- ペルーのニュースで報じられた「チチカカ湖上空の謎の火球」
- 朝鮮半島の軍事最前線の「白翎島」で韓国での同日での地震最多記録となる群発地震が発生
- マーシャル諸島の夜空で NASA が撮影した不思議な「光の痕跡」の正体は
- 地図には載っていない「悪魔の血の湖」のあるチリの町には神の名前がつけられて
- タイ・アユタヤでの吊り橋崩落の現場の様子
- 東京各地の地下水の水位が数十メートル上昇していることが判明
- ロシアのスモンレンスク市で、突然コンクリートの大地から温水が噴き出した
- さらに出現する火星の上の白い影: NASA のローバーギャラリーに写る物体のようなもの
- 富士山の林道で発生した大規模な「地盤崩壊」
- アイスランドの群発地震に対して出された異常事態宣言
【気になるニュース】 の記事一覧
2013年05月29日
ペルーのニュースで報じられた「チチカカ湖上空の謎の火球」
▲ チチカカ湖の謎の飛行物体を報じるテレビ報道。
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チチカカ湖というのは、下のような湖です。
数少ない古代湖でもあるそのチチカカ湖の上空に、「謎の燃える飛行物体」が目撃されたことがペルーのテレビで報道されていたようです。
下のような感じのものです。
拡大すると、火球の中心部に何らかの形のある物体があることがわかります。
動画を見ると落下スピードがかなり遅いので、隕石のたぐいではないと思います。また、この手のもので、よく見間違える「夕焼けの中の飛行機雲」というものとも違う気がします。
下が動画です。
上のほうで書きました「夕焼けの中の飛行機雲」とは下のようなもので、角度によっては不思議な落下物に見えます。
▲ 写真であそぼ!より。
今回のチチカカ湖のものは、隕石や飛行機雲ではないように見えますが、これが何かというのを考えるのは難しいです。
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2013年05月18日
朝鮮半島の軍事最前線の「白翎島」で韓国での同日での地震最多記録となる群発地震が発生
▲ 今回地震のあった白翎島の周辺には、3月に北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記が直接視察に赴いています。東亜日報の「金正恩、白翎島の打撃順番を直接指示」より。
物騒な場所で起きた、自然界の物騒な異変
韓国の沖合にある白翎島(ペンニョンド)という場所で、マグニチュード4.9の地震と、その前後に周辺海域で8回を越えるような余震が起きています。これは韓国では本当に極めて珍しいことです。
白翎島とは下の場所です。
地震の多い国である日本だと、マグニチュード 4.9程度の地震などは何でもないような話ですが、韓国は全土を通して地震というものがほとんどといっていいほど起こらず、まして、今回地震が起きた海域では、地震の発生はほとんどない場所といっていいところです。
しかも、群発地震というものがほぼ記録にない国で、群発地震のようなものが起きているということで、韓国では大きな報道となっています。
その海域は北朝鮮と韓国の軍事的な衝突ポイントでもある場所
この「白翎島」という島、朝鮮半島情勢的にも複雑な場所ある島でして、そのあたりを Wikipedia から抜粋します。
白翎島(ペンニョンド)
朝鮮半島の西、黄海上に浮かぶこの島は、大韓民国(韓国)の施政下にあり、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と間近に対峙している。
白翎島との間の海域には韓国の北方限界線(NLL) が走っている。一方、北朝鮮はNLLを認めておらず、1999年に独自の「海上軍事境界線」を白翎島の南方に設定したため、この海域の主権をめぐって南北が争っており、2010年には白翎島西南海域で天安沈没事件が発生している。ただし、北朝鮮は白翎島と韓国本土との間の船舶の通航のみは認めている。
このように韓国にとっては北朝鮮との最前線となる島であるため、住民とほぼ同数の 4000人規模の海兵隊第 6旅団が配備されている。
下の図は、 中国のサイトにあったもので、日本語ではないのですが、「北方限界線」などは同じ漢字ですので、なんとなく位置関係としてはおわかりになるかと思います。
こういう物騒なところで、「記録では起きたことのないような地震が起きている」ということがとても興味深かったので、ご紹介しました。
記事は、韓国のメディアの最新のものをご紹介します。
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2013年05月09日
マーシャル諸島の夜空で NASA が撮影した不思議な「光の痕跡」の正体は
5月7日にマーシャル諸島の上空で下のような光景が撮影されました。
これは一体何?
オーロラ ?
UFO ?
超新星爆発 ? (それはないだろ)
不思議に見えますが、実は合理的な説明がつくものだったようです。
このことを紹介していた記事をご紹介します。
What Left These Spooky Trails in the Sky?
Universe Today 2013.05.07
夜空に浮かんだ奇妙な光の跡の正体は?
これは一体何だろう。5月7日にはマーシャル諸島の上空で目撃されたこれらの奇妙な光るトレイル(跡)は、米航空宇宙局(NASA)の写真家ジョン・グラント氏により撮影された。
まるで特殊効果のように見えるかもしれないが、これらのカラフルな雲は、実際に5月7日の午前3時39分、マーシャル諸島で観測用ロケットの打ち上げの跡に観測されたものだ。このロケットは上層大気で、電磁活動を調査する NASA の E VAX 実験のためのものだ。
▲ ロケットの打ち上げ風景
実はこの現象には科学的な説明がつくのである。このカラフルな跡のうち、赤い雲は、リチウムの蒸気、白と青の痕跡の雲は、トリメチルアルミニウムの放出によって形成された。
これらの雲は、マーシャル諸島のさまざまな地表から科学者たちが電離層による中性風を観測することができたことともつながる。
トリメチルアルミニウムを使う理由は、物理的に風を見ることはできないために、測定するために、風の痕跡を残すために使用しているという。
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2013年05月07日
地図には載っていない「悪魔の血の湖」のあるチリの町には神の名前がつけられて
今回ご紹介する場所は下のような光景が広がるところです。
まるで、殺戮の大地のような血の池と川と広がっているように見えますが、これは血ではなく、こういう色をした湖なんだそうです。
チリの北部の海抜 3700メートルの場所にあるということで、最近までは地元の人以外はその存在を知らず、チリの国立観光サービス局などもこの湖を把握していなかったので、今でも「地図には載っていない」のだそう。
水はこんな感じです。
このチリの湖の水が赤い理由に関しては、藻などの影響ではないという専門家がいるようですが、具体的な調査がおこなわれたわけでもないようですので、正確にはわかっていないようです。
ところで、この湖のある町の名前は Camina と書き、日本語読みはカミナ。「神名」と憶えるとおぼえやすいとかと思います。
でも、地元ではこの湖は「悪魔の所有物」だと昔から伝承されているそうです。
その悪魔を囲い込みながら神の名を持つ町はチリの北部の下の場所です。
この湖のことが書かれていた記事をご紹介します。
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2013年04月29日
タイ・アユタヤでの吊り橋崩落の現場の様子
▲ 現地の新聞メディアのうちのひとつコムチャドラックより。
今日の読売新聞に下のような記事がありました。
つり橋崩落、50人死傷…タイ
読売新聞 2013.04.28
タイ中部アユタヤで28日夕、つり橋が崩落する事故があり、橋を渡っていた地元住民5人が死亡し、約45人が負傷した。つり橋を支えていたケーブルの損傷が原因とみられる。崩落の際に川に落ちた歩行者らもおり、今後、犠牲者が増える可能性もあるという。
タイ英字紙・バンコク・ポストによると、このつり橋は道幅4メートル、長さ120メートルで、1982年に造られ、昨年、改修工事が行われたという。
というものでしたが、むかしよくタイに行っていた私としては、このようなタイのニュースは気になりますので、現地のメディアを探してみましたら、現場の写真などが多く出ていました。
報道内容は上の概要と同じようなものですが、写真を掲載しておきます。
アユタヤの吊り橋の崩落現場の様子
Thai Dailynewsより。
▲ 川の中に落とされ流された人たちもいるようで、まだ被害の全容が判明していないようです。
▲ 捜索とメディアの取材者と見物人たちがごっちゃになっている模様。タイの事故現場ではよくある光景です。
▲ ここが崩壊した部部分のようです。
タイは過去記事にもありますが、他のさまざまな国と同様に「異常な地盤現象」が相次いでいまして、今回の事故も原因はどこにあるのかはまだわかっていませんが、それら過去の出来事を思い出します
そのタイの地盤異常に関しての過去記事とその写真をリンクしておきます。
・タイの首都バンコクで次々と街中の道が陥没していく
2012年04月11日
・タイで何が起きているのか: プーケットの地震、陥没する土地、そして、燃え上がる大地
2012年05月01日
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2013年04月28日
東京各地の地下水の水位が数十メートル上昇していることが判明
東京都内の地下水位が40年前との比較で、最大の場所で約 60メートル上昇していたことがわかったという記事が昨日の読売新聞に掲載されていました。
▲ 読売新聞の記事に掲載されていた都心の地下水の上昇を示した図版。数字の単位はメートル。
これは調べたのが東京なので、東京だけがわかったということだと思われ、他の地域も同じようなことになっている可能性もあるような気がします。たとえば、関東全域などの地下水の状況がどのようになっているのかも含めて、かなり興味深い現象だと思います。
世界中で多発しているシンクホールなどとも、あるいは、先日の「ロシアのスモンレンスク市で、突然コンクリートの大地から温水が噴き出した」という記事で載せてロシアで温水が噴き出したニュースなども含めて、いろいろと「下」では起きているのかもしれません。
▲ 上の記事より。
新聞のオンライン記事は、わりと早くに削除される傾向にありますので、記事を残しておこうと思います。
ここからです。
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2013年04月22日
ロシアのスモンレンスク市で、突然コンクリートの大地から温水が噴き出した
少し前の In Deep で、
・突然開くシンクホールの恐怖 : 異常な頻度で地盤崩壊が発生し始めたロシア南東部の街
2013年04月11日
という記事をご紹介したことがあります。
ロシアのサマラという町を中心に、この数週間のうちに何十ものシンクホールが開き続けているというニュースでした。
今度は、そのサマラより西北に位置するスモンレンスクという比較的大きな街で、駐車場の地面から突然、温水が噴き出すというできごとが起きました。
▲ ロシアのスモレンスク市。
最後に動画も載せておきますが、動画は消えるなどもありますので、写真で状況の流れを貼っておきます。
Massive geyser erupts in Russian parking lot
Auto Blog 2013.04.18
ロシアの駐車場で大量の地下水が爆発するかのように噴き上がった
その高さのすごさは周囲の車や建物と比較するとおわかりかと思います。
下が動画です。
ロシアは広い国土ということがあるのでしょうけれど、中国と同じくらいに、多くの「大地の異変」についてのニュースを目にします。
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2013年04月11日
さらに出現する火星の上の白い影: NASA のローバーギャラリーに写る物体のようなもの
先日の「火星の記録」コーナーの記事は、
・火星探査機オポチュニティが撮影した「火星の不思議な光」が話題に
2013年03月25日
というもので、下のような光か物体かわからないですが、何か写っているように見える火星無人探査機ローバーのオポチュニティの写真をご紹介しました。
今回ご紹介する写真も、比較的色彩として似たものですが、「形」は前回のとかなり違います。
NASA ローバーミッションのサイトの中のギャラリーの中にある写真で、 URL は、
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/all/1/p/107/1P137691267EFF2222P2363R1M1.JPG
で、大きな写真も上のリンクで見られます。
その写真はこれです。
これでは何かよくわからないと思いますが、上のほうにある「白いもの」を拡大すると下のようになります。
さらに拡大すると下のようなものです。
これ以上拡大すると、さすがにぼやけた画像となりますが、いちおう貼っておきます。
変わった形の「白い岩」かもしれませんし、あるいは小さな可能性としては、ローバーミッションを含めての、地球から探査にいったどれかの探査機の何かの部品や一部である可能性もあるかもしれません。
そのあたりは探査機の構造に詳しくないので何とも言えません。
ただ、これに関しては、影の位置が比較的しっかりとしているので、データの損傷などや、光の映り込みではなく、何らかの物体がそこにあるとは思います。
こういうのカラーで載せてほしいなあ・・・とは思うのですが、 NASA は、選抜の基準はわからないものの、カラーとモノクロを見事に使い分けています。
それにしても、火星の上も最近は賑やかになってきました。
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2013年04月10日
富士山の林道で発生した大規模な「地盤崩壊」
先々週くらいに、
・富士五湖の河口湖で水位の異常なレベルの低下が続いている
2013年03月24日
という報道をご紹介しましたが、今回は富士山そのものに関してのものです。
富士山の山頂から北東に約5キロのところにある「滝沢林道」という林道に沿って、約 300メートルに渡って大規模な地割れなどの近く異変が起きているというニュースがありました。
また、現場を撮影した人の動画が YouTube にありましたので、その写真などもご紹介します。
まず、報道はテレビ朝日からです。
“富士山に異変!”林道に大規模な地割れや段差
テレビ朝日 2013.04.09
富士山の林道で、300メートルにわたって大きな地割れが見つかりました。
山梨県によりますと、地割れが見つかったのは富士山山頂から北東、約5キロにある滝沢林道の路上です。標高約1800メートル地点で、約300メートルにわたって舗装された道路がひび割れたり波打っていて、70センチほどの段差も確認されたということです。
そして、以下は YouTube にありました滝沢林道の様子が撮影された動画の写真です。動画へのリンクはこちらです。
動画のコメントには、
五合目から下った標高1980mの付近です。大きく地面が動いた感じ。
と書かれていました。
以下、その動画からの写真です。
富士山滝沢林道の地割れの写真 / 2013年03月31日
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2013年04月03日
アイスランドの群発地震に対して出された異常事態宣言
▲ News of Icelandより。
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アイスランドで昨日から極めて激しい群発地震が繰り返されていて、アイスランド当局は、地震の状態に対しての公式な宣言を出しました。
タイトルでは、「異常事態宣言」としたのですが、英語では「 不確定状態宣言」( State of uncertainty declared )という日本語では馴染みのない警告表現でしたので、あえて違う書き方をしました。
で、現在(2013年4月3日午前)の地震の状態ですが、アイスランド気象庁のデータでは下のようになっています。
これだけではよくわからないと思いますが、上の図のこの部分
に着目していただいて、過去記事の説明と照らし合わせていただければ幸いです。
実は、2012年10月21日にも同じ場所で、激しい群発地震があり、その時には、
・アイスランドで始まった「何か」: 記録的な規模の群発地震の発生に関しての地元の人たちの言葉
2012年10月21日
という記事を書いたことがありますが、そこにアイスランド気象庁の地震サイトの見方などを含めて記したことがあります。下の図がその時のものです。
アイスランドで始まった「何か」: 記録的な規模の群発地震の発生に関しての地元の人たちの言葉
そして、それから半年後の今回の群発地震は規模も回数もその時よりも拡大しています。今後数日を見ないと、どのようになるかわからないですが、全壊は数日後から徐々に収まりました。
アイスランドは火山で有名ですが、昨年の地震の時には、火山と関係のある地震ではなく、プレート境界型の地震だと発表がありました。また今回も場所が同じということから、同じ構造の地震かと思われます。
なぜ、アイスランドのこの地震を私が気にしますかといいますと、現在地震が起きているこの場所は、下のように、北極から大西洋を縦断しているプレート上にあるからです。
実は、これは今度少し詳しく書きたいと思っていますが、現在、プレート上と、あるいは北緯33度線上で、「深さ10キロメートルの地震」というものが頻発していまして、どうもいろいろと気になる面はあります。
これらは簡単にご説明できるものでもないものですので、今度の機会にでも書かせていただこうかと思います。
かなり正直にいいまして・・・私は地球が次のふたつのどちらかをおこなおうとしているように見えます。
1. 磁場としてのポールシフトの完了
2. 海嶺やプレートでの大陸の世界的な大変動
2. 海嶺やプレートでの大陸の世界的な大変動
あるいは両方かもしれません。
もちろん、これは単なる私の考えですので、あまりお気にされないようにお願いします。
なお、アイスランドの火山の位置の地図を参考までに貼っておきます。
現在は噴火しているアイスランドの火山はないと思われます。
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