2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2013年06月20日


5月まで記録的な寒さだったアラスカが6月に入り一転し、記録的な熱波に



海外のブログを見ていましたら、下のような報道が紹介されていました。

alaska-heatwave.jpg

Extinction Protocol より。



アラスカの「熱波」に関しての報道なのですが、今年のアラスカは記録的な寒さが続いていたそうで、寒さは5月の終わり頃まで続いていたのだそうです。

ところが、今週、その状況は一変して、「記録的な熱波に見舞われている」という報道でした。


この「気候に関してのカオス」という単語は、私も In Deep でたまに使います。




など、タイトルに「カオス」と入れざるを得ないような状況の気候や天候が世界中で繰り広げられています。


今回の「アラスカの熱波」についての記事をご紹介しておきます。

なお、アメリカの記事ですのでオリジナルでは気温は華氏で記されていますが、わかりにくいですので、すべて摂氏に換算して書いてあります。




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2013年06月12日


フランスのカンヌの沖合に出現した巨大な水上竜巻



最近のヨーロッパのいくつかの地域では近代史上で類を見ない激しい洪水に見舞われています。その洪水に関しては、こちらの過去記事の、

壊滅的な洪水に襲われている中央ヨーロッパ
 2013年06月03日

や、 最近の In Deep の

「夜光雲の様子がおかしい」と科学者たちが語るその下の地球は未曾有の洪水に覆われ
 2013年06月11日

などに記しましたが、いまだに被害は続いているようです。


フランスはその被害を受けていないですが、数日前に、フランスでは大変に珍しい超巨大竜巻が出現した報道がありました。

下は現地の人が撮影したその動画です。



▲ 地元の人が撮影した動画。


これは海の上に出現しているものですが、過去にもいくつか写真などが撮影されていたことがありました。下の写真は 2012年11月にオーストラリアの観光地に出現した巨大な水上竜巻です。

auf-2012.jpg

▲ 2012年 11月 18日にオーストラリアの海上に出現した巨大竜巻。 In Deep の地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験しているより。



フランスでは竜巻そのものがほとんど出現しないので、カンヌやニースなどのある観光地に出現した今回の巨大な竜巻に驚いているということが記事に書かれていました。

ロシアのロシア・トゥディから記事をご紹介します。



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2013年06月04日


「完全に異常」とロシアメディアが報道するシベリア地方の夏の雪



sib-1.jpg

▲ 大陸性気候の地域で、夏は比較的暑いというロシアのケメロヴォで6月1日から降り始めた雪。




ここ数年は荒れた天気などの報道が多いロシアですが、今年は特に「異常」といえる天候の報道が多いように感じます。

今年の過去記事でも、

モスクワを含むロシアで「春を吹っ飛ばして夏になったかのような」異常な暑さが続く
 2013年05月11日


世界各地の「終わらない冬」の光景と共に思い出す小氷河期のこれからの私たちの生活
 2013年03月30日



モスクワで大雪 一昼夜で3月の降水量の3分の1の雪が降る ( VOR 2013.03.25 )より。


など、冬と夏が定まらない混沌としたロシア各地の天候についてご紹介したことがありました。


今回は「6月の雪」です。


私は、「シベリアなら6月でも雪が降るのでは?」などと思っていたのですが、このケメロヴォという地域は「冬は非常に寒く、夏はかなり暑い」という特徴がある場所のようです。

下は、ケメロヴォの月別の平均気温ですが、6月の最高気温の平均は 23度程度となっており、この季節はわりと暖かい地域であることがわかります。

kero-tem.png


参考として、東京の6月の最高平均気温は約 25度で、それほど変わりません。なので、まあ、たとえとしては、東京で5月に雪が降るというような感じなのでしょうか。

そんなわけで、ロシアでも大きく報道されているこの「夏の雪」について、ロシアのロシア・トゥディからご紹介します。




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2013年05月14日


生きているような氷の群れ: カナダで起きた異常現象「氷の津波」



ice_tsunami-2013.jpg

▲ 突然、湖で発生した「氷の津波」で破壊されたコテージの状況。
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カナダのマニトバという場所で、「氷の津波が押し寄せて何軒もの家を破壊した」という出来事がありました。

これは文字で書いても意味がよくわからないと思いますので、動画を載せます。

オリジナルの動画は YouTube のこちらにあるのですが、携帯で撮影したと思われ、縦長であることと、あと、かなり長いですので、多少早回しなどの編集をしてアップしました。

なんだかちょっと信じられない光景です。

カナダで「氷の津波」が家々を破壊





このことを報じたカナダ CBC の記事をまとめたブログがありましたので、翻訳してご紹介します。



ここから記事です。



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2013年05月11日


モスクワを含むロシアで「春を吹っ飛ばして夏になったかのような」異常な暑さが続く



heat-02.jpg

▲ 5月に入ってからの連日の暑さのため、モスクワの公園の噴水では多くの人々が水浴びをしているようです。ロシアのメディア segodny より。
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少し前のIn Deep に、

終わらない冬 : 記録的な寒さと降雪に見舞われる北半球。そして、コントロールを失ったジェット気流
 2013年05月01日

という記事を記したことがありました。

これは4月の終わりくらいまで、北半球全体で「冬がなかなか終わらない」というような数々の報道をご紹介したものです。

日本でも、北海道での5月の雪などもご記憶の方もあるかもしれません。
アメリカなどでもこの例は多く見られました。

下のはカナダのサスカチュワン州というところで、この 100年で最も寒い春となったことをカナダの CBC ニュースが報じていたものです。

100-cool.jpg


そして、ほんの少し前まではロシアでもそのような寒くて異常に雪が多い状態が続いていたのですが・・・ここに来て気候が「急転」しているようです。

夏になってしまったようなんです。


下のは昨日のロシアの報道。

russia-heat.jpg


下がその報道の内容の概略です。




ru-heat.png
BAGNET 2013.05.10


ロシアの異常な暑さは、すでに夏が来ているかのようだ

ロシア中央部に7月なみの暑さがやってきている。

5月10日にロシア気象センターが発表した予測によれば、この2、3日、モスクワの一日の平均気温は平年より5〜7 ℃ 上昇しそうだという。5月11日から12日にかけては、日中の最高気温が 28℃ にまで気温が上がると見られている。

ロシア中部の日中の気温は観測史上の記録に近づいている。ロシア中部から南部の地域では、最高気温の新記録が生まれる可能性があるという。

ロシアでは 15℃ を越えると夏の始まりとみなされるが、すでに5月8日の平均気温は、それを超えているのだ。専門家たちは、例年より3週間以上はその訪れが早いと指摘している。

また、いくつか地域では火災の危険性が高いとされた。






ということで、モスクワでは「春を吹っ飛ばして」、冬から夏に以降したというような感じらしいですが、これは日本の一部でも感じられる現象です。

しかし、「夏」という感じともちょっと違う感じですけれど。
何しろ朝が寒い。

私の住んでいる関東の西部あたりもそうですが、長野などでは、朝と昼の気温が違いすぎて、「朝は冬、昼は夏」というようなことになっています。

下はNHK からです。


気象庁によりますと、5月9日は高気圧に覆われて全国的に朝から日ざしが照りつけて気温が上がりました。日中の最高気温は、奈良県十津川村風屋で32度ちょうど、岐阜県の郡上市の長滝で31度、甲府市で30度1分とことし初めて真夏日になりました。(中略)

また、日中の気温差も激しく、長野県松本市では9日朝の最低気温が4度7分だったのが午後3時すぎには最高気温が30度ちょうどに達しました。




しかし、早く訪れているかのようなこの「真夏日」ですが、実は今年はとても遅かったようです。

下のは日本気象協会の5月6日の記事からの抜粋です。


今年初の「真夏日」。21年ぶりの遅さ。

今年は、全国初の真夏日の地点が出るのが、例年より遅くなりました。
5月にずれこむのは、1992年以来、21年ぶりのことです。



安定しないカオスな気候と気温は今後も続きそうです。


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2013年03月30日


世界各地の「終わらない冬」の光景と共に思い出す小氷河期のこれからの私たちの生活



今日のロシアの声の日本語に下のような記事がありました。



「この天気なんとかして」首都気象センターに抗議のパンツ男出現
 ロシアの声 2013.03.30

モスクワの気象センターの建物に、全く春らしくない首都の天気を不服と抗議する男が現れた。男はパンツ一丁で建物の前にはだかると、手に「早く夏よ来い」と書かれたプラカードを掲げた。

気象センターのドミトリー・キクチェフ副所長は男性の要求に対するセンター側の回答として、「この要求は翌週にも満たされるでしょう。気温は上がり、全ては迅速に溶けていくでしょう。我々は要求に前向きにとりくんでおります」とコメントした。

モスクワ市民はすでに1ヶ月にわたり春の訪れを我慢強く待っている。気象予報によると、2013年3月、モスクワの天気は100年来の悪い記録を塗り替えるものだった。



その「パンツ男」は下の人です。

rus-man.jpg



上のプラカードには、「早く夏よ来い」というメッセージが書かれているわけですが、どうしてこんな人が出現しているかというと、上の記事にもありますが、ロシアで冬が終わらないのです。

どうにも苦笑したくなる写真ですが、本人にとっては冗談ともいえないようで、ロシアや、あるいは米国のメディアで、「終わらない冬」のタイトルを目にします。

下のふたつはロシアの声の先週のニュースです。



mos-01.jpg


モスクワで大雪 一昼夜で3月の降水量の3分の1の雪が降る
VOR 2013.03.25

ロシアの首都モスクワは大雪に見舞われ、3月24日朝から降り始めた雪は、3月の降雪量の約3分の1に達した。インターファクス通信が、モスクワ市およびモスクワ州・水理気象局の情報を引用して伝えた。モスクワの多くの地区では、大雪の影響により、道路交通に支障が出ている。






ukrine-01.jpg


ウクライナで大雪 停電とパン不足
VOR 2013.03.24

記録的な大雪に見舞われたウクライナでは、615の居住区が停電した。キエフでは、大雪の影響で交通機関などが麻痺し、パンがなくなった。

この一昼夜で、1万3000人および国防省の機器など3500台が除雪作業などに参加したことを非常事態省が伝えた。内務省、公営企業、ウクライナ鉄道の職員たちも、医療機関などの重要な施設の機能の維持や、道路の除雪作業に参加した。

また、送電線保護システムの老朽化により、10地域615の居住区で停電した。一昼夜で、国道や495の居住区の道路で除雪が行われたが、5つの地域では566の居住区への通行が困難な状態となっている。





いっぽう、下の写真はアメリカ。

us-winter-2013.jpg

米国の Post Gazette の記事を要約しますと、先週の米国の多くの地域は下のような状態だったようです。



Winter refuses to loosen grip on much of U.S.
Post Gazette 2013.03.25

冬を終えることを拒否しているかのような米国

米国南西部のペンシルバニアでは、4月も近いというのに住民たちは雪かきに追われている。

3月 24日に米国を襲ったストームは、アイオワ州から東海岸まで、米国の東半分の多くの地域に被害を与えた。ミシガン州やテネシー州でも雪嵐が吹き荒れた。

アメリカ国立気象局の観測では、コロラド州とカンザス州で30センチ以上の積雪が記録された他、セントルイスや西部のイリノイ州でも雪が降った。この地域での同時期の雪の記録は、1912年に降った約 18センチの積雪だが、セントルイスでは、今回すでに積雪が 30センチに達しようとしている。

気象学者のリハーク・ムーン氏は、「このような気象は確かに珍しいことではありますけれど、決してあり得ないというたぐいのものではありません」と言う。





まあ、つまり、世界的には「冬が終わらない」という場所が多くなっているようなのです。


日本なども、先週、「通常より早い開花宣言」が各地であって、今日( 3月 30日)の土曜や明日の日曜などは、花見というような予定を立てられた方も多いのではないでしょうか。


そして、今日。


少なくとも、私の住んでいる関東の西部では、


「夜の花見など単なる地獄でしかない」


というような寒さとなっています。
数日前から突然、冬に戻ってしまいました。


私の今後の気候に関しての考え方(予測ではないです)としては、一昨年から、「小氷河期入り」ということで思っていますが、でも、小氷河期に入るといったって、過去の例では突然どんどんと寒くなっていくというわけではないのですよ。

でも、何だか世界全体としては「どんどん寒くなっている」ようです。


今後の気候については In Deep の一昨年の「あらかじめ予測されていた小氷河期の到来」という下の一連の記事に書いていますので、ご興味のある方は読まれて下さると嬉しいです。




ただし、これは今年とか来年という短い期間で収束するものではなく、今後、 30年から 40年は続くもののようには思っています。


なお、いっぽうでは下のような記事もあるにはあります。

今日のタイの報道記事です。

thai-heatwave.jpg

Bangkok Biznews 2013.03.30 より。昔タイによく行きましたが、これは3月としては異常だと思います。


しかもタイは、本格的な暑さの前の3月なのに、電力使用量が過去最高を更新したそうです。


タイで夏本番、最大電力の記録更新
newsclip 2013.03.29

タイ発電公社によると、3月28日午後2時半の電力需要が2万6430メガワットを記録し、これまでで最高だった2012年4月26日を上回り、過去最大となった。バンコクの最高気温は過去数日、39度前後まで上昇している。



タイの多くの地域では気温が最も高くなるのはこれからですので、タイ、あるいはその周辺の国の「異常」というものもいろいろとありそうです。

本当に「何もかも始まっている」という感じはあります。

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2013年03月06日


オーストラリアで空から降ってきた「光のビーム」の調査は原因不明で打ち切りに



タイトル通りのニュースなのですが、オーストラリアの ABC ニュースで短くふれられていたもので、詳細がまるでわかりませんが、「空から火か光のビームようなものが降ってきて、それが丸く地面を焼いた」ということだけがわかっています。

これは、地元の警察も確認した現象だそう。

その「光のビーム」によって出来た焼け跡が下の写真です。

au-light.jpg


後々何かの現象とも結びつくかもしれませんので、資料的な意味でその短い記事の文章もご紹介しておきます。


Mysterious light blamed for circle of fire
ABC News (オーストラリア) 2013.03.04

炎の輪を作り出したされる正体不明の光


タスマニア警察と消防は、ホバートの郊外で、空から降り、火の輪を形成して野原を焼いた「光のビーム」の現象とその原因についての説明をできないでいる。

3月2火の早朝、警察と消防隊は、ホバート郊外で、明るい光が空から落ちてきているという住民からの報告を受けて現場に急行した。

現場に到着した警察と消防隊も、その明るい日と光を目撃した。消防隊のスコット・ヴィネンさんによると、光は円形の焦げ跡を残してすぐに消えたという。

消防隊たちを含め、目撃者の全員がこの奇妙な出来事に困惑しているという。

「何かの爆発が起きたのではないかとも考えましたが、調査してもその原因は結局わかりませんでした」

消防によると、調査は打ち切られたという。



ということです。



微小粒子状物質 PM2.5 について

ところで、今、このブログの左サイドに「 PM2.5」のリンクを少し貼っているのですが、福岡などではかなり高いですね。

下のは昨日の福岡の速報値で、以前までの国の基準である「35」以上は赤で表示されているのですが、ほとんど赤となっています。今は基準値は「70以上」に引き上げられたようですけれど。

fukuoka.jpg

pm-02.png

▲ ともに、3月5日の福岡の PM2.5 濃度。速報リンクはこちらにあります。


偏西風などの状況によっては関東なども含めて、日本全域がしばらく、この PM2.5 と付き合っていかなければならないようです。

それが5年続くのか、 10年続くのか、 10万年続くのか・・・。

PM2.5 は物質として明確に存在しているだけに、「害はない」と言い切れないあたりが厳しいところです。

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2013年02月05日


米国アリゾナの砂漠で見つかった「紫の玉」の正体は?



purple-sphere-01.jpg

▲ 1月にアリゾナの砂漠で発見された無数の「紫の球」。
--



降ってきたのか湧いてきたのか


今回のものは、米国のアリゾナにある砂漠で、1月27日に大量の「紫色の球」が落ちているのが見つかったというニュースで、過去に「降ってきた様々なもの」については、わりと積極的に記事にしてきたという歴史がありますので、メモを兼ねて、ご紹介しておこうと思います。


その紫の球は、動画のほうが質感や臨場感がわかると思いますので、動画を先に貼っておきます。


アリゾナの砂漠で見つかった謎の「紫の球」




質感としてはゼリーっぽいような感じのもののようです。


過去の類似した出来事を写真と共にふりかえりますと、もっとも今回のものと近い質感のものは、ちょうど1年ほど前の2012年1月に英国で起きたものです。英国の BBCで 「空から降る青い球に困惑するボーンマスの住民たち」として報道されたものを、こちらの記事の追記の記事として記しました。

その英国の「青い球」は下のようなものです。




さらに、アラスカで「オレンジ色の奇妙なもの」が空から降ってきたのが、2011年8月のこと。

アラスカのオレンジ色の物質



▲ 記事「アラスカの空から降り注ぐ正体不明のオレンジ色の物質 (2011年08月07日)」より。


ニューヨーク州の空から「何かネバネバしたもの」が降ってきたのは、2011年1月20日。

米国ニューヨーク州



▲ 記事「ニューヨーク州で空から広範囲に降り注いだ「ネバネバとした」緑と黄色の謎の物質 (2011年01月21日)」より。


さらに、ちょっと種類は違いますが、2011年12月23日にはナミビアで、空から下の「大物」が降って来ました。今でもこの正体が何なのかわかったという報告は見ていません。

ナミビアの空から降ってきたもの



▲ 記事「世界中の空から次から次へと「謎の物体」が降ってくる (2011年12月23日)」より。


というようなものがありました。

他にも、鳥が降ってくるとか、とか、あと人間が空から降ってきたというのもありましたが、まあ、何か降るニュースはわりと、こまめに取り上げていましたので、今回の記事も取り上げました。


今回のアリゾナの砂漠の「紫の球」は、「降ってきた」というわけではないようですが、人もいないし、水もほとんどないような砂漠に、どうしてこのようなものがあるのか、ということが「難解な出来事」だとして報道されているようです。

英国の青い球は、「鳥が運んできた海洋生物のタマゴ」という説や、「ポリマーなどの化学製品説」などがありましたが、結果的にどういう結論が出たのかはわかりません。


それでは、今回のアリゾナの砂漠の「紫の球」の報道をご紹介しておきます。



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2013年01月18日


異例の寒波と戦うベトナム北部の人々: 増え続ける患者を収容しきれない病院



下の写真は、つい数日前のものですが、どこの国の写真かわかりますか?

hanoi-2013-01-14.jpg


タイトルに書いていますのでおわかりかと思いますが、これはつい最近のベトナムなんです。ベトナムの首都ハノイの1月14日の光景です。

今、このベトナムの北部を含めて、アジアではタイの北部などでも、異例の寒波に見舞われています。

東南アジアのこのあたりは過去の記録が調べにくいですので、どの程度の「異例」かはわかりにくいのですが、しかし、現地での報道が多くあること自体が、通常とは違うことを意味しそうです。

ベトナムのハノイの位置は都図でいうと下の場所です。

hanoi-map-01.jpg


細長いベトナムの中でもかなりの北に位置するので、冬はそれなりに気温が下がるのですが、今年の1月に入ってからは、10度にも届かない日が続いているのだそうで、日本の冬とあまり変わらないような、この地にしてみれば、あまりにも寒い状態が続いています。

In Deep の、

昨年から今年にかけてのアジアでは、他にもインドとパキスタン北部も前例のない寒波に見舞われています。

死んでいない太陽。そして、「地獄の猛暑」に困惑する南半球
 In Deep 2013年01月06日

という記事では、下の報道をご紹介しています。


激しい寒波の続く北インドの死者数は 129名に達する
IBN (米国) 2013.01.05

cold_india.jpg

今年の冬は北インドで非常に厳しい寒さとなっており、寒さによる死者は 129名にのぼっている。デリーのすべての学校は寒さのため、1月 12日まで休校となっている。

寒さが最も厳しいのは、スリナガルで、マイナス 4.3度まで気温が下がり、また、ラジャスターン州のチュル地区でもマイナス 1.6度まで気温が下がった。




先日の「地球のジェット気流の動きがムチャクチャな状態になっている可能性から考える「超異常気象」」という記事で、最近、ジェット気流の動きが以前と違うと述べる科学者の話を書きましたが、「寒波の緯度」が今までとずれてきているということも、それと関係あるものかもしれません。

もちろん、仮にジェット気流とこれらの気温の異常が関係するなら、日本も影響を受けるはずですが、今後どうなるでしょうか。


今回は、ベトナムの英字新聞から、「寒波の中でのハノイの病院の光景」を特集したものをご紹介します。

なかなか厳しい状況になっている部分もあるようです。



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2012年12月28日


地球のジェット気流の動きがムチャクチャな状態になっている可能性から考える「超異常気象」





▲ シベリアでは気温がマイナス50度以下まで下がり、この動画のように「沸騰したお湯が瞬時に氷」となるほどの気温となっています。
--


(訳者注) 最近の世界の天候や気温の状況は、かなり「異常」という言葉があてはまるように思います。

先日の In Deep の記事、

「暗黒の3日間」を実際に NASA の太陽観測衛星で見た日: そして、12月21日から突如として「凶暴化し始めた地球」
 2012年12月24日

で取り上げた、

・マイナス50度を下回り、すべての学校が閉鎖されているシベリア(ロシア)
・氷点下30度の異常厳寒が続くモスクワ
・ポーランドでは50人が凍死
・ウクライナでは最大で80人の凍死者が出ている可能性
・中国の各地でこの数十年間で最も厳しい寒波
・英国南西部の大洪水


などだけではなく、洪水や季節外れのモンスーンなど、ものすごい天候に見舞われている地域が多くあります。


今回の記事も、異常気象についてですが、後半、気象学者が「ジェット気流」についてふれているところがあり、その部分が気になったので、取り上げてみようと思いました。

このジェット気流というのは、偏西風と同義で考えても差し支えないもので、下のような図がわかりやすいかと思います。


jet-02.jpg

地球科学の世界より。



これは上のページからの解説だと下のようになります。


偏西風は“ジェット気流”とも呼ばれ、日本の上空12〜16kmのところを吹いている強い西風のことをいいます。北極を中心に蛇行しながら、地球のまわりをグルグルとまわるように、西から東へと吹いていきます。



というわけで、日本の「気候」にも影響のあるものなんですが、今、ヨーロッパのほうで、この「大きな大気の流れ」に異常が起きているかもしれないということが書かれてある記事です。

それでは、ここからです。



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