2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2013年11月13日


ソマリア自治政府地域「プントランド」でサイクロンにより非常事態宣言



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▲ ケニアの Standard Media より。写真は国連の食糧農業機関( FAO )によるもの。




フィリピンの台風の被害はまったくすさまじいものですが、ヨーロッパでは、アフリカのソマリアでの熱帯性サイクロンの被害について大きく報道されています。

死者は上の報道の見出しでは 100名となっていますが、これはまったく正確ではないもので、報道により300名など数値は様々です。

この情報の不正確さには、今回のサイクロンの被害が大きかった「ソマリアの中の場所」の問題もあるのかもしれません。それは、「プントランド」という場所なのです。

聞かれたことのない方も多いかと思われます。

ソマリアそのものは地図では「国家全体として」アフリカ大陸の下の場所に記されています。

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しかし、この「ソマリア」というのは無政府状態の上に、国家もバラバラの状態となっています。
ソマリア - Wikipedia にはこうあります。



ソマリア

1991年勃発の内戦により国土は分断され、事実上の無政府状態が続き、現在の国土は暫定政権の南部と、1998年7月に自治宣言したプントランドの北東部、91年に独立宣言した旧英領のソマリランド共和国の北部に大きく3分割されている。




そのうちの、プントランドが、今回、熱帯サイクロンで大きな被害を受けたのです。

位置関係は下のようになっています。

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アルジャジーラより。


プントランドには選挙も存在し、現在はファローレ大統領という人が国を治めているようですが、政府がどのように機能しているのかはよくわかりません。

今回のサイクロンは、ソマリア各地で被害が出ているようですが、最も被害の大きかったのがプントランドで、政府は非常事態宣言を発令しています。

下のはソマリランドのメディアの報道です。

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Somaliland Sun より。


正直、救援活動がどこまで期待できるものかはよくわからないですし、ソマリアは国のすべてにおいて、一般の外国の救援が入ること自体が難しい場所ですので、何が起こったのか、そして今起きているのかということの「本当のところ」は外国の私たちにはわからないままなのだと思います。


今回は、中東カタールのアルジャジーラの記事を載せておきます。




Tropical cyclone kills scores in Somalia
アルジャジーラ (カタール) 2013.11.11


ソマリアで熱帯サイクロンにより多数が死亡


ソマリアのプントランドで熱帯サイクロンにより大きな被害が出た模様だ。

プントランドのアブディラマン・モハマド・ファローレ (Abdirahman Mohamud Farole) 大統領は、少なくとも100人が死亡し、サイクロンの直撃を受けた地域では電気、電話などのインフラが使用できなくなっているという。ファローレ大統領は、援助機関からの支援を訴えている。

大統領によれば、被災地では数百棟の家が破壊され、何千頭もの家畜が死亡した。

サイクロンでの風速は 90キロを記録し、総雨量は 350ミリにも達した。
この地域は年間の雨量が 250ミリしかない。

プントランド政府は自然災害の緊急事態を宣言したが、まだ何百人もの人々が行方不明となっているという。





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2013年10月29日


英国を襲ったハリケーン並みの暴風雨「セント・ジュード」の破壊力



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Weather Channel より。




10月28日、イギリスをはじめ、オランダ、ドイツなどの各国でハリケーン並みの暴風によって、現在までに少なくとも 13名が死亡し、また、イギリスでは原発が停止に追い込まれました。

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VOR より。



この暴風雨はイギリスでは、毎時 130キロの非常に強い風をもたらしたストームとなり、「セント・ジュード (St. Jude)」と命名されています。台風やハリケーンではない暴風に命名されることは珍しいことかもしれません。


英国の報道には、暴風雨の通過した後の壮絶な様子が多くのメディアで報道されています。

その中から、ロンドン市内の様子を伝えている「ロンドン・イブニング・スタンダード」から写真をご紹介しておきます。

Killer storm: girl, 17, dies in caravan, motorist crushed by tree and two die in gas blast
London Evening Standard (英国) 2013.10.28


殺人嵐。カラヴァンで17歳の少女が死亡し、ガス爆発で2名が死亡した


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▲ ハンズローでのガス爆発の現場。警察とレスキュー隊が慌ただしく動いていた。





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▲ 強風で町並みが破壊されたレイトンの商店街の様子。




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▲ ターンパイク・レーンで、倒れた木でバスが被害を受けた様子。ツイッターに投稿された写真。





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▲ 各地の道路で同じような光景が見られた。こちらはグリーン・レーン。





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2013年09月19日


異なる2つのハリケーンに同時に襲われたメキシ南部が洪水で壊滅状態に



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Periodico Zocalo より。
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メキシコで、ハリケーンの被害を受けている中に、もうひとつの熱帯低気圧がやってくるという、つまり、「ふたつのハリケーンが同時にやってきた」という珍しい気象現象があり、大変な被害が出ています。

正確にはひとつがハリケーン「イングリッド」、もうひとつが熱帯低気圧「マヌエル」で、それらがほぼ同時にメキシコを直撃しました。

下のようなルートで、先にハリケーン「イングリッド」が直撃し、そこに熱帯低気圧「マヌエル」がやってきたのです。

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被害状況が時間の経過と共に大きくなっていて、 9月 19日の午後の時点で最も新しい CNN の報道では犠牲者は 80名にのぼっているようです。


ハリケーンが相次いでメキシコを直撃、80人が死亡
CNN 2013.09.19


メキシコ内務省は19日までに、相次いで同国を襲ったハリケーンによる豪雨で、少なくとも80人が死亡したと発表した。

同国のペニャニエト大統領は18日、記者会見し、太平洋岸の南部アトヤック・デ・アルバレス市で土砂崩れが発生し、少なくとも58人が行方不明となったと明らかにした。

同市の市長によれば、15人の遺体が回収された。住宅20棟が土砂に襲われ、少なくとも70人が依然として土砂の下敷きになっているという。

太平洋岸のリゾート地アカプルコも洪水のため一時孤立し、約4万人の観光客が足止めされたり避難をよぎなくされたりした。

オソリオ内相によれば、嵐による何らかの被害を受けた人はメキシコ全体で、100万人に及ぶという。




現地のメディアから、写真を掲載しておきます。

すべて、 Periodico Zocalo からのものです。

オリジナルの記事にも個別のキャプションがないですので、単なる羅列になってしまいますが、これらの光景は、まだ被害が本格化する前の 9月16日のもので、その後さらに被害が拡大しています。


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2013年09月07日


荒れるモスクワ



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▲ モスクワでは、9月6日の深夜、強風で市内の街路樹 60本がなぎ倒されるという「経験したことのない異常な天候」に見舞われました。 VM Daily.ru より。
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日本でも竜巻被害や、経験のない豪雨など、異常ともいえる悪天候の報道が多かった夏ですが、ロシアもかなりのものです。今年だけでも、ロシアの異常気象は何度取り上げたかわからないですが、印象的なものとして、

ロシア極東での洪水は過去 120年で最悪の被害に
 2013年08月22日





完全に異常とロシアメディアが報道するシベリア地方の夏の雪
 2013年06月04日





ロシアのスモンレンスク市で、突然コンクリートの大地から温水が噴き出した
 2013年04月22日




などをよく覚えています。


そのロシアの首都モスクワでは、ここのところ、豪雨と強風が続いています。

それも、どちらも「経験のないような」ほどのレベルに達しているかなり激しい天候のようです。

ロシアの声から短い報道を。


モスクワ、強風で街路樹60本が倒木、1人が死亡
VOR 2013.09.06

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▲ 強風で根こそぎ横倒しにされた街路樹の横に座り込む女性。 リア・ノボスチ より。


モスクワでは9月6日にかけての深夜、秒速15−17メートルの強風が吹き荒れ、約60本の街路樹が倒れた。治安維持機関が明らかにした。

市南部では倒木に当たった61歳の女性が死亡したほか、北部では飛ばされた枝で2人が負傷し、病院に搬送された。倒木のため、10のルートの公共交通機関が麻痺している。

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気象学者らによると、9月1日から、モスクワではすでに月平均降雨量を超える70ミリの降水量が記録されている。




モスクワも、平均をはるかに上回る雨が毎日降っているようなのですが、洪水の被害がずっと続いているのが、上の過去記事にも出てきましたロシアの極東地域です。その地でアムール川の氾濫による洪水が2週間以上前から起きていますが、アムール川の水位はいまだに上がり続けています。

もうすでに危険水位は完全に突破しており、多くの街が浸水、あるいは水没しているようです。

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RG.RU より。


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イタルタスより。


今では確かに全世界で自然災害は毎日のように起きますが、ロシアは最近になってから特に自然災害が多く報道されている国のひとつのように思います。




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2013年09月04日


ペルーの大雪と寒波での非常事態宣言は全土 250地域に拡大



最近、何度か In Deep で、南米の数カ国での異常な寒波について記したことがあります。

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今年の夏の「寒波」はロシアの火山噴火が原因かどうかの議論が続くアメリカ より。

ペルー、ボリビア、パラグアイなどがどこのも通常より激しい寒波に見舞われています。

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その中でも、ペルーのアンデス地方などの南部での被害がひどく、最初、ペルーのプーノ地方で非常事態が宣言され、その後、非常事態が宣言される地域が拡大しています。

これまで被害状況は正確ではなかったのですが、最近のペルーの報道で、特に動物が非常に多く凍死していることがわかり、少なくとも2万5千頭以上が凍死しているようです。

下の写真は非常事態が宣言された現地に入ったペルーのテレビ報道からのものです。


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▲ 雪の上に、倒れたラマやアルパカなどの動物の死亡した姿が広がっています。




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▲ 雪が降り続けると共に、気温も非常に低くなっているようです。




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▲ 左に見える城と黄色の壁の建物が、この地区の、もしかすると唯一の病院。凍傷になった人や、寒さで倒れた人が運ばれます。


上の動画はYouTubeにあります。



そんなペルーの現地のメディアからの記事をご報告します。



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2013年08月17日


中国新疆ウイグル自治区で突然降った「8月の雪」



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鳳凰網より。
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日本も含めて、東アジアはいまだに猛暑の中にあります。

現在の状態をひとことで書きますと、昨日の日経新聞の下の記事の冒頭の部分となると思われます。


東アジアも猛暑 中国で野菜急騰・韓国は電力不足
日本経済新聞 2013.08.16

東アジアが記録的な猛暑に見舞われている。中国では上海市や浙江省といった中・南部が巨大な熱波におおわれ、1951年以降で最も暑い夏となった。

例年より太平洋高気圧が西にせり出しているためで、食料品が値上がりするなどの影響が出始めている。酷暑に苦しんでいるのは日本ばかりではない。



そんな猛暑の中ですが、冒頭の中国紙の報道のように、 8月13日に、中国の新疆ウイグル自治区で「夏の雪が降った」という出来事がありました。

夏の雪が降ったのは、新疆ウイグル自治区の国道 G217 という道路が通っている場所で、大きな地図で示すと、下の「A」の場所です。

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多分、山岳地帯に近い場所だと思うのですが、それでも、8月の、しかも、かつてないほどの猛暑の報道ばかりの中での「夏の雪」は驚くことだったらしく、中国の多くの報道メディアで記事となっていました。

今回の報道に出ていた新疆ウイグルの夏の雪の写真をいくつか掲載しておきます。

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夏に降る雪に思うこと

この報道を見て、ふと「日月神示」の下の下りを思い出しました。


天の異変気つけと申してあろうが、冬の次が春とは限らんと申してあろうが。夏、雪降ることもあるのざぞ。神が降らすのでないぞ、人民降らすのざぞ。人民の邪気が凝りて、天にも地にも、わけのわからん虫わくぞ。



今年はいろいろな気候の報道はこれまでもありまして、6月には、下の報道をご紹介したこともあります。



5月まで記録的な寒さだったアラスカが6月に入り一転し、記録的な熱波により。


これからも、さらに、かつて経験したことのない気候と現象はヒートアップしていく可能性はやはりあるのかもしれないと感じる最近の地球の状況です。




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2013年08月11日


スイスで「4時間に30000回の落雷」が発生する異常な悪天候



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▲ チューリッヒでの落雷。 Blick より。
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日本は東北以西はすべて猛暑に覆われていますが、一方で東北などでは豪雨による被害も発生していて、とにかくもう、「気候がムチャクチャ」という感覚は、今では多くの人が持っている素直な感想だと思います。

猛暑は北半球の多くに広がっていますが、「悪天候」も同様で、ひとつひとつ上げればキリがないほどですが、先日、「スイスで激しいストームが吹き荒れた」というニュースを見ました。

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▲ スイスのシュービッツという町。落雷で燃え上がる納屋。 Blick より。



嵐が通過していった4時間のあいだに3万回近くの落雷が発生するというもので、また、暴風もすごかったようで、報道では被害の写真などが掲載されています。

swi-tree-01.jpg

▲ 今回のストームの暴風で多くの木々が倒されたとのこと。 Blick より。



その写真などを含めて現地の記事をご紹介します。

今の世界はどこの場所にしても、穏やかな気候というものとは縁遠い日が多いようです。




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2013年07月26日


米国カンザス州で野球ボールサイズのひょうが嵐と共に降り落ちる「普通ではない嵐」が吹き荒れる



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▲ カンサス州リノ郡のハッチンソンという町で 7月 24日に降ったひょう。ツイッターに地元の人が投稿した写真。
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最近は、各地で大きなひょう/雹が降る報道をよく目にします。

今年の記事でも、

シンガポールを襲ったひょうと煙害の関係
 2013年06月26日

という記事や、

中国南部を襲った「タマゴの大きさほどのひょうが降り続けた嵐」のすさまじさ
 2013年03月23日

この中国の3月のひょうは下のような大きさでした。




これでも、かなりのものだと思ったのですが、今回のアメリカのひょうの大きさはこの比ではなく、15センチ前後、つまり野球のボールよりも大きなサイズのひょうが、嵐と共にカンザス州中央部の各地に降ったようです。

特に、被害が大きかったのは、リノ郡という場所で、地図では下のAの場所にある郡です。

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その嵐についての記事を地元のウィチタ・イーグルというサイトからご紹介いたします。

ここからです。



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2013年06月29日


モスクワ : 気温 36度の異常熱波の予測によりロシア非常事態省が市民に警告を発令



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▲ 日中の気温が 36度を越える可能性があるとして、市民に警報を出したことを伝える記事。VM Daily より。



気温がムチャクチャなのは、今の世界中どこも同じかもしれないですが、ロシアの極端な寒波と熱波は、時間と共にヒートアップしているようで、昨日には、モスクワで、ついに日中の気温が 36度になるかもしれないため、外出を控えるように」という警報が出ました。6月としては、というより、モスクワではこの温度は異例中の異例のようです。

この異常ともいえる気温のため、クレムリンの整列式が中止となったことがロシアの声で報じられていました。


異例の暑さにより クレムリン連隊の整列式が中止
VOR 2013.06.29

モスクワにあるクレムリン連隊は 6月29日、異例の暑さを理由に騎兵および歩兵の整列式を中止した。

整列式は夏になると毎週土曜日、サボールナヤ広場に行われ、30分ほど続く。クレムリンの報道官は、「現在の天候では、見物客および参加者共に健康を害する恐れがある。」と説明している。

ロシア非常事態省は昨日、モスクワでは最高気温36度まで上がる恐れがあり、外出するときは警戒するよう呼びかけた。




というものです。

その警戒を呼びかけた際のロシアの報道をご紹介しておきます。






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2013年06月26日


シンガポールを襲った雹(ひょう)と煙害の関係



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▲ 雹が降ることがほぼないシンガポールで 6月 25日に雹を伴う嵐が吹き荒れました。Disaster Reportより。



現在、シンガポールやマレーシアなどで、非常に深刻な「煙害」が起きていることはご存じの方も多いと思われます。下は 6月 21日の毎日新聞の記事です。


シンガポール:インドネシアの煙害拡大 「極めて危険」
毎日新聞 2013.06.21

煙害に見舞われているシンガポールで21日、大気の汚染度を示す指数が、4段階のうち最悪の「極めて危険」な水準となり、観測史上最悪の記録を更新した。政府は病人や高齢者に室内にとどまるよう警告している。ただ原因のインドネシア・スマトラ島の森林火災が収まる兆候はなく、有効な対策が打てない状況だ。

インドネシア国家災害対策庁の広報官は21日の記者会見で、同島の火災鎮火には「これまでの経験で、2週間から1カ月はかかる」と述べた。

2機の航空機を使い、火災現場の上空で雲に塩を吹きかけ人工的に雨を誘発する対策を始めることも明らかにした。



この後、マレーシアでは国家による非常事態宣言が発令されました。


シンガポールは観光国でもあるわけですけれど、下のように、全員、マスク姿で「世界三大ガッカリ」と言われて久しいマーライオンの前で記念撮影などをしている光景なども見られています。

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▲ 全員マスクをつけてマーライオンの前で記念撮影する団体旅行客。News.cn より。



そんな中、昨日、シンガポールで雹(ひょう)が降るという出来事がありました。

シンガポールでは非常に珍しい現象だそうで、一部では、この雹もインドネシアの野焼きや森林火災での煙と関係あるのではないかと報道されています。雹と山林火災の因果関係は今ひとつ理解できないですが、煙の粒子などの関係が書かれています。

そういう報道のひとつをご紹介しておきます。




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