2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2014年02月04日


アラブの「冬」 : 過去 50年間で最悪の豪雪に見舞われているイランで数十万世帯が停電



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▲ 2014年2月3日のアラビア語メディア shorouk news より。



イランが、近年では経験したことのないような大雪に見舞われているようです。

上のようなニュースが数多くあるのですけれど、アラビア語では詳細がよくわからないですので、探してみましたところ、英国の BBC で報道されていました。

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▲ 2014年2月3日の BBC より。


これらの報道によりますと、イラン北部を中心に大雪となっていて、特に、カスピ海に面しているマーザンダラーンという州では、2メートル以上の雪が積もり、過去 50年間で最悪の大雪被害が出ているとのこと。

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▲ イラン北部では積雪が2メートルに達しているところも。2014年2月2日の TREND より。


車で立ち往生し、レスキューによって救出された人の数は1万人を越え、また、48万世帯が停電しているとのこと。北部では多くの学校も休みとなっているようです。

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▲ イランの首都テヘランの2月2日の様子。今後さらに気温が下がり、雪も続くと見られています。 BBC より。


気温も低く、イランの気象局の予測では、テヘランなどでも、今後、気温がマイナス8度まで下がる可能性があるとしています。イランのふだんの冬の気候や気温はあまりわからないですが、下の表のテヘランの平均気温を見る限りは、マイナス8度というのは特例といえそうです。

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▲ テヘランの平均気温。冬はそれなりに寒くなるようです。 Wikitravel より。


冬ですので当然なのかもしれないのですが、それにしても、極端に寒い地域が次第に世界中に拡大しています。





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2014年01月30日


北極化の進むアメリカ : 南部でも寒波と暴風雪による非常事態宣言



アメリカ東部が寒波に見舞われていましたが、それが南部にまでやって来ています。

昨日、下のような(多分)ジョークだと思われるニュースを見ました。

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▲ 2014年1月28日の Rock City Times より。


さすがにちょっと驚いたのですけれど、この Rock City Times というサイトは、「真実とジョークをゴチャマゼに報道する」サイトで、上のはジョークだと思いますけれど、しかし、「現実としてこういう光景が出ないとも限らない」ということも事実です。


上の記事でのメキシコ湾は、下の位置で、つまり米国内の最南端部にあたります。

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このあたりは冬でも温暖な場所であるのですが、今年は違うのです。
下の報道はテレビ朝日のニュースからのものです。


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▲ 2014年1月30日のテレビ朝日ニュースより。


上のニュースの内容は下のようなものでした。


アメリカ南部の広い範囲を寒波が襲い、ジョージア州で車1000台が立ち往生するなど大きな被害が出て、7つの州で非常事態宣言が出されました。

ジョージア州アトランタでは、強い雪と風の影響で1000台以上の車が高速道路で立ち往生しました。スクールバスに乗っていた生徒を含む多くの人が車内で一夜を明かしたということです。スリップによる交通事故は各地で多発していて、アラバマ州ではこれまでに5人が死亡しました。

寒波の影響は30日ごろまで続くと予想されています。




実際、フロリダに住む人たちのブログなどを見ると、下のように「雪が降った」という写真がたくさん載せられています。

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Welcome to snowy Florida より。


この「アメリカ最南部の雪や凍結」というのがどのくらい珍しいものなのかといいますと、下の USA トゥディの報道を見てみましても、「いつ以来」というようなことが書かれていなく、何らかのデータにはあるのだと思うのですが、正確にはわかりません。

いずれにしても、大変に珍しいことではあるようです。

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▲ 2014年1月29日の USA Today より。


どうやら、アメリカは北から南まで全土が本格的に「北極化」しているようです。
そして、この異常といって間違いない寒波は、2月の始め頃までは続くととのこと。

最先端を走り続けてきたアメリカは地球寒冷化もどの国よりも力強く先取りしているようです。





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2014年01月28日


赤道近くの熱帯にあるマレーシア・キナバル山に「雪」が降った可能性



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▲ 2014年1月25日のマレーシアのメディア mStar Online より。




前回の、

異常な低温が数ヶ月も続いているタイで寒波が原因で 60名以上が死亡している
 2014年01月26日

というタイトルの記事では、一応は常夏の国のイメージが強いタイで、この数十年経験がないような異常な低温が続いていることをご紹介しました。

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▲ 上の記事よりタイの報道。


寒波が東南アジアにも忍び寄っているかもしれないというような感じもする中で、今度は、マレーシアのキナバル山という山の山頂に雪が降った「かもしれない」という報道です。


キナバル山は、場所は下の位置で、赤道のやや上あたりにあり、場所としては熱帯ジャングルの中にあります。

map-kinabalu.gif


Wikipedia によりますと、標高 4,095メートルで、マレーシアの最高峰であるそう。

さらに抜粋しますと、

キナギル山は、世界でも有数の生物多様性に富み、6000種以上の植物と100種以上の哺乳類が確認されている。山頂には、花崗岩による独特の岩場が広がっている。

山の麓は、熱帯雨林特有のジャングルとなっている。熱帯雨林から高山帯までの特異な動植物が数多く存在している。山麓のジャングルでは、世界最大の花とも言われるラフレシア、食虫植物として有名なウツボカズラが原生している。

という山です。

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▲ 花崗岩による独特の岩場のキナバル山の山頂。


トップに貼りました最初の報道では、「雪が降った?」という疑問形の見出しになっているのですが、上の記事の概要は下のようなものです。


1月17日に、キナバル山の山頂では氷点下3度まで気温が下がった。その日、サバ公園(マレーシアの国立公園)の管理局に提出されてレポートは、4101メートルの高さの山頂で降雪があった可能性を示した。

サバ公園の管理局長は、キナバル山の山頂は冬の午前の早い馬韓には氷が出現することがあると言う。

しかし、サバ州の気象学者たちは、キナバル山は赤道に近すぎるため、雪の降るという可能性を否定している。




というものです。

その後、山頂におもむき、下の報道のように「氷の痕跡」を発見したのですが、管理当局は、「これは雪が降ったのではなく、あくまで氷ができただけだ」と主張しています。マレーシアのサバ州の上空には、現在、シベリアからのマイナス15度の寒気が流れてきているようで、その影響ではないかとのことです。

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▲ マレーシアのデイリー・エクスプレスより。


まあ、どちらでもいいのですが、このように報道記事となっているということ自体が、それなりに当地では珍しいことだということかもしれません。


タイにしてもマレーシアにしても、寒さの報道が多くなっています。




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2014年01月26日


異常な低温が数ヶ月も続いているタイでは寒波が原因で 60名以上が死亡している



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▲ 2014年1月23日のバンコクポスト より。




タイというと、現在も激しさが増している反政府デモのことが取り上げられることが多いです。

In Deep の

気づけば「世界中のあちこちでの非常事態宣言」の中で進行している 2014年
 2014年01月24日

でも、破壊されたタイ国家警察署の正門の写真などを載せたりしました。


しかし、実は「タイではもうひとつの異変」が続いています。


その異変とは何かというと、寒いのです


上に載せた報道のように、長く続く寒波で、北部などでは凍死者などが多く出ています。

タイ保健省によれば、 2013年 10月 22日から 2014年 1月 19日の3ヶ月の間に亡くなった人の数は 63名にのぼり、タイ全土の 27の州で死者報告されていることを明らかにしています。

最年少は1ヶ月の赤ちゃんで、最年長は 81歳でした。
理由はわからないですが、死者のほとんど(9割)が男性だそうです。

現在のタイは45州が寒波での災害地域の宣言がなされていて、 2,500万人以上の人々が寒さの影響を受けているとのこと。

下は、最近のいくつかのタイのメディアのニュースです。

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▲ 2014年1月23日のタイの Post Today より。



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▲ 2014年1月22日のタイの Post Today より。



デモがおこなわれているバンコクも通常に比べて大変に気温が低く、以下のようなことになっているようです。


23日のバンコクの最低気温15・6度
newsclip 2014.01.23

タイ気象局によると、23日のバンコクの最低気温はドンムアン空港で15・6度まで下がった。

23日の各地の最低気温は北部チェンライ市7度、チェンマイ市11・4度、東北部ルーイ市5・5度、ナコンラチャシマ市11・3度、東部ラヨン市17・1度、パタヤ市18度、南部サムイ島21・8度、プーケット島23・2度など。





また、ベトナムでも大雪が降るなど、厳しい寒波が続いている地域があります。

これらが一時的なものではなく、すでに3ヶ月も続いている「持続した低温」だということに注意したいと思っています。

東南アジアの気候がこのまま変わっていってしまうのか、そうではないのか、今後のタイやベトナムの気候と気温に今後も注視をしたいと思っています。




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2014年01月15日


かつてない寒波に見舞われるノルウェーで魚の大群やヘラジカが「海の中で瞬間冷凍」状態に



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▲ 凍った海の上を歩く子犬。その下には逃げる間もなかったニシンたちが凍っています。2014年1月13日の NRK (ノルウェー)より。



北半球では、寒さに見舞われる地方ではかなり厳しくなっていて、カナダやアメリカ、中近東の一部、あるいは中国の一部や日本など、例年よりかなり厳しい寒さに包まれているところが多いですが、北欧ノルウェーでも、とんでもない寒波に見舞われているようです。

上に貼りました記事は、ノルウェーのロブン( Lovund )という海沿いの町で、寒波のために「海が瞬間的に凍ってしまった」という記事です。

海が凍結していくスピードがあまりにも速く、魚は逃げる間もなく、水の中に閉じ込められて凍ってしまったということ。調べてみると、ロブンは下のあたりにある場所のようです。

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下の写真だと、海が凍った様子がもう少しよくわかると思います。

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ノルウェーは寒い国ではありますけれど、記事では、地元の人の話として、


「私の知る限り、こんなことが起きたことは見たことがないし、聞いたこともない」


ということですので、「海が瞬間的に生き物と共に凍る」というのは、この寒い地方でも決してよくあることではないようです。まあ、そりゃそうでしょうけれど。


あるいは、下のは海ではないですが、ヘラジカも逃げ切れずに湖で凍ってしまった光景の記事もありました。

ヌールランファウスケ自治体という場所のコスモ湖という場所で、多分、凍結から逃げられずに凍ってしまったようです。

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▲ 2014年1月7日の NRK より。



今は日本も寒いですけれど、他の国も大変なものです。

先日の大寒波のアメリカでも、光景など下のように、川などがさっという間に凍結していたりしましたけれど、まだまだ今年の世界の寒波は終わりそうもないです。

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▲ 2014年1月11日の英国 デイリーメール より。


ちなみに、上のデイリーメールによりますと、先日の北極からの寒波と同じような大寒波がまたしてもアメリカに向かっているようです。




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2013年12月30日


アルゼンチン : 壊滅的な猛暑での停電と給水の停止により非常事態宣言



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▲ 2013年12月28日のユーロニュースより。写真は、水の供給停止と停電に対して抗議するブエノスアイレスの市民たち。



最近は北半球の「寒い」話題ばかりだったのですが、今回は久しぶりの逆の話題で、アルゼンチンで記録的な猛暑が続いているという話です。

北半球が全体として激しい寒波と大雪に見舞われている地域が多い中で、アルゼンチンは、全土的に異常な熱波に見舞われているようです。連日 38度以上の気温が続いているようで、クリスマスには首都ブエノスアイレスで、43度というとんでもない気温を記録したそう。


先日、アルゼンチンで、「川で遊んでいた数十名がピラニアの大群に襲われる」という報道がありました。

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▲ 12月27日の HP 日本語版より。


この出来事が発生したのは、この 43度を記録した日のことでした。
川に人々が殺到していた原因は猛暑だったようです。


そんな中で、ついに首都ブエノスアイレスなどで給水の停止と、停電という事態に陥り、人々の抗議に対して、アルゼンチン政府は非常事態宣言を発令しました。

人々が暴徒化した場合などによっては、戒厳令を発令するとも言われています。

ちなみに、今回の記事で調べるまで知らなかったのですが、現在のアルゼンチンの大統領は女性なんですね。クリスティーナ・デ・キルチネル大統領という方で、下の女性。

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この大統領が非常に評判が悪いようで、今回の非常事態宣言などとの関係も、そのあたりにありそうです。


現地の記事をご紹介します。




Argentina Heat Wave Stirs Pot of Political Unrest in Buenos Aires
Liberty Voice 2013.12.29


アルゼンチンの熱波はブエノスアイレスの政情不安をかき立てる


南アフリカで二番目に大きな国家で非常事態宣言が発令された。


ブエノスアイレスの市長、マウリシオ・マクリ( Mauricio Macri )は、アルゼンチンの首都で非常事態を宣言した。同市ではクリスマス以来、熱波により少なくとも3人の死亡者が出ている。

また、停電や水不足が多くの貧困層や高齢者層にダメージを与えている。長い人たちではすでに 14日間、水と電気のない生活を続けているという。

アルゼンチンの老朽化した上水道は停電時には使用できないのだ。

人々は街頭でアルゼンチン政府と電力会社に対して、今回の停電に対しての抗議行動を始めているが、その抗議活動に対応して、市長のマクリーが取ったのは非常事態宣言だった。

政府と電力会社は、共に責任をなすりつけ合っている状況だ。

クリスマスの日には 43度を上回る猛暑を逃れるために、ブエノスアイレスから北へ 270キロの場所にあるロザリオ川の川岸で遊んでいた住人約 70人がピラニアに襲われ負傷し、そのうちの数人は指を失った。

エコノミスト誌の予測によると、アルゼンチンはすでに「革命発生予備軍国」のカテゴリーに入れられている。これは暴力的な社会混乱が発生する可能性が高いと判断された国だ。他にこのカテゴリーにあるのは、シリア、イラクなども含めた 14カ国となっている。

アルゼンチンのインフレ率は 28パーセントに達しており、最近発生した警察のストライキにより、アルゼンチンの各地での略奪や暴動や騒乱の取り締まりができない状態にある。8月には、クリスティーナ・デ・キルチネル大統領の抑圧的な政治政策に抗議するために、ブエノスアイレスで 10万人規模のデモが発生した。






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2013年12月23日


クリスマスにアメリカに送られた「あまりにも異常な気象」というプレゼント



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Extinction Protocol より。


アメリカのほぼ全土に「異常な気象」が覆い尽くしているようです。

上の気温の図は、12月22日のアメリカの気温ですが、地域による気温の差も激しいのですが、それ以上に、各地の気象が「バラバラ」のようで、大雪に見舞われている場所があれば、一方では、まるで、夏のような竜巻や暴風に見舞われている場所もあったりと、ほぼアメリカの全域にわたって気象が尋常ではないようです。


CNN の記事をご紹介します。




Severe and strange weather sweeps nation, threatens holiday travelers
CNN (米国) 2013.12.22


厳しく奇妙な天候がアメリカを覆い尽くし、クリスマス休暇の旅行客たちを困惑させる


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▲ ミシガン州サウスヘブンの凍りついた桟橋を歩く人々。12月21日。


週末のクリスマスを前に、母なる自然は贈り物をしてくれている − やや厳しい贈り物だが。

この贈り物は、米国のすべて地域に行き渡っている。

氷の嵐、雪、洪水、雷雨、竜巻、そして記録的な暖かさが各地で発生しており、そして、クリスマス休暇に旅行を予定している米国の 9000万人以上の人々にも頭が痛い問題となっている。

西海岸を除いて、全米の天候は非常に恐ろしく、また複雑で奇妙な状態となっている。大雪と寒波で混乱する地域もあれば、洪水で交通が麻痺している地域もある。



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▲ 洪水に関しての注意が示されるケンタッキー州パドゥカの道路。


ルイジアナ州、ミシシッピ州、アーカンソー州、アラバマ州とテネシー州の一部の地域では、暴風と雷雨が続いている。また、大きな竜巻が発生する可能性もある。ミシシッピ州では、週末にふたつの竜巻が発生した。

アメリカ南東部でも非常に規模の大きな竜巻が発生する予測があるとして、気象局は警告している。







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2013年12月10日


オーストラリアで「真夏の大雪」という異常事態



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News.com.au より。



北半球のアメリカやヨーロッパなどで、非常に厳しい冬の寒波に襲われていて、かなりの数の犠牲者や負傷者が出ています。

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▲ 11月26日のロシアの声より。


しかし、南半球は現在、「真夏」ですので、本来なら暑い日々が続いているはずです。

たとえば、旅行サイト旅行情報.JP には、


オーストラリアはご存じの通り、日本から赤道を渡った南半球にある。そのため、日本とは季節が逆になり、日本が夏の時は、オーストラリアは冬、日本が冬の時には、オーストラリアは夏になる。



とあり、オーストラリアの各都市の平均気温のグラフが載せられています。シドニーの1年間の気温は下のようになります。グラフはオーストラリアではどこでも大体同じ動きとなります。

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そんなわけで、オーストラリアは、12月から1月頃が、日本でいう7月から8月頃の「真夏」ということになるわけですが・・・その夏に雪が降りました

しかも、大雪。


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▲ ニューサウスウェールズ州のペリシャーという場所。


上に貼りましたオーストラリアの News.com.au によりますと、12月5日に、オーストラリアのニューサウスウェールズ州とビクトリア州などに雪が降ったとのこと。

通常でも、この時期に例えば高地や山岳地帯などで雪が降ることはあるのだそうですが、しかし、それがあっても、通常はほんの少しが風に雪が交じる程度なのだそうですが、今回の雪は、最大で 20センチにも達するような大雪だそう。


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▲ ニューサウスウェールズ州‎のコスキアスズコ国立公園にあるスレッドボというリゾート。


これらのリゾートには「夏を楽しむため」に人が訪れる時期で、クリスマスや年末年始などはそういう観光客で賑わうようですが、今年の「夏」はどのようになるのか、ちょっと予測できなくなってきた感じもあります。

オーストラリアの気象局は、これは一時的な現象ですぐに暖かさが戻ると述べていますが、どうなりますかね。





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2013年12月02日


アメリカの「低温の記録」は拡大し続けている



以前、 In Deep の

アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明
 2013年08月27日

という記事で、そのタイトル通り、2013年のアメリカでは、「低温の記録が、高温の記録よりはるかに多かった」ということを記しました。

下の図がその時のものです。

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全米で 3566地点にのぼる観測地点のうち、

暑さの記録を更新した観測地点が 667 か所

に対して、

低温の記録を更新した観測地点は 2,899 か所

と、低温記録を更新した場所が、高温記録を更新した場所の4倍以上になっていることがわかったというものでした。

2013年の夏は、日本を含めて、東アジアは記録的な猛暑に見舞われていたので、意外な感じがしたものですが、しかし、11月に入ってからは日本や、他の東アジアでも「寒さに関しての記事」が多くなっています。

北日本だけではなく、西日本でもかなり早い寒さの到来が訪れているようです。

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▲ ウェザーマップ「愛媛・松山で初雪 11月の雪は35年ぶり」より。



それはともかく、低温の夏だったアメリカ。

冬に入ろうとしている現在はどうなのかというと、「完全に寒さが圧倒している」という状態が顕著になっているようです。

下のデータは、2013年11月29日までの1週間で「新しい記録が観測された」地点を示しています。紫と水色が低温記録を更新した地点となります。

us-record-2013-11.gif

HAMweather より


上の図では、

高温の記録更新:22
低温の記録更新:298
最低気温の高温記録更新:28
最高気温の低温記録更新:1167

となります。
上の「高温の記録」と「低温の記録」を合わせて比較しますと、


高温の記録更新 : 50地点

低温の記録更新 : 1465地点



となり、アメリカの低温の傾向はさらに明確になっていると思われます。

実際、気温もアメリカ全土で、かなり低くなっているようで、下はその11月29日の最低気温です。
アメリカは華氏表示ですので、何カ所かに摂氏で示しておきました。

us-low.gif


華氏30度周辺の気温が多いですが、30度は大体マイナス1度ですので、そこから見ると、最低気温が氷点下の場所が非常に多いことがわかります。


場所により、すでに非常に激しい暴風雪なども吹き荒れているようです。
下はサウスダコタ州での暴風雪に関しての記事です。

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▲ 12月1日の BBC より。


今年のアメリカは厳しい冬となりそうですが、これはもちろん、アメリカだけではなく、世界のかなり多くの地域で経験することになるかもしれません。





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2013年11月25日


フランスで続く大雪によるカオス



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▲ 近隣諸国のメディアでもフランスの大雪を報道が大きくなされています。 ルーマニアの REALITATEA より。



フランスでは現在、東部などを中心に激しい大雪に見舞われていて、上のように比較的、高度な警報が発令されています。上の報道は4日ほど前のものですが、その時で、30センチの積雪を越える雪が降り続けている地域が続出していたようです。

まだ 11月ということもあり、多くの人々が雪への準備などをほとんどしていなかったために、生活や交通に大きな混乱が生じているようです。

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▲ 完全に麻痺した高速道路。フランスのメディアなどより。


また、その後のフランスの報道では、大雪により4万世帯が停電したことも報じられていて、「雪のカオス」が早くも到来しているようです。

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▲ フランスの TFI 11月24日の記事より。



この「大雪の被害」の場所は、世界のかなりの広範囲に広がっていまして、日本もそうですが、アジアからアメリカ、ヨーロッパのいたるところに広がっています。確かに、北半球は冬に入る時期ではあるのですけれど、やはり雪の被害が早すぎる感じはします。


中国では、雪だけではなく、そこに同時に微小粒子状物質 PM 2.5 のスモッグに見舞われている地域もあるようで、非常に市民の人たちは大変そうです。 VOR の記事を抜粋しておきます。




中国 スモッグで交通機関が麻痺
VOR 2013.11.24


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中国北東部では、濃いスモッグの影響で、一部の地域で高速道路が閉鎖された。新華社通信が伝えた。伝えられた情報によると、遼寧省では、3本の道路が閉鎖され、州道の一部区間が通行止めとなった。ロシアと国境を接する黒竜江省の空港では23日、209便が欠航した。

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気象局によると、中国北東部では夜、スモッグの拡散を助ける雪が降り、吹雪になるところもある見込み。

中国の首都北京の住民も、スモッグに悩まされている。北京では最近、人体に有害な微小粒子状物質PM 2.5の大気中の濃度が、1立方メートルあたり350マイクログラムに達した。


世界保健機関が定める大気中のPM2.5の濃度基準は、1日平均で1立方メートル当たり25マイクログラム以下となっている。







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