2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2008年08月25日


熊本からものすごいユリとものすごい赤潮のニュース

熊本から自然関係のニュースをメモ。

yuri-50-0825.jpg

▲ 1本の茎から50本の花をつけた高砂ユリ



1株の茎からユリの花50本 肥料効きすぎた? 熊本

池田さんは「昨年は普通に咲いていたのに。ビニールハウスでドラゴンフルーツを栽培しており、その肥料が効きすぎたのかも」と話している。



植物ってそういうものなのですかね。
・・・なんかそうではない気もしますが、タカサゴユリの写真をいくつか見てみますと、普通は1株からの花はひとつ〜多くて5、6本のようです。


もうひとつは赤潮関係ですが、死んだ魚の数がすごい。

赤潮で養殖ブリ約2万5千匹死ぬ 熊本・御所浦

八代海で赤潮が広がり、熊本県天草市御所浦町沖に設けられた養殖いけすで25日、計約2万5千匹のブリが死んだことが確認された。熊本県は、11日に八代海に赤潮警報を発令したのに続き、25日にも「赤潮被害が拡大している」と警戒を呼びかけた。



赤潮の発生原理は正確にはよくわかっていないそうですが、地面の温度、海水の温度の上昇で発生は増えるようです。


[追記]次の日の8/26に、神戸でも同じようなニュースが報道されていました。こちらは「ユリ3本に70輪とのこと」。「タカサゴユリの変種と思うが、これほど繁殖力が強いのは見たことがない」という職員のコメントもありますので、やはり珍しいようです。

ユリ3本に花70輪 「怖いくらい育った」

yuri-kobe.jpg


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2008年08月18日


幻想的でどこか終末的な月食の写真

ニュース自体は単なる部分月食のニュースなのですが、撮影された月の様子があまりにも美しかったので、紹介しておきます。

猛暑続く日本列島各地で 月食観測(MSN産経ニュース)

trd0808171747007-p1.jpg


月食は太陽、地球、月がこの順で一直線に並び、太陽光を地球が遮るために起きる現象。日本での月食は昨年8月28日の皆既月食以来で、次は平成22年6月26日となる。


のだそうです。


この中に


> 月食は太陽、地球、月がこの順で一直線に並び


という記述がありますが、「こういうのって何か地球に影響を与えないのかな」と思い、とりあえず前回の月食日である2007年8月28日前後を調べてみましたが、特に大きな地震というのはなかったようです。

近辺で一番大きかったのが2007年8月31日の静岡県西部 M4.3(最大震度3)の地震くらい。


ただ、この2007年の夏というのは世界的に見ても、マグニチュード8.0で500人以上の死者を出したペルー地震があり、日本でも7月にはマグニチュード6.8で場所により震度7まで計測(柏崎刈羽原子力発電所)された新潟県中越沖地震が起きています。


まあ、上の月の写真は美しいことは美しいのですが、一種、終末的なイメージを連想させないでもないです。



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2008年08月14日


地震と体感 その2(閃輝暗点だった昔の友人)

先日、地震と体感についての感想というか、私自身の持つ持病などとの絡みで書かせていただきました。(該当記事は「体感について(私の病気のことなど)」です。)

何となく、体感による地震感知を否定しているような感じにになってしまったのですが、そういうわけではなく、私自身がめまいの持病を持っているためわかりにくいということでした。


さて、それとは別の話で、私自身の病気ではないのですが、以前、私が地震と体感のことを考えるキッカケとなったひとつの病気があります。

それは、聞き慣れないかもしれませんが、「閃輝暗点」という病気とその症状です。読み方は「せんきあんてん」といいます。

詳しいことは、

閃輝暗点 - Wikipedis



光が見える閃輝性暗点

などを参照していただきたいと思いますが、非常に大雑把にいうと、「視覚障害と激痛を伴う偏頭痛」とでも言えばいいでしょうか。

これを単なる「偏頭痛」と思うとそれは全然間違いで、「この世の終わりかとも思えるほどの激痛と吐き気」が何時間も続くという実につらい病気なのですが、原因も治療も完全には確立されていません。

かつて知り合いにこの病気を持つ女性がいて(今でも知り合いですが、住む場所が離れて疎遠となっています)、昔、その人が「地震と症状がリンクしている気がちょっとするんだよ」と言っていました。

何しろ症状が激しい病気のわりには、発作の出るキッカケがはっきりとはしていないので、「どうしてなるのか」ということを気にかけている患者の人も多いです。で、彼女がまた、他の同じ病気の人とインターネットの掲示板でその話(大きな地震が近づくと発作が出やすい)をしたところ「そうかも」という意見が相次いだというのです。

このことを検証する術はないのですが、仮に地震の発生の前に体感を感じることがあるとすれば、それは地震の発生前に何らかの変化が大気中などに生じて、それが体に影響を与えるということなのだと思います。

しかし、やはり明確な因果関係を掴むのは難しいとは思います。

(地震の前に大気イオンや電磁波などが増加するのは事実ですが、通常でも増加することはあるので)

人間は自然の変化から何らかのサインを受け取ってはいるのでしょうが、それを敏感に受け取ることのできる人と、そうではない人がいるいうことになるのかもしれません。

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2008年08月10日


非常に珍しい二黄卵ならぬ「三黄卵」

1個の卵から黄身3つ!? 「縁起物卵」

3egg-okinawa.jpg

養鶏所を営み、鶏卵に詳しい諸見里ポートリー(八重瀬町)の諸見里安栄社長によると、原因はニワトリの生殖機能の異常発達で、黄身2つはよくあるが3つは「数十万個に1個の割合」という。


珍しいニュースは全般的にメモしておくことにしましょう。

こういう希な例とは関係ないですが、阪神大震災のしばらく前あたりから現地の養鶏場では二黄卵(ひとつの卵の中に黄身が2ヶ入った卵)を産む鶏が非常に増えたという話があります。地震との原因はわかりませんが。


ちなみに、一般的には「丸一養鶏場」(ここは「二黄卵だけをパックにした商品」を打っています。結構珍しいのでは)という養鶏所の「見てびっくり! 食べてニッコリ◎ 二黄卵(双子卵)」によると、二黄卵は「産卵をはじめたばかりで産卵リズムが安定していない若い鶏がよく産む」ものだそうです。


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2008年08月09日


アリューシャン列島の群発地震が激化

7月に書いた「アリューシャン列島って群発地震化しているのですかね」で触れたことの続きですが、アリューシャン列島での地震がさらに群発化しています。

Latest Earthquakes in the World - Past 7 daysにありますが、1週間分の地震しか掲載されないので、今日の状態でこちらに保存しておきました。

この2日間だけで200近くの地震が起きていて、昨日などは10分に一回くらいのペース。

大きな地震に結びつくかどうかはわかりませんが、このあたり地震活動が相当活発になってきたということではあるようです。

一応は日本周辺の出来事ということで、気になりましたので記しておきました。


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2008年07月22日


やはり竹は枯れていた

以前こちらの竹の花が咲きまくる2008年でも竹の花について触れたことがありますが、今度は竹林が枯れているというニュースがありました。

photo159053.jpg

全国で竹林崩壊?国土崩壊の先触れなのか

ほとんど誰にも気づかれないまま、今、全国的に竹林が崩壊し始めている。記者が最初に気づいたのは今年2008年5月の連休。


という記事。


竹に関して取材した記事は珍しいですが、ただ、この記事、基本的に文章内容と取材事実は違っていて、「全国的に」と書かれてはありますが、記事を読むと「近鉄八木駅(奈良県)から津駅(三重県)」までと「7月に訪れた宮崎で」枯れていたということになります。


なお、記事中では、

> テングス病や黒穂病などの病兆を示しており

とありますが、黒穂病は基本としては稲の病気で、テングス病だと枝に変形が起きるらしいですので、掲載された写真と他文献を照らし合わせてみますと、これは竹の花だと思われます。


tengusu.jpg

△ テングス病だとこのようになるらしいです。(竹の病気 「テングス病」 より)

また「竹林は国土崩壊のきっかけになるだろう」というのも今ひとつわからないですが、東海や中部地方を中心に竹林に変化が起きていることは確かなようです。

竹の花が咲いて竹が枯れることと天候、天変との関係はわかってはいませんが、気象状況を含めて確かに通常の年とは違う気はします。


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2008年07月20日


神奈川県内のがけ崩れが昨年比約10倍に

神奈川県内のがけ崩れ激増/4〜6月の件数、降り続く雨が原因

県内でがけ崩れが激増している。ことし四月から六月までの発生件数は平成に入った一九八九年度から最多の六十五件で、前年度同期比(六件)の約十一倍にも上る。


「がけ崩れを引き起こす大きな要因となっているのは降り続いた雨」と、原因がはっきりとしているようですが、昨年比で11倍というのはちょっとすごい。


> 県砂防海岸課は「ことしの件数は突出していて異常な数」と話す。


とのことで、雨だけが原因なら問題ないのですが、突出の仕方が異常なので気になった次第です。雨が昨年の10倍降ったわけではないですしね。(単純な計算で申し訳ない)

地殻の微震が積み重なり・・・なんて想像をするのは考えすぎですかね。



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2008年07月19日


熊本の空一面が黄色に

熊本市の空一面が黄色に 問い合わせ相次ぐ(テレビ熊本)

tku-photo.png

熊本市ではきのう午後7時すぎ空一面が黄色くなる現象が起こり、熊本地方気象台には午後7時すぎをピークに、「空が黄色いがどうしてか?」といった問い合わせの電話が数十件かかったということです。熊本地方気象台は、「雲の合間から光が差し込み黄色やオレンジの光が雨粒で散乱したものではないか」と話しています。

2008-07-18 19:21:29



上の写真はそのテレビ熊本でのものです。他に探してみると、こんなのが。

kuma0716.jpg

ごく普通に撮影したものだそう。
ここまで黄色いと確かに問い合わせもしたくなりますね。

大気の汚染状況も見てみましたが、(こちらの予報)この日は、

osen-718.png

こんな感じで、黄砂や大気汚染の関係ではなかった模様。
地方気象台の人の言うように

> 雲の合間から光が差し込み黄色やオレンジの光が雨粒で散乱したもの

ならもう少し頻繁に見られてもいい気もしますが、ここまで黄色い風景は黄砂の時でさえあまりなさそうな気もします。



何なんですかね。


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屋久島でのウミガメの産卵が史上最高ペース

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<ウミガメ>上陸全国一の鹿児島・屋久島で史上最高ペース

全国一のウミガメ上陸・産卵地の鹿児島県屋久島で、今年の上陸が観測史上最高ペースになっている。宮崎市内の産卵地では既に過去最高数を超え、福岡県福津市でも過去最高に迫る。関係者は「ウミガメが乗る海流の北上などの影響か」などと首をひねりながら、「保護活動が実ってきた面もある」と喜んでいる。



最近、やたらと多い、このウミガメの産卵が増えているニュースってなんなんでしょうね。

関連記事 小田原の海岸でアカウミガメの産卵が確認される


「保護活動が実り、亀の生息数が増えつつあるのでは」という意見が書かれてありますが、アカウミガメの生態自体がよくわかっていないわけで、どちらかといと、人間の奢りに近い意見のような気もしないでもないです。

ウミガメが増えるのはいいことですが、

> 同市の担当者は「海水浴場での産卵は半世紀近くないのでは」と驚く

という事態が続いているのは何だか不思議であります。


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2008年07月16日


富士五湖震源の地震を振り返る

mihiraki010528ezu2.jpg

▲富士山の宝永噴火(1707年)の絵図。日本がこういう重要な資料&伝承文化の技量を持っていたことが今でもとても役に立っています。




昨日、富士五湖の周辺を震源とする地震が3連発しました。

このあたりでこういう地震が起こることはわりと珍しいので、我々凡人はどうしても「富士山が・・・」と考えてしまうのですが、少し冷静に昨日の地震をメモを兼ねて振り返っておきましょう。


起こったのは次の3つです。

震源地 山梨県東部
震源時 2008/07/15 21:37:15.05
緯度 35.526N
経度 138.980E
深さ 20.7km
マグニチュード 4.1


震源地 山梨県東部
震源時 2008/07/15 22:23:06.86
緯度 35.526N
経度 138.981E
深さ 21.0km
マグニチュード 4.4


震源地 山梨県東部
震源時 2008/07/16 00:09:36.60
緯度 35.525N
経度 138.979E
深さ 20.1km
マグニチュード 2.6



共通しているのは、深さが大体20km前後というところで、このあたりからこれが火山性地震(火山活動によって発生する地震)なのかどうか調べてみると、火山性地震等にありますが、

厳密には、火山性地震は「火山の近くで発生する、震源の深さが10km以浅の地震」と定義される。
とあります。

そこに照らし合わせると、昨日の山梨3連発は定義からは火山性地震ではない、ということになります。

同時に

余震や前震がなく、本震のみが単独で発生するとみなされている


という記述もあり、やはり火山性地震ではなく、通常の(群発か連発)地震であるということが言えそうです。

ただ、静岡新聞「東海地震は今」というページによると、地震と富士山の連動について書かれてあり、最短で当日〜最長で地震の13年後に富士山の噴火が起こっているようです。

また、火山活動の後に地震活動が続いた例も記されていて、やはり富士山周辺での地震が群発に発展するようなことがあれば、懸念されることだと思います。


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