▲ 中国甘粛省定西市で、マグニチュード6.6の地震が発生した瞬間。news.163 より。
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7月22日に、中国北西部の甘粛省定西市で発生したマグニチュード 6.6の地震は、死者95人、負傷者約 1,000人ということになったようです。

今回の地震では、その直前に撮影された雲が「地震雲ではないか?」とネット上で言われていて、まあ、「地震雲」というものの定義そのものがあるわけではないですので、真偽や判断はともかく、中国で話題となっていることは事実のようです。

下の写真です。

中国版ツイッターに投稿されたもののようで、他にも多数の写真が投稿されていたようです。

ch-clouds.jpg

大紀元日本 より。


そんなわけで、今回の中国の地震についての大紀元の記事に、中国の各メディアの現地写真をまじえてご紹介します。

地震が発生した甘粛省定西市の場所は下です。

china_gansu_464.gif


それでは、ここからです。




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2013年01月22日


ブラジルの東海岸の地震は「南大西洋異常帯」上での非常に珍しい地震だった



昨日( 1月 21日)、ブラジルの東海岸を震源とするマグニチュード 5.8の地震が発生しました。
震源は場所は下の赤い四角のある位置です。

bra-2013-01-21.jpg


これを見て、私は「この場所って・・・」と思いました。


もう4年ほど前の記事になりますが、

深度10.0km 地震と36万回分の地震MAP
 2009年06月03日

という記事に、「1963年から1998年に起きた世界のすべての地震の震源」がマーキングされているマップを載せたことがあります。

下の地図です。






今回、地震のあったブラジル東部というのは上の地図を拡大すると下のようになります。


brasil-2013.jpg


これはどういうことを示しているかというと、「通常だと、まったく地震のおこらない場所のひとつで地震が起きた」といっていいかと思います。

日本を含む太平洋を取り囲む地域のように、地震が日常的である場所がある一方で、今回のように何千年も地震が起きたことのないような場所も、世界にはたくさんあります。上のブラジルの東海岸というのも、そういう場所のひとつです。何千年、あるいは何万年単位でしか地震は起きないのではないでしょうか。


それで、非常に珍しい地震だと思いましたので、記事を探していましたら、下の米国の記事に行き着きました。
その記事の要約です。

下の記事に出てくる「ヴァン・アレン帯」というのは、地球の磁場にとらえられた放射線帯のことで、下の図で地球の周囲に赤とグレーで描かれている宇宙空間での領域のことです。



▲ 「太陽嵐がヴァン・アレン帯から電子を消し去っていることが判明
(In Deep 2012年02月02日)」より。






Strong 5.8 magnitude earthquake strikes off east coast of Brazil

ブラジルの東海岸沖でマグニチュード 5.8の強い地震が発生

普通ではない地震

1月22日、ブラジルの人気観光地ナタール海岸の沖で地震が発生した。この場所は、プレート上にある場所ではなく、地震が起きることは極めて異例のことだ。

ブラジルと南米大陸はプレート上にある大陸の西では頻繁に地震が発生するが、東側では地震はほぼ起きない。

この地震の要因はわからないながら、もしかすると、ヴァン・アレン帯と関係する南大西洋異常帯( SAA )での磁場の成長の弱さと関係しているのではないかという話もある。






という記事なのですが、ここにでてきた「南大西洋異常帯」って何だ? と思って、調べてみると、 Wikipedia にもある一般的な用語でした。

Wikipediaの記述を抜粋します。


南大西洋異常帯

南大西洋異常帯( SAA )は、ヴァン・アレン帯における異常構造。

通常、ヴァン・アレン帯内帯における最低高度は約1,000km以上であるが、SAAにおいては高度300から400km程度にまで下がっている。そのため、同高度で比較すると放射線量が異常に多く検出される。 SAAの成因としては、地磁気軸が地軸と11度傾斜していることがあげられる。


south_atlantic_anomaly.jpg

▲ 右の矢印の部分が南大西洋異常帯。


という場所のようで、この地帯は、

・ヴァン・アレン帯内で高度が下がっている地帯
・そのため、放射線量が異常に多く検出される
・地磁気軸が地軸と11度傾斜した場所


ということのようです。


そして、今回のブラジルの震源と南大西洋異常帯とを重ねてみますと、下のようになりました。

saa-brazil.png


赤い部分が「南大西洋異常帯」です。


まあ、上の記事のように、今回の地震と「南大西洋異常帯」の磁場との関係があるのかどうかはわかりようがないのですが、今後、この「南大西洋異常帯」の上、震源マップでいうと、下で赤く囲んだあたりですが、

epicenters-2013.jpg

この、ふだんはほとんど地震が起きない地域の地震を注意深く見てみようとも考えたりしました。


今回のように「何千年も地震が起きたことのない」ような場所で、仮に地震が頻発するようなことになるのだとすると、様々な「未知の領域」というもの、あるいは「 2013年からの地球の様相」というようなものが見えてくるような時もあるのかもしれません。


あるいは、磁場の異変があるとするなら、それはすでにかなり進行しているポールシフトなどとも関係することなのかもしれないと個人的には考えたりもいたします。



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2012年08月27日


米国のカリフォルニアで突如始まった激しい群発地震



(訳者注) 米国の西海岸は比較的地震の多いところで、今回のカリフォルニアのあたりも米国では最も地震の多い場所のひとつといっていいかと思われます。なので、地震が起きたということ自体はニュースにならない場所でもあります。

しかし、今回、ロサンゼルス・タイムスの記事を読んだ後、米国地質調査所(以下、USGS とします)の地震発生データを見てやや驚きましたので、そのロサンゼルスタイムスの記事をご紹介します。

ちなみに、その USGS のデータですが、 USGS のサイトには「この1週間の世界でのマグニチュード2.5以上のすべての地震」が表示されるサイトがあります。

Latest Earthquakes in the World - Past 7 days

その、日本時間で8月27日午前のリアルタイム地震発生の表は下のようになっていました。

cal-eq-2012.jpg


カリフォルニアの南部の「ほぼ同じ震源」で、数分おきにマグニチュード2.5以上の地震が発生し続けていたことがおわかりかと思います。

ひとつだけカリフォルニアではない震源のものがあったので、見やすくするためにそこを線で消してみましたが、他には何の編集もしていません。


群発地震が続いたからといって、その後に何かあるというようなものではないのですが、米国の BBS などを見てみますと、地元の人では気にしている人たちもいるようです。

この地震について、米国のメディアからご紹介します。

なお、この群発地震の起きている場所ですが、記事にある英語表記の地図を日本語の地図に移植しました。下の「★」のある場所が今回の群発地震の震源です。

cal-map.jpg


それでは、ここからロサンゼルスタイムスの記事です。



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2010年04月06日


HAARP での地震の原理? - HAARP と VAN法の逆説的相関関係

Update ! - 磁気嵐が継続中であることを今日知りました。あと、地球に向けての CME (太陽のコロナが大量に外に向かって放出される現象)が発生しています。今までの例ですと、どちらも、あるいは HAARP のグラフの変動に多少の影響はあるかもしれないので、一応追記しておきました。(2010.04.07)


今回は昨日の「地球から消えていく水」の2として、カザフスタンで消滅した湖の「アラル海」のことを書こうと思っていました。ところが、昨日、今まで見たことのない HAARP モニタのグラフの変動があり、ちょうど先日書いたHAARP絡みの記事の直後に、メキシコで大きな地震が起きたということもあり、少し気になって、もう一度少しだけですが、地震のことなど調べていました。

その時に・・・

ikkyu.jpg

ピーンとひらめきが(軽いなあ)。

どこまでうまく書けるかわからないですが、書いてみます。
まずはその HAARP モニタのグラフの変動。

plotstations-cgi.png

単位のnTはよくわからないですが、この数値、すなわち1000で振り切れるのを見たのは、私は初めてですし、多分、滅多にないものだと思われます。


HAARP の公式な動作

いろいろと想像しても仕方ないので、HAARP の公式のサイトのテクニカル・インフォメーションを読んでみました。ものすごく簡単に書くと、 HAARP は、

1. ハイパワーの高周波を北極から送信

2. 電離層への効果の観測


ということをしているそうなのですが、このページの中にある「During active ionospheric research」(活発な電離層に関する研究をしているあいだ)を読んで、「ああそうか」と気づいたのです。

NASA の宇宙開発の例でも散見できますが、目的が軍事であろうと、他であろうと、国家の科学的研究は民間とは別の進み方をしているはずで(民間より進んでいるとは限らないですが)、すべて公開する必要は特にはないわけです。特に電離層のように、研究に比較的大規模な設備が必要とされそうなものでは、確かに国家などの大きな組織のほうが有利そうです。

となると、電離層について、より多くのことを知っている、あるいは HAARP 成立以来の数年間で「解明されてきたことがあれば」ということが前提なら、それで地震を起こせる可能性は確かにあるかもしれないと、ふと思ったのです。


今思い出す宇宙線と地震の関係

このことは、VAN法というギリシャで90年代に開発された「地中を流れる微弱な地電流の変化によって地震を予知する」という地震予測の方法があるのですが、その原理を見ていて気づいたものです。

この図は、VAN法を解説しているものです。

denriso.gif

地中で起きている予兆を先にとらえるというような構図となっているのがおわかりかと思います。このVAN法もそうなのですが、今、世界中にある民間などを含めた予測の大前提が、地震の前に地中から電流などの予兆が出るということになっています。つまり、「地震がある前に地中から発生する予兆がある」という理屈です。

しかし、私は基本的にこの意見を今ではまったく支持していません
わりと長い間、群発地震や何やらを観察していて、そして思うのは、長期間の変動とは別に、地震というのは「いきなり起きる」と痛感しています。

さて、ここで私が昨年の6月に書いた過去記事をリンクしておきます。

宇宙線と地震や火山の噴火の関係

です。
下の動画はその時に貼ったものです。



東京工業大学・大学院の丸山茂徳教授がここで話しているのは、

・地震を起こすトリガーとなるのは宇宙線
・つまり、地震の起きるシステムは今まで語られていた「力学的」なものではない
・浅い場所ほど宇宙線の影響を受ける


というようなことで、つまり、「宇宙線が地殻にケミカルな影響を与えて、(岩盤が破裂するような原理で)地震は起きる」ということです。これはこれまでの突然起きた巨大地震の唐突さを物語っていますが、宇宙線の正確な観測はできていないので、このことは実証されていません。


さて、ここからは私の意見ですが、地震という現象は、地中や地殻で単体で異変(地震)が起こるのではなく、宇宙線など上から異変が来て、地中でケミカルな反応を起こし地震が起きるのではないかと私は今では思っています。

これは、VAN法などの言っている前提とは逆なのですが、上からの異変も地中へ到達する前に機器に反映されるので、結果的には予測に反映されてくるということです。もちろん、予知機器には他の様々な電波も入りますでしょうし、これは予知地震の信頼度の問題の話ではなく、ここで書いているのはあくまで「地震の発生原理」の話です。

これを読んでお気づきになるかもしれないですが、「地震に関係する宇宙線の種類」というものが存在するのかもしれません。いつも同じ宇宙線が地球へ来ているわけではなく、地震発生時に来る宇宙線があるのかもしれない。それは、下のほうに書いた「銀雲」という高々度にできる雲のエピソードとも関連します。

何しろ、宇宙線のことはまだ多くが解明されていないので、このあたりは解明待ちということになるのでしょうかね。しかし、思い込みを含めて言わせていただければ、地震の発生の原因(の一端)が宇宙線というのは間違いなく感じます。ただし、300km以上の深さなどの非常に深いところで起きる地震に関しては、また違うのかもしれないです。


電離層の破壊と宇宙線の関係

この意見を前提に考えていただきたいのですが、HAARP の公式のサイトにある説明の

・ハイパワーの高周波による電離層への影響

は、できるかどうかは別としても、「電離層の破壊の試み」も含まれている可能性はあります(やってみたい科学者はたくさんいそう)。

電離層は、こちらに書かれているように、厚さが580キロもある非常に暑い層ですが、超短波ならこのように最上部に位置するF2層という層を突き抜けていくことができるようです。

isosphia2.jpg

もちろん、超高周波は突き抜けるだけで「破壊することなどできない」はずですが、まあ、そこは国家のマシン、できるのかもしれない(適当ですが。笑)。

さて、破壊できたとして、問題となるのは、そもそも「電離層は宇宙線の通過と関係あるのか」ということがあります。宇宙線は地球をも突き抜けていくほどの小さな存在。電離層などあってもなくても同じなのではないか、とは思います。まあ、そこはわからないです。ただ、試験的に電離層の破壊を繰り返して、「地震が起きるかどうか」のデータくらいは取れると思います。ダメならやめるでしょう。ここ最近は確かに大きな地震と HAARP は連動しています。

そういえば、昨年の夏に書いた記事銀雲(silvery clouds)というものが出ています。これは、高度60kmくらいの高いところにできる雲で、宇宙飛行士くらいにか見ることができないのですが、これが見えると必ず地上で災害が起きるそうで、宇宙飛行士たちの間では、「銀色の雲と地上の災害、とくに地震とは何らかの関係がある」というような共通認識があるという話です。

雲の生成と宇宙線に明確な関係があることは、私は先日知って、太陽活動と宇宙線。そして、地球の天気という記事に書いたのですが、普通はできない高々度の雲と宇宙線も関係あると考えると、「銀雲が出る時だけ地球に来る宇宙線」があると考えても、さほどおかしくないのではないかと思います。

アメリカには NASA があります。銀雲の観測はあるいは日常的にできるのかもしれない。つまり、「銀雲の観測 → 電離層の破壊 → 結果」というデータは取れるのかもしれません。


いずれにしましても、地震の原因の多くは宇宙から来ているというのが最近の私の結論です。最近は何でもかんでも宇宙からで申し訳ないですが(笑)、そう考えるのがむしろ自然に思えます。

仮に、HAARP が地震発生装置なら、それを巧みに利用する試みということかもしれません。まあ、宇宙を利用できるほど人間はかしこくないと思いたいですが。


[追記]他の要因について

上に書くのを忘れましたが、以前、記事書いたように、同時に NASA などでは、太陽フレアやCMEとの地震の関係。、あるいは月の引力と地震の関係というものも調べられていますので、宇宙線を含む「それらの相乗効果」という側面はあると思います。

しかし、少しでもこのあたりが真実に近ければ、地震の予知は数千年先でなくともできるようになるかもしれないですね。地球が少し残っていれば。




[追記2]地磁気嵐と CME

現在、太陽のCMEの影響で、地磁気嵐というものが活発になっています。これは太陽活動の影響で磁気が乱れた状態となることで、あるいは、今回の HAARP の乱れたグラフの一端にもなっている可能性もあるかもしれません。

また、昨日、「地球に向けて噴出されたCME」が発生していて、大規模ではないようですが、数日内に何らかの影響(通信障害など)がある可能性もあります。

こちらは、NICT 宇宙天気情報からの抜粋です

6日1時(UT)頃、太陽面現象としてCME(コロナ質量放出)が確認されました。SOHO衛星のLASCOカメラからは、太陽面の東側への放出が淡く確認されますが、STEREO衛星のCORカメラからは、ほぼ地球側への放出が確認されており、地磁気活動へ影響を与える可能性があります。
影響があった場合、到達は8日から9日が予想されます。


なお、以前より、太陽フレアと HAARP のグラフには多少の連動性が見られますので、明日以降の大規模な HAARP グラフの乱れはこの CME の可能性はあるかもしれません。ただ、このあたりの因果関係はあくまで推定で、何ともわかりません。

ちなみに、 NICT のこちらによると、「高エネルギー電子」というものがオレンジゾーンに突入しています。

high-energy.jpg

この高エネルギー電子というのがわからない。東京大学宇宙線研究所の森正樹さんという方の書かれた「高エネルギー電子、ガンマ線」というのを読みましたが、ますますわからなくなってしまいました(笑)。これを読むと、要するに宇宙線のことのようですが・・・太陽からも出ている? あるいは「高いエネルギーの電子」という意味の一般名詞なのかな。

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2010年03月14日


地震の行方:1906年のサンフランシスコ地震の記録

1900-san-francisco.jpg

・1900年のサンフランシスコ。今から110年前にすでに都市化は完成に達していたようです。
これが1906年の地震でほぼ消え失せます。

1906-city.gif

・1906年の地震直後のサンフランシスコ。大半のビルが倒壊しています。





先日、オーストラリアのニュースサイトで、「NSW州中央沿岸部で小規模地震 (オーストラリアニュース 03月12日)」というのがありました。
NSW州というオーストラリア北西部の州で、マグニチュード3.4の地震があったという記事です。M3.4 程度で、震源は海洋上。これなら大きく揺れても震度2が関の山です。

マグニチュード3でニュース?」と、不思議に思い、ニュースを読んでみると、こうありました。

 > 同地域で最近起こった地震は1916年6月でマグニチュード4.5のもの。

なるほど。
全然地震がない地域のようです。
1916年ということは、ほぼ100年ぶりくらいの地震ということになるのかもしれません。今このあたりに住んでいる人の大半は「地震そのものを知らない」ということになりそうです。すごいなあと思いますが、最近、こういう「100年ぶり」というような地震がそこそこ出て来ているような気もしないでもないです。先日、沖縄で起きたマグニチュード7の地震も、規模としては100年ぶりだとか。

2010年に入ってから、ハイチやチリの大地震が起きていて、現在、太平洋を取り囲むようにして存在する環太平洋のプレートや震源域がとても活発になっていますが、地震に関して、「100年ぶり」と言われて思い出すのが、1906年に起きた、アメリカのサンフランシスコ地震です。

写真がたくさん残っていますが、それはそれはものすごいものです、死者の数は3000人でしたが、街の受けているダメージはものすごいものです。

日本では、過去の都市部での地震の写真として関東大震災を比較に出されることがありますが、現在の東京と比較すると、1906年のサンフランシスコ地震の街が受けたダメージの様子の方が参考になるような気がします。

Google の画像検索でもたくさん見られますが、マグニチュード7.8の地震でも、耐震設計のなされていない都市はほぼ完全に破壊される現実を見せてくれます。

hist_us_20_sf_quake_1906_pic_wiki_2.jpg

Aftermath_of_San_Francisco_earthquake,_1906.jpg

pruitt-igoe-collapses.jpg

いろいろな災害の動画の中に、1906年のサンフランシスコ地震の映像も入っている貴重な動画が Google Video にあります。

San Francisco Earthquake (1906 and 1989) - Google Video


さて、そのサンフランシスコというか、アメリカの西海岸ですが、以前に何度か書いたことがありますが、サンアンドレアス断層というものが走っていて、その近辺地域では常に大地震の可能性があります。

(参考記事) カオス化の予感(2010.01.18)

サンフランシスコやロサンゼルスは比較的、この断層の真上なので、地震が起きた場合にはいつも被害が大きくなる傾向はあります。



アメリカ地質調査所USGS は、1996年に「この地域(1906年のサンフランシスコ地震が起きたあたり)で、マグニチュード6.7以上の地震が2030年までに起きる確率は70%」と発表しています。

When Will the Next Great Quake Strike Northern California?

まあ、この「何年までに○○で地震の起きる確率は何パーセント」というのがあまりアテにはならないものだ、というのはありますが、それでも地震の起きやすい場所というのは厳然として存在しているわけで、日本のあらゆる太平洋側などもそうです。


地震の予測というものは、科学やオカルトすべて含めても、少なくとも私たちが生きている間にはうまくいかないもののような気もします。

なので、最初から「起きるのが普通」と考えて、いつ起きてもいいようにしておくしかないようにも感じます。また、先日のチリ地震での津波は想定よりも低かったようですが、アメリカ西海岸で大地震が起きても、津波に関しては同じように警戒する必要があると思います。「数十センチの津波で大騒ぎ」というような論調の意見の見だしをネットで見かけたことがありますが、50cmの津波でも、子どもならあっという間に流されます。津波に対しては、恐れすぎるほど恐れても構わないはずです。

また、チリ地震では直接的な被害の後に、長く給水と食物配給が途絶えて、略奪などで街が荒れたようです。小さなお子さんなどがいる方は、水が第一かと思います。水だけあれば、何も食べなくても健康な人間なら何日も生きていられます。また、赤ちゃんのいる方は、その用意を最優先で。

現在の環太平洋の地震帯の活発化を見ていると、様々な大地震が連鎖的に起きていっても、それほど不思議ではない気もしないでもありません。

どうにも、世界で100年ぶりとか何千年ぶりのことが起きすぎています。

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[追記] 干ばつの追記

今回の本文とは関係ないもので、先日の2010年2月の災害 その2 - 広がる干ばつという記事に関連した追記です。

その後、コメントで教えていただきましたが、インド、アルゼンチンなどでも深刻な干ばつが進行しているそうです。また、インドシナ半島全域に影響するメコン側で異常渇水が深刻になっているようで、干ばつに結びつく可能性があります。

インド 干ばつ、洪水深刻/21年ぶり米輸入超へ 国内生産1割以上減

干ばつで非常事態宣言、アルゼンチン

メコンで異常渇水 ダム建設の中国に対する批判高まる

また、

日本、韓国は米国産小麦の輸入に支障の恐れ−供給施設が一時閉鎖へ

というニュースもありました。
世界の食糧事情はなかなか厳しい局面を迎えそうです。

もちろん、日本はもっとも影響を受ける国のひとつです。


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2010年02月28日


チリの地震で動いた断層の範囲のすさまじさ

Update - チリの地震の余震分布図の大きさの地図をもうひとつ作りました。そのすごさがわかるかと思います。(02.28)


昨日起きたチリの地震は、私が地震に興味をもって少しだけですが調べ始めてから、もっとも驚いたもののひとつです。それは被害の規模ではなく、地震の規模そのものについてなのですが、マグニチュードの 8.8 というのもそうですが、気象庁によると、どうやら今回の地震では、「断層が 600 km に渡って動いた」ということのようです。

昨日、「余震の範囲が広すぎる」と感じていたのですが、それは、断層が非常に大きく動いたからだったようです。現時点(2月28日の午前9時頃)での余震状況は、このようになっています。

chile-1.jpg

これだけでは実感がないようにも思われますので、チリと日本を同サイズにした地図で説明すると、このすさまじさがわかると思います。

これが今回のチリでの余震と分布となっていて、この赤い範囲の断層が動いた(あるいは動いている)と推定される地域になります。

chile-2.jpg


これをそのまま日本の地図に当てはめてみましょう。
東京を中心にしてみます。

japan-1.jpg

この範囲!

仙台から四国までの距離での断層がずれて、この範囲の全域で何十時間もマグニチュード5以上の地震が起き続けるというような地震がチリで起きていることになります。

今回のチリの地震は太平洋を巡るプレートです。
実は今、同じ太平洋プレート上に近いアメリカのカリフォルニアと、アラスカで群発地震のようなものが続いています。それが何を意味するのかは全然わからないですが、ある程度の地殻の活発化は感じます。

まあ、しかし、今まで何度か書きましたが、今まで(の数十億年がそうだったように)いつかは地球の形は変わるわけで、その際には地震も噴火も避けられないと思われます。私たちはこの時代に生きている者として、その変化を見たり、あるいは自分も直接被害者となって体験することになることは、程度の差はあっても避けられないのかもしれません。

頻度ではチリ以上の地震国である日本では、特にそれは言えるように思います。


[追記]チリの余震状況と、それを日本に当てはめてみると・・・。

チリの余震はその後、100回に迫る勢いで起きているのですが、余震とはいっても、M6.9などの非常に大きなものも含まれています。隣のアルゼンチンでも地震が発生したようで、どうも何だか大変な感じです。

上の日本地図との比較を現在までのチリの余震分布をそのままの縮尺で当てはめてみました。こちらが日本時間午後6時頃のチリの余震状況。

chile-5.jpg

四角の大きさはマグニチュードを表しますが、多くがM5前後くらいはあります。
これをそのまま日本の断層に沿って置きかえるとこうなりました。

japan-2.jpg

こんな広い範囲で何十回もM5クラスの地震が起きているってのは、もう・・・。
本当にすごいです。
タグ:チリの地震

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