2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2012年12月23日


世界中で撮影される「驚異的なスピードで移動する小さな物」は知られていない生物かもしれないという説



mathew.jpg

▲ 今回、マレーシアで撮影された「飛ぶ棒」のようなもの。同じものが世界の各地で撮影されています。下に動画を載せますが、移動の速度が非常に早く、スローモーション再生でないと形が見えないものです。
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それは未だ知られていない「謎の昆虫」なのか?


今の記事は、マレーシアのサバ州という地域で、撮影された上の「飛行する物体」についての新聞記事なんですが、単なる UFO 騒動などなら特に記事にはしないのですが、「これは昆虫なのではないか?」という新しい説が出ているというものです。

上の物体が地球上の多くの場所で撮影されていること自体は事実で、存在に関しては疑えない部分があります。たとえば、下の動画は「日本」でのものです。

何かの監視カメラに映り込んでいたものです。


日本の監視カメラにうつっていた「飛ぶ何か」




上の動画は元が長いので編集していますが、時間の表示と動きを追うと大変早く動いていることがわかります。

35-01.jpg

35-02.jpg

▲ 1秒の間にかなりの距離をまわるように飛んでいました。


まあ、これが何かは見当もつかないわけですが、今回のマレーシアの報道で、「知られていない昆虫のような生物ではないか」という説が科学者たちから出ているということに興味を持ちまして、ご紹介することにしました。


ちなみに、記事に出てくるマレーシアの「サバ州」というのは、下の「A」の位置にあります。

sabah.png


サバ州にはコタキナバルという町があって、昔行ったことがあるのですが、のんびりとしたいいところでした。

また行ってみたいなあと思いますが・・・まあ、無理っぽいですね。


では、ここから、この「飛行する物体」に関しての報道記事です。



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2012年12月19日


タイのプーケット近くの島に出没している「森から出現して海に消えていく」謎の生物の足跡の正体は?



地元では巨大なヘビだというけれど


タイのプーケットやその周辺の島は、私はかつて大好きで、1年か2年に1度は遊びに行っていたものでした。

子どもができてからのこの7年間は一度も行っておらず、「このままプーケットもサムイ島にも一度も行くことなく人生を終えていくのかなあ」と思うと、何だかもう別にいつ死んでもいいかなあと思うほど、このあたりは過ごしやすくていい島でした。

今回のニュースはプーケット近くの、ピピ島という島に近い島での出来事のようです。

プーケットには「プーケット・ニュース」という地元の新聞があり、そのオンライン版があるのですが、先日の記事に出ていたニュースが、「プーケット近郊の島に巨大なヘビが侵入」というタイトルのもので、何枚かの写真が添えられていました。


それは「何かの生き物が通った跡」だけなんですが、トップにあった写真はこちらでした。

phuket-serpent-1.jpg

これを見て、私などは瞬間的に、

「これって・・・本当にヘビ?」

と思いましたが、そう感じる方も多いのではないでしょうか。

拡大すると下のような感じの「跡」です。

no-serpent.jpg


それで、いろいろと「ヘビの通った跡」というものを調べてみましたが、砂地などにおいては、ヘビの通った跡は、大体、下のような感じになるようです。


snake_0008.jpg

Tracks in the Sandより。



snake-track.jpg

Mud & Blood on the Mississippi in floodより。


プーケットのは、どう見ても「足跡」みたいなのがついているように見えるのですが・・・。

しかも、記事によると、「その跡は、森から続いていて、海に入っていた形跡がある」とあり、つまり、森と海中を行き来しているらしい

何でしょうね。



スネークではなく「サーペント」


ちなみに、記事ではヘビのことをスネーク( Snake )ではなく、サーペント( Serpent )とあらわしてり、比較的、「邪悪な」というイメージを漂わせているように感じます。

この「スネーク」と「サーペント」の違いについては、 In Deep で夏頃にずいぶんと考えたことがあります。

というのも、聖書に出てきてイヴとアダムをそそのかす「ヘビ」はスネークでは亡く、「サーペント」の表記となっており、以後、このサーペント( Serpent )という文字は「悪魔そのもの」をあらわすことがあります。

そのあたりについてはご興味のある方は、

ヘビとウロボロスとケツァルコアトルと月と太陽をめぐる『創世記』への疑問のようなもの
 2012年04月08日

などをご参照いただけれると嬉しいです。

また、今年の8月に、太陽の表面に下の写真のような出現した磁気フィラメントが出現しました。



▲ In Deep 「太陽に突然現れて急速に拡大した『巨大な亀裂』 」より。


上の亀裂のことを NASA は、「ヘビのような亀裂」という形容をしたのですが、その時の英語も「スネーク」ではなく、「サーペント」でした。


それでは、ここからプーケットの記事の翻訳です。



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2012年12月18日


幻日による「三つの太陽」と「逆の虹」ばかり出現し続ける中国



halo-1.jpg

▲ 上海で12月10日に目撃された「3つの太陽」。ただ、これは幻日(げんじつ)という通常の光学現象です。Three Suns and Rainbows Prompt Chinese Fears of Apocalypseより。
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複数の太陽と逆の虹


最近の中国は、とにかく「終末騒ぎ」に彩られていて、 In Deep の記事の、

ローマ法王ベネディクト16世が「新世界政府の創設」を要求l
 2012年12月14日

という記事の中でも、下の写真のような「終末用脱出マシン」なんてのを作っている人たちの姿がよく報道されます。




そんな中国では、最近、「3つの太陽が見える」という報道が相次いでいて、実際にはどれも「幻日」(げんじつ)という普通の光学現象なんですが、そういうのを見ても、怖れてしまっている人たちもいるようです。


幻日 - Wikipedia

幻日 とは、太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のことである。

氷晶によって屈折された太陽光は、太陽から約22度離れた位置からやってくるように見えるものが最も強くなる。このようにして見えるのが幻日である。




halo-02.jpg

▲ こちらも12月10日に上海で見られた幻日。


ただ、太陽が2つ、3つ見えるという幻日のほうは、私もよく見るので、何とも思わないのですが、こちらの下の写真は「へえ」と思いました。

下もそれぞれ 12月の初旬に上海で撮影されたもののようです。


r-1.jpg


r-2.jpg


r-3.jpg


虹が、太陽の方向から「逆」にかかっているんですよね。
逆の弧を描いている。

まあ、何らかの説明はつくのだと思うのですが、珍しいような気もしないでもないような。

虹に関してはいろいろとおもしろい現象を自分でも見ていて気になる存在のひとつであります。

そして、「光」に関しての様々なことがこれからも続くような気がします。


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2012年12月17日


北極と変わらない気温の中で「ガスと電力」が断たれたキルギス



kyrgyz-summer.jpg

▲ 夏頃のキルギスの首都ビシュケク。美しい町並みの街ですが、現在、暖房が使えない状態に陥っているようで、かなり苦しいことになっているようです。
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キルギスという国名は知っているのですが、「じゃあ、地図でどこ?」と聞かれると実はあまりよくわからないのでした。

今回、そのキルギスで「マイナス数十度の気温の中で暖房のためのガス供給が絶たれた上に、停電も発生している」という深刻な報道を目にしまして、それをご紹介するために、キルギスの場所を確認してみました。

キルギスは地図では下の中央のピンクの場所で、首都のビシュケクはその北部にあります。
アフガニスタンと中国と隣接するあたりにある国なのですね。

kyr-map-1.png


そして、このキルギスの最近の気温。
下のは12月16日の最低気温です。

kyrghyz-temp.png

Weather Underground より。


なお、インドが黒くなっていますが、これは何かデータ上の表示ミスだと思います。「黒」表示だと、マイナス 50度以下ということになってしまいますので、そすがにインドではそれはないと思います。


今回の「ガスと電力供給が絶たれた」ことに関しての記事が載っていた AFP の記事をご紹介いたします。



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2012年12月16日


ニューマドリッド地震帯で次々と起きる謎の現象: 11月にはアメリカ中西部の大地の広域で「謎の振動」が記録される



地震ではない振動が記録された11月の各州の地質調査所のデータ


アメリカで、11月 28日から 30日にかけて中西部を中心として、かなりの広範囲で「謎の振動」が記録されたことが話題となっています。

今回の場合、人々の話や体感だけではなく、アメリカ地質調査所( USGS )や、各州の地質調査所などのデータにハッキリと記録されている、ということがあり、実際に何かが起きたことはほぼ間違いないことが話題を大きくしているようです。

「原因はわからないが、何かの振動がアメリカ大陸の大地を走り抜けた」

ということになるようです。

振動が特に大きく記録された地域は大体、地図でいうと、下の丸で囲んだ範囲のあたりです。


map-2012-11-30.jpg



データは下のような形で示されました。
ミズーリ州あたりが特に大きな振動があったようです。


data-01.jpg



上のデータは11月30日の分ですが、2日前の11月28日の各州の地質データには振動が記録されています。

data-03.jpg

▲ 2012年11月28日のミズーリ州の地質データより。




ニューマドリッド断層との関係はあるのか


ところで、上の地図で丸で囲んだ場所なんですが、In Deep の「「4つ以上の太陽を私たちが見る日」: 満月より明るく爆発した流星群の火球を見て」という記事で、米国のインディアナ州で「謎の大爆発」が起きた事件について書いたことがあります。



▲ インディアナ州の爆発事件の現場。車や人などの大きさと爆発の規模のを比べてみると、その爆発の凄まじいさがおわかりになるかと思います。


通常のガス爆発にしては、その爆破規模があまりにも大きく、何が起きたのか今のところまだわかっていないようです。

その起きたあたりが下の地図で、ここはニューマドリッド地震帯と呼ばれている場所で、過去で米国としては最大級の内陸での地震を起こしている場所なんです。





そして、今回「謎の振動」が記録された場所は、この「ニューマドリッド地震帯」とほぼリンクするのです。


ニューマドリッド地震帯 - Wikipedia から、説明を抜粋しておきます。


ニューマドリッド地震帯は、アメリカ合衆国中西部にある地震帯でイリノイ州、ミズーリ州、アーカンソー州、ケンタッキー州、テネシー州、ミシシッピ州の6つの州にまたがる活断層帯である。ニューマドリッド断層ともいう。

約300年から500年間隔で大地震を引き起こすと考えられており、近年発生した地震では1811年から1812年に連続して発生したニューマドリッド地震がある。




それと、これはまあオカルトのカテゴリーに入る話なのですが、このニューマドリッド地震帯の地域の一部は「北緯 33度上」にあります。

この「北緯 33度」という意味がわからない方は、もしお時間がある時にでも下の In Deep 記事をお読みいただければ幸いです。

北緯 33度を結ぶアメリカのメッカとベイルートの「血の川」
 2012年12月02日


以前なら、考えすぎと思えたことでも、現在の地質的な異変と、太陽活動の異常を見ていると、迷信だけというように思えなくなってきている部分もあります。

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2012年12月15日


キュリオシティが撮影したほぼ間違いない「火星の水たまり」



mars-05.jpg



そこに見える「水面」の存在


あまりいろいろと書くこともないと思いますので NASA が公開しているキュリオシティが最近撮影した下の火星の地表写真をご覧下さい。

http://www.nasa.gov/images/content/713220main_pia16550_Shaler-Mastcam-whitebalanced_full.jpg

全景は下のようなものですが、写真そのものはかなり巨大なもので、画像も鮮明です。

713220main_pia16550.jpg


この写真の下のほうは以下のような光景となっています。



water-01.jpg



water-02.jpg



water-03.jpg



まあ、要するに「水」のようです。

それほど多くは見えないこのくらいの水が存在している理由としては、

・雨が降る
・地下水などの存在
・機能している川がある


などなのでしょうか。

いずれにしても、上の写真からは、「水」あるいは「それに類したもの」がそこに写っているということに関して、ちょっと否定しようがない風景ですので、NASA がどのように発表してくれるのかを楽しみにしたいと思っています。

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2012年12月09日


アラスカで爆発と共に大地が陥没。クレーター化した地底から吹き上げる炎



ala-hole-01.jpg

▲ アラスカのその現場の航空写真。
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シンクホールなのか、それとも、新しい火山の誕生なのか


地上に突如として大きな穴(シンクホール)が開く現象がここ数年、様々な場所で起きていて、 In Deep でも何度か取り上げたことがあります。

ここ1年程度で印象深いシンクホールとしては、以下のものがあります。

スウェーデンで振動と共に地表に開いた世界最大級のシンクホール
 2012年04月15日





オーストラリアの海岸に巨大な穴を開けたシンクホール
 2012年04月15日





しかし、今回のアラスカの出来事は単に穴が開いたというシンクホールではなく、「地上で大きな爆発音が聞こえた後にできた穴から火山のように火と煙が上っている」というもののようです。

場所は、大きな地図で見ると、アラスカの下の位置です。
ちょうど、アラスカとカナダのユーコン準州との州境(国境)の付近の場所です。

map-3.png



というわけで、現在のところどのような地質的現象なのかわかっていないということのようですが、アラスカの報道からご紹介します。



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2012年11月15日


火星の記録(1): 生物の下あごの化石と主張する人がいるキュリオシティ撮影の写真


写真番号は NASA が火星の写真につけている通し番号で、NASA ジェット推進研究所のマーズ・サイエンス・ラボラトリーなどで、実物を検索することができます、
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キュリオシティ撮影
写真番号: 0072MR0557000000E1_DXXX_a


mars-photo-001.jpg

場所: 火星のゲール・クレーターのグレネルグ領域。



キュリオシティが撮影した上の写真の中央にある下の部分は確かに独特な形をしています。
長さは 2.5センチ前後の小さなもののようです。

jaws-01.jpg



martian-jaws-02.jpg



これに関しては、アメリカの火星のオカルト的探求サイト wretchfossil に、

Curiosity Found Martian Jaw Bone & Teeth?
キュリオシティが、あごの骨か歯の部分の化石を発見した?

という記事があり、そこには地球上での化石の写真(下)と比較しています。

地球の原人の化石の下あご部分と周辺部分の化石

ape_man.jpg

ロイターより。



nat-bone.jpg

ネイチャーより。


まあ、この「火星の記録」シリーズは、記事というより、「資料」として、後に自分の見たい火星の写真などを検索しやすくするためのものでもありますので、特に「これが何か」というようなことを考えるものではありません。

今後も興味深い火星の写真について、あまり想像や解説などなく載せていこうと思います。


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2012年11月08日


原子炉2基の予期しない停止によって「前例のない電力不足」に見舞われる韓国



[追記] 下の記事を書いた後の 11月9日になって、韓国の電力問題はさらに深刻になったようです。韓国メディアでは、「来年初めの韓国の電力供給余力はゼロになる可能性もある」と報じています。記事の一番下に、読売新聞の報道を掲載しておきます。

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最近は、日本も含めていろいろな国で「電力不足」の問題が発生しますが、韓国では、原子炉2基の稼働が停止をすることによって、この冬、「前例のない」という表現が使われるような電力不足になることが確実視されています。


日本も震災後には、前例のない電力不足の中で、関東などでは計画停電などもおこないながら、一応なんとか今に至るわけですけれど、本当に最近までの何十年かで聞いたこともないような「電力不足問題」というものが各地で浮上しています。

今回は、そのことに関しての朝鮮日報の記事をご紹介します。


なお、今回の韓国の原発の稼働停止は事故や災害が原因ではなく、VOR によると、下のような要因ということです。


韓国、原子炉2基を停止 (VOR 2012.11.05)より。

韓国政府はヨンハン原発の原子炉2基を臨時停止すると発表した。部品の納入者が証明書を偽造していたことが発覚したためだ。

決定された運転停止は即刻実行されねばならない。2013年1月まで原子炉は運転を再開しない予定だ。その間に技師たちが、偽造証明書によって納入されていた部品5000点以上を交換する。



ということのようです。

ここから朝鮮日報の記事です。



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2012年10月29日


紀元前8世紀のホメロスの時代にも降った「血の雨」がスウェーデンにやってきた



先週、ヨーロッパのいくつかの国で珍しいニュースがありました。

下のはAftonbladetというスウェーデンのオンライン新聞の10月21日の見出しです。


blood-rain-01.jpg


この見だしは、「アフリカの血の雨がスウェーデンに向かっている」と書かれています。

同じような報道は、英国のテレグラフでもありました。

Weird weather ahead as 'blood rain' forecast for Halloween
「ハロウィーンに"血の雨"が降るという奇妙な天候予測」
Telegraph (英国) 2012.10.21


その後に実際に「血の雨」はスウェーデンでは降ったようですが、これはその理由は確定しているわけではないですが、サハラ砂漠の塵などが水滴に蓄積されて起きる現象なのではないかということです。

面白いと思ったのは、この現象そのものはそれほど異常なこととは言えないのですが、「昔はスウェーデンではこの血の雨は普通に降るものだった」ということが記録からわかっているということです。

今から 2700年以上前の文献にふれられているのだそうで、ずっとスウェーデンではサハラ砂漠から運ばれたと考えられる塵による「血の雨」は普通の現象だったようなのです。

これは、「大局的な風向きの方向が変化している」というようなことを彷彿とさせます。

私は最近、地球の環境がサイクル的に過去に戻っていくのではないかと考えている部分がありまして、それで、今回の「昔へ戻っていくヨーロッパ」という状況を思い浮かばせる現象のように思えて記事にした次第です。

ボイス・オブ・ロシアに上の「過去の記録の話」に簡単にふれていますので、そのことをご紹介しておきたいと思います。



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