2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2013年04月02日


1970年代に探査機バイキング1号が送ってくれた火星の写真コレクション



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▲ 地球の人類の作った機器が初めて火星に降りたった記念すべきバイキング1号の撮影した火星の様子。
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個人的に、火星の写真は何年か集めていて、暇な時には無人探査機のボディの色を参考にして、「本物に近いと思われる火星の色」に修正したりして遊んでいます。


最近、写真はどんどんと増えてきているのに、整理していなかったので、情報と写真がバラバラになってきて何が何やらわからなくなってきています。このままだと、混沌としてどれがいつのどこの写真かわからなくなりそうですので、保存と記録を兼ねて、たまに無造作にアップしたいと思います。


今回は NASA が1970年代に進めた無人火星探査計画バイキングの写真ですが、どういうわけか、この40年前の火星探査の写真のほうが今のものより、「私の中にある火星の姿に近い」です。

なので、今回はバイキング1号の写真を何枚か掲載しておきます。

バイキング1号について Wikipedia から冒頭の説明を抜粋しておきますね。


バイキング1号

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バイキング1号(Viking 1)は、NASAのバイキング計画で火星に送られた2機の探査機のうち最初の1機である。

1975年8月20日に打ち上げられ、10ヶ月の飛行の後に火星へ到達し、軌道に入る5日ほど前から火星の全体像を返し始めた。運用終了日は 1980年8月17日。




では、以下がそのバイキングのうつした写真です。

ほとんどは私による色の修正か、あるいは極端にズームアップにしているものなどもありますが、ほぼオリジナルのものもあります。たとえば、こちらの雪のような白いものが見える写真などは NASA にあるオリジナルで、何の手も加えていません。

image008.jpg



このような感じで、いろいろ混じっていますが、色以外の加工はしておりませんので、興味のある写真がありましら、ご各自で子細にご覧いただけると幸いです。


火星というのが、いろいろと見えるような見えないような、そんないろいろな思いや想像力を抱かせてくれる惑星であることは事実です。いや、他の惑星もそうなのだと思います。

では、ここからです。




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2013年03月25日


火星探査機オポチュニティが撮影した「火星の不思議な光」が話題に



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最近は、火星の写真を、記録というより一種の保存用に貼っています。

下のような記事が比較的最近の火星関係のものです。



今回は、火星探査機ローバー「オポチュニティ」が撮影した火星の写真の話題です。

現在、火星の上には Wikipedia によりますと、米国の火星探査機のうち、移動できなくなったものを含めると、下の三機が火星上でミッションをこなしています。

・スピリット
・オポチュニティ
・キュリオシティ


が稼働しています。スピリットは通信が途絶しているので、データはすでに送られていませんが、火星上に今でもあります。

今回は上のうちのオポチュニティが撮影した写真です。


写真は、 NASA の火星探査機ローバーのサイトのギャラリーの

1P139098156 EFF 2809P2267 L2M1.JPG

にあります。



下の写真です。

写真をクリックすると、大きなサイズの写真が表示されます。


rover-2013-s1.jpg




中央付近の白いものを拡大すると、下のようになります。



rover-top-01.jpg




こういう場合、もっとも合理的な説明はデータの損傷によって、画像に欠損のような部分ができ、そこが光のようなものが写っているように見える、というものです。


今回の場合、光の形がとても人と似ていたために、海外などでも話題となっています。

また、この光のある場所の後ろだけに何か「黒い物」あるいは「影のようなもの」があるということも想像をかきたてる部分でもありそうです。


今回の記事の一番上に載せたのは、セピア風の色にしてみたものですが、その色でさらに拡大すると、下のようにな感じとなります。


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人の形のするものは、確かにいろいろと感じる部分はあります。

以前、話題となった下のいくつかの写真も、「人や、人の顔のような形だから」という理由で話題になりました。そして思えば、これらの写真が見つけられて以来、その実際が何かということとは関係なく、多くの人たちによる「火星写真の探索が始まった」ということも事実です。



過去に話題となった火星の上での写真の数々

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今回の「人のような形の光の写真」も、また多くの人が火星に興味を持つきっかけとなればいいなと思います。


今回は、私の好きな写真でもある「火星の夕焼け」の写真を貼ってしめとしたいと思います。

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ちなみに、この夕焼けは無人探査機スピリットが 2005年5月19日に撮影したもので、オリジナルの写真は、NASA のA Moment Frozen in Time というページにあります。



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2013年03月24日


富士五湖の河口湖で水位の異常なレベルの低下が続いている



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今日の朝日新聞で「富士五湖のひとつである河口湖の水位が下がっている」ことが報道記事となっていました。

その記事を最初にご紹介します。



河口湖の水位が低下 「湖上のお堂」徒歩で行けるように
朝日新聞 2013.03.24

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▲ 湖底の一部が露出し、歩いて渡ることができるようになった河口湖の六角堂。多くの観光客らが訪れている=21日、山梨県富士河口湖町


河口湖(山梨県富士河口湖町)の水位が下がっている。普段はボートでしか近寄れないお堂に歩いて行けるため、話題になっている。一方、魚の産卵場所の露出や水質悪化の心配も。降水量が少ないことが原因とみられる。

県によると、河口湖の水位は1999年以降の3月の平均水位と比べ、約1メートル低下。このため、湖岸から170メートルほど離れた湖上に立つ「六角堂」まで歩いて行ける。観光に訪れていた東京都杉並区の医師米山公造さん(55)は「この様子が見られるのは一生に一度かも。見ることができてよかった」と話した。

富士五湖のうち、山中湖は2年前の台風後の増水の影響が残り、平年と比べ30センチ上昇したまま。だが、精進湖、本栖湖、西湖でも河口湖と同様に、15〜30センチほど水位が低下している。





というわけで、現在の水位を見てみました。
富士五湖の水位は、ほぼリアルタイムで状況を確認できます。




河口湖の現在の水位


テレメータ水位 河口湖 2013年03月24日

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河口湖は水位のデータ自体が表示されておらず、これは計測できる水位を下回っていることを意味している可能性があります。


参考までに他の富士五湖のいくつかの水位は下のように、例年よりは低いということですが、極端な変化が見られるということではないです。

テレメータ水位 山中湖

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テレメータ水位 西湖

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富士山を巡る懸念は増大しているけれど

富士山については、いろいろなことが言われていますが In Deep の過去の記事で、

鎖国と「富士山大噴火」を生み出した前回マウンダー極小期
 2011年11月09日

というものを書いたことがあります。

また、昨年、茨城県つくば市の防災科学技術研究所の調査により、「富士山のマグマに強い圧力がかかっている」という研究結果が発表されたりもしています。

その時の記事も参考として抜粋しておきます。
日本経済新聞の記事です。



震災で富士山マグマに圧力 研究チーム「警戒を」
日本経済新聞 2012.09.06

1707年の宝永地震より強い力


2011年 3月11日の東日本大震災と4日後に静岡県東部で起きたマグニチュード(M)6.4の地震によって、富士山のマグマだまりに噴火を引き起こしかねないほどの大きな圧力がかかったことが防災科学技術研究所(茨城県つくば市)などのチームの研究で分かった。

圧力の高まりだけが噴火の要因ではなく、現在のところ、噴火の兆候は観測されていない。ただ富士山の直近の噴火である1707年の宝永噴火で直前の宝永地震により富士山に加わった力より、今回の力は強く、チームは「地震から数年たってから噴火する可能性もあり警戒が必要」としている。

国は2004年、富士山の噴火による経済的な被害は最大で約2兆5千億円に上るとの想定を報告。山が大きく崩れた場合、被災者数は約40万人になるとの専門家の試算もあり、噴火による被害は甚大とみられる。






確かに、富士山の噴火は迫っているようにも見えます。

ただ、私個人は富士山の噴火の被害が、世間で言われているような「カタストロフ的なもの」とはまったく思っていません

1707年の宝永噴火でも、江戸の日本橋には富士山の噴火を見るための見物客が押し寄せていた記録などが残っており、もちろん、富士山周辺の地域は大変な被害になるとは思いますが、メディアなどで語られる富士山噴火の被害想定は「大げさ」だと思います。むしろ生きている間に富士山の噴火を見られるなら、「日本人として幸せだ」とさえ私は思っています


というのも、私は「富士山は日本人の存在の精神的な意味を担っている」と考えるからです


そんな富士山が悪魔のような形相で日本人を苦しめるとは決して思っていません。

そもそも、富士山は「火山爆発指数」という火山の爆発のエネルギー示す指数でもわりと低いほうで、1707年の宝永噴火でも「4」となっています。1991年にフィリピンで起きたピナツボ火山の火山爆発指数が「6」でしたので、比較の数値は目安ですが、ピナツボ火山の噴火の 100分の1以下程度のエネルギーだったと考えられます。


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火山爆発指数 - Wikipedia に私が注釈を加えたものです。



小惑星の衝突などと比較すると、富士山や他のどんな火山も、日本にある火山の噴火は決してカタストロフを呼び起こさないと思います。


ただし、北朝鮮の白頭山とか、米国のイエローストーン、あるいはインドネシアのトバ山あたりのレベルとなると、確かにカタストロフかもしれないですが


そのあたりは下の記事などをご参考にしていただければ幸いです。

日本・中国・韓国・北朝鮮の共通の最大の懸念のひとつである「白頭山の噴火」
 2012年05月07日

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世界の7つの超巨大火山のひとつが存在するニュージーランドで起きている巨大な徴候
 2012年08月14日

7つの超巨大火山
 2010年01月06日

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2013年03月22日


隕石の爆発が起きたロシアのチェリャビンスクで太陽のような発光体が一晩中目撃される



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▲ そのニュース記事のページ。


今年2月のロシアのチェリャビンスク州というところで起きた隕石の爆発事故は、天体と地球の結びつきを改めて教えてくれる、私個人としては「いい出来事」だったと思っていますが、そのチェリャビンスク州で3月19日に上のような光る物体が出現したことが現地のメディアで報じられています。


今回の「光」が何かはわかっていません。

そして、この「光のボール」は一晩中輝いていたと記事には書かれてあります。

爆発もしていないし、そもそも移動していたのかどうかも不明ですので、何かわからないのですが、隕石の事件があったばかりですので、現地の人々はかなり過敏になっていたようです。

ただ、記事を読むと、どうやら濃霧と何かの光によって見えた現象ではないかというようなことが記事からは伺えます。ただ、「夜の光源」は存在したわけで。それが何かは不明なままのようです。


その現地の報道をご紹介します。




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2013年03月21日


発生トリガーの明確な科学的根拠に乏しい南海トラフ地震の脅威で「日本の存在」を貶める科学界の意図は何?



昨日だったか、各報道メディアで、

南海トラフ地震、経済的被害は最悪220兆円
 読売新聞 2013.03.19

なんて記事が紙面に踊りました。
下のようなものです。



最大で死者32万人と想定されるマグニチュード9級の「南海トラフ巨大地震」について、政府の中央防災会議の作業部会は、経済的な被害は最悪の場合に約220兆円にのぼるとの推計を発表した。

合わせて、3440万人が断水に直面し、避難者は最大950万人に達するなど生活への影響も予測し、同地震の被害想定の全体像をまとめた。

南海トラフでこの規模の地震が起きるのは、1000年に1度よりもまれと考えられるが、「最悪のシナリオに備えてもらうことが目的だ」と被害想定発表の趣旨を説明した。




なんだかこれが科学的記事というような形で報道されていましたが、これは厳密な意味では「確定した根拠の上にある科学」ではありません。地震の発生トリガーがわかっていないということもありますし、 1000年後か 10000年後かにくるかわからないようなことに具体的な数字を載せて喧伝することが科学だというなら、一体、科学とは何なのか?


そもそも、まだ地震の具体的な予が1度として成功したとはないのです。何十年に一度という大きなスパンの予測でさえ


まあ、しかし、これが日本内だけの問題で留まるのならともかく、上の記事を見た時に「これ海外でも派手に報道されそうだなあ」と思っていましたら、今朝の海外メディアでは以下の通りです。

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Extinction Protocol より。


発表したのは科学グループでも、大々的に報道したのは日本のメディアのわけですが、日本のメディアは「何を世界に伝えたかった?」と思われた方も多かったのではでしょうか。


「外国人は日本に来ないほうがいい」と伝えたかったのでしょうか。


しかも、それが「差し迫った真実」ならともかく、いつ起こるかわからないものであり、あるいは、場合によっては「起こらないかもしれない」(急激な地殻異変で、断層やプレートそのものが根本的に変わってしまば、この地殻構造理論自体が破綻するので)。


過去の In Deep に下のような記事があります。

インド・オーストラリアプレートの境界で急速な「海底隆起」が起きているかもしれない: NOAA のグラフが示した異常な水深変化
 2012年12月05日




起きていることは「ポールシフトではなく地球の大陸移動」: 地球の極の物理的な移動が起きていることが地球物理学会で発表される
 2012年10月03日





私は、今、地球は本当に変化している渦中にあると思っています。

その中で科学者たちが研究すべきことは、今回の発表のようなことなのだろうかと正直思います。


本当に・・・本当に・・・がっすりすることが続く最近の日本や世界ですが、しかし、それでも、科学というのは人間が生きていく中の大きな砦だと思っています。


そして、できれば、「本物の砦」を作ることを目指す科学者の方々に登場していただれれば、本当に嬉しいと思っています。

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2013年03月20日


チベット仏教の高僧カルマパ 17世の遺体が死後5日間生きた状態に



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▲ 今回ご紹介するニュース。インドの jagran より。
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チベットの寺院で、「死亡した高僧(カルマパ17世)の遺体が5日の間、生きていた」というニュースがインドの複数のメディアで報道されています。

まあ、「生きていた」という言い方はどうも妙で、正確に報道を読みますと、


・ガンのために92歳で寺院長が死去した
・医師団により呼吸停止、心停止、脳死が確認され、死亡とされた


というとになったのですが、


・ところがその後、5日間、腐敗も始まらなかったために、埋葬することができず、死亡確認から6日目になって火葬によって埋葬された


というニュースでした。

この「カルマパ」というのは、 Wikipedia によりまと下のような説明となります。


カルマパ

チベット仏教の四大教派のひとつカギュ派の最大支派であるカルマ・カギュ派の教主である化身ラマの名跡である。チベット仏教全体の中でも最高位の格式を持つ僧である。

(中略)

ただし、カルマパ17世の認定についてカルマ・カギュ派の内部の意見が対立し、現在ではカルマパ17世が複数存在するとともに、カルマ・カギュ派はふたつに分裂している。



ということで、カルマパ17世という方々は複数いらっしゃるようです。


まあ・・・私は昔、検死関係の本なんかをよく読んでいましたけれど、湿度と気候条件によっては死後に今回のことと同じような状態になることはそれほど珍しいことではないという事例を読んだことはあります。

今回亡くなったカルマパは 92歳という高齢(体中の水分が少ない)いうことこともあり、今回の「奇跡」も、そんなに驚くようなことでもないのかもしれないですが、まあしかし、インドの高僧にまつわる「秘蹟」のひとつとして、ここはスピリチュアルな話題としてご紹介しておきます。


それでは、ここからです。




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2013年03月19日


南米の法王が決まった翌日、リオのキリストが見つめる湾の中で大量に死んだ魚たち



2016年のオリンビック開催地のリオデジャネイロでかつてないほどの魚の大量死が発生



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▲ 今回大量死があった場所の山の上には「キリスト像」があることで有名な場所だそうで、下のように、イエスが腕を拡げて海と町のあたりを見つめています。そこで下のように魚たちは死にました。80トンに上る大量の魚たちが下のように浮かびました。


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昨年の In Deep の記事で、

黒海の大量死: ロシアのリゾート地「ソチ」の海岸に連綿と連なるイルカたちの亡骸
 2012年06月11日

というものをご紹介したことがあります。
ソチというのはロシアの黒海沿岸のリゾート地です。

sochi-2012-05.jpg


ここも2014年にソチオリンピックというものがおこなわれる場所ですが、次々とイルカの死体が打ち上げられています。


そして、今度は 2016年にオリンピックが行われるブラジルのリオデジャネイロでの大量死。


人間はオリンビックが好きみたいですけど、海洋生物はそうでもないようです。

記事をご紹介します。



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2013年03月17日


火星探査機キュリオシティの写真を「現地で実際に見た感じ」に修正してみました



先日の記事の、

火星の記録(4): キュリオシティの最近の写真にうつる「有機的なシェイプ」の物体たち
 2013年03月13日


というものに、 火星無人探査機のキュリオシティの最近の写真を拡大したものなどを貼ったのですが、あれは、NASA が発表した「オリジナル」を拡大したもので、個人的には、色などを含めて、きちんと「本物の火星のように」再現したいと思っていました。

具体的にいうと、先日載せた NASA 発表の写真は下の写真でした。

NASA 発表の火星の写真

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上の NASA の発表した写真は、実は「実際に現地で見るとこんな感じだと思われる」というような色にしたのが下のものです。


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この「本物の火星の色」というものについては、画像データの再現の話ですので、本来なら、難しい話ではあるのですけれど、 In Deep の2年くらい前の記事の、

火星の真実を自らのボディで示してくれた無人探査機の引退
 2011年05月26日

に記したことがありますが、「火星探査機ローバー自身の色という比較対象から真実の色を再現していく」というような話でありまして、そのような比較対象があるのでオリジナルの色を突き止めるのはそれほど難しいことではないんです。

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▲ 上の In Deep に載せた「火星の色」の比較写真(場所は違います)。下は、地球上での探査機の色から構成したものなので、ほぼ実際の火星の色だと思います。



というわけで、先日の記事の火星の写真も「実際のように」してみました。
今回は時間がなくて、かなり適当に修正したものですが、参考までにどうぞ。

写真の全景が広いので、下の4つに分割したものを掲載しておきます。

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[1]

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[2]

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[3]

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[4]

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2013年03月13日


火星の記録(4): キュリオシティの最近の写真にうつる「有機的なシェイプ」の物体たち



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火星の写真シリーズとしては、これまで下のようなものをご紹介してきました。




今回は、キュリオシティが最近撮影した下の写真をご紹介しておきます。

0198-zen.jpg

縮尺しており見づらいと思いますので、下の NASA のサイトの写真を直接見られるか、上の写真をクリックしても、大きな写真にリンクします。

Curiosity Sol 198 0198MR1007056000E1_DXXX.jpg


上の写真にはいろいろな「形」のものが写っていますが、特に下の丸で囲んだ部分のものは興味深いです。

0198-zen-2.jpg


特に説明はつけませんが、丸の番号に対応した番号をつけておきます。

もちろん、公式説明的には「単なる変わった形の岩」という可能性が最も高いのかもしれません。

関係ないですが、私は火星の写真を拡大すると、そこに無造作に散らばる「岩」の形などに、いつもどうしても廃墟の空気を感じてしまいます。

では、ここから上の丸の部分を拡大した写真です。



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2013年03月11日


上海市で飲料水として使われる川の上流で 1000頭以上の死んだブタが見つかる



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▲ 3月11日に海外で一斉に報道された「上海の飲料水用の川の上流に大量の豚の死骸」の記事のひとつ。
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そして大量の「中国の水で作られた食品」を食べている私たち日本人


中国の水汚染に関しては、最近、日本でも報道されていました。

最近発表された統計によると、中国では、全土の 97パーセントの地下水が汚染されているということが明らかになっています。

下の報道はそういう中のひとつです。


中国、大気だけでなく水汚染も深刻
EMeye 2013.02.18

中国メディア南都網は、中国の地下水汚染が深刻な状況になっていると報じた。中国の水資源は3分の1が地下水だが、118都市のうち64%は重度の地下水汚染に見舞われており、33%の都市も軽度の地下水汚染になっているという。

ただ、地下水に限らず中国では工業排水、生活汚染の排出が経済成長とともに増加し、水全体の汚染が深刻化している。中国の環境汚染と言えば、最近騒がれている微小粒子状物質「PM2.5」に代表される大気汚染の深刻化が有名だが、水汚染も「南方の川はすべて汚染され、北方の川はすべて枯渇した」という言葉が出るほど深刻だ。




大気問題に関しては、微小粒子状物質の PM2.5 などは日本でも話題となっていますが、「水」も実は、私たちの日々の生活と関係しています。

日本は野菜などの「地下水を使う食材」を大量に中国から輸入しているからで、安価な野菜の代表格は今でも中国産ですので、日本中の家庭でも毎日のように使われていると思われます。


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そういう状況の中、昨日、中国の上海にある黄浦江(こうほこう)という川の上流で「大量の豚の死骸が見つかった」という報道がなされました。

これが大きな問題となったのは、大都市である上海の水道水、つまり飲料水のほとんどはこの川からもたらされているということで、その飲料水の源の部分で腐敗が進行している動物があったということで、大きな報道となっています。


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▲ 黄浦江の上流と上海の中心部の位置関係。 Wikipedia より。



見つかった豚の数は 1,200頭となっていますが、記事にも出てくる地元メディアによれば、近くの村では最近1万8千頭の豚が病死したとというようなことも書かれていて、どうもいろいろとありそうな感じです。

そもそも、短期間で1万頭以上の豚が病死というのがどうも・・・・。

先月、 In Deep の、

全世界で一斉に拡大し始めた強毒性鳥インフルエンザ
 2013年02月19日

という記事で、中国をはじめとして、全世界で強毒性の鳥インフルエンザが拡大しつつあることを書いたのですが、今回は豚ですが、何かの病気が拡大していなければいいですが。


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▲ 「中国で鳥インフルエンザが猛威をふるっており、ヒトへの H5N1 の感染が懸念される」という インターナショナル・ビジネス・タイムズの 2013年 2月 15日の報道。


ここから上海の水源の上流で死んだ豚が大量に発見されたニュースのご紹介です。



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