2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2015年07月07日


太平洋上で「7つの熱帯低気圧構造」が発生中



現在(7月7日)、日本の周辺では「3つの台風」が同時に発生して、発達して進んでいます。

taifu-9-11.jpg
Daily Portal


これはこれでやや珍しいことではあるのかもしれないですが、 NOAA の気象図で、太平洋全体に目を向けますと、「7つ」の熱帯低気圧、あるいは、熱帯低気圧に成長しそうな構造が発生していることがわかります。

2015年7月5日の太平洋の状況
7-tropical-systems1.jpg
NOAA Tropical Cyclones


この図に注釈を入れたものが下の図です。

tropical-02.gif


便宜上、「熱帯低気圧」としていますが、アメリカ側の3つはまだ熱帯低気圧なはなっていないもので、 NOAA によると、それぞれ熱帯低気圧に発達する確率は 10〜20%程度だとのこと。

まあ、7つの熱帯低気圧構造があるからどうしたというものでもないですが、なかなか波乱の天候の季節を迎えそうな気配は十分に感じる太平洋の空でありました。

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2015年07月06日


ペルーでエルニーニョによる気象異変の懸念により60日間の非常事態宣言



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▲ 2015年07月04日のペルー Correo より。


南半球のペルーは現在、冬に向かっているのですが、地域によって違うとはいえ、ペルーの多くは普通なら冬でもそれほど寒くはならない国です。ところが、今年は冒頭の写真のように、地域によって異例ともいえる気候となっていて、各所で大雪が降っているようです。

上の記事では、現地特派員の話として、

「この地域に雪が降ることはあるにしても、こんな大雪は信じられない。なにが起きているのかわからないほどだ」

とありますので、特殊なことではあるようです。

7月4日のラ・リンコナダの町の様子
puno-nieve-cubre.jpg


雪で道路が閉鎖されたアレキバ=フリアカに至る道路
Arequipa-Juliaca.jpg
america noticias


そして、この降雪に対してのものではないですが、ペルー政府は 7月5日に、エルニーニョ現象による「激しい気象状況」に対しての非常事態宣言を発令しています。

米国ロイターの記事からご紹介します。



Peru declares emergency in 14 regions on El Nino worries
ロイター 2015.07.05

ペルー政府は、エルニーニョへの懸念により14の地域に非常事態を宣言

ペルー政府は 7月5日、エルニーニョによる雨季の気候パターンが被害を発生させる可能性がある 14の地域に 60日間の非常事態宣言を発令した。

当局は、この冬に「中程度〜強い」エルニーニョの発生を予測しており、これが、南半球で 12月から始まる夏に激しい気象を引き起こす可能性を排除していない。

この現象により、太平洋の海面温度が上昇したことにより、ペルーの地元の漁業に大混乱を引き起こしたことがあり、また、過去数年では地滑りを誘発した。

当局は、エルニーニョ現象と異常な気象の「差し迫った危機」への準備のために行動を取るために非常事態を宣言したと述べている。

非常事態下に置かれた地域には、重要な漁業と鉱業のポイントが含まれている。

ペルーは、魚粉とアンチョビ(カタクチイワシ)から作られる動物飼料で世界一の生産国であり、金と銀、そして銅の主要輸出国でもある。

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2015年07月02日


北半球の海で何が?:6月の末に瞬間的に急減した北半球の海氷面積



デンマーク気象研究所( Dmi )のウェブサイトには、北半球の海氷面積がリアルタイムで表示されているグラフがありますが、6月の28〜30日頃、そのグラフが下のような、やや異常な急変を見せていました。

2015年7月1日のデンマーク気象研究所ウェブサイトより
sea-ice-strange.gif
Dmi


拡大すると下のようになります。

sea-ice-strange2.gif


他の時期を見ますと、メモリひとつ下がる、あるいは上がるのに1ヶ月以上はかかっているのですが、この6月の下旬は、

「瞬間的に大きく海氷面積が減少した」

というようなことが起きていたらしいことがわかります。

多分は2〜3日の間に、1ヶ月から数ヶ月分程度減少したのではないでしょうか。

その時に何が起きたのは想像しようもないですが、いろいろとおかしなことが続きます。

なお、世界の海氷量は、全体としては、下のように少しずつ上昇していましたが、これでまたちょっとわからなくなりました。

2015年6月30日の世界の海氷の年次推移
2015-grobal-seaice6.gif
Sea Ice Extent – Day 181


ヨーロッパやパキスタンなど、熱波の続いているところがあることを考えますと、海上でも何らかの気温の異変が起きているのかもしれません。

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2015年07月01日


ギリシャのデフォルト問題で熱いヨーロッパが、記録破りの熱波に見舞われている



今は、ギリシャがデフォルトするかどうかなどを含めて、EU を中心としたヨーロッパが「世界に何らかの影響を与えるかどうか」という意味などでも、いろいろな意味で熱いことになっているわけですが、そのヨーロッパ地域は現在、観測史上で最高クラスの記録的な高温が続いています。

下は 6月29日の CNN の世界の天気予報からです。

eu-heatwave-2015.gif
CNN


スペイン、ポルトガル、フランスを含めた多くの地域で、6月としては観測史上で最高に近いような高温となっています。

しかも、これは今だけのことではなく、わりとずっとそうだったんですね。

下の記事は、1ヶ月ほど前の 6月5日のワシントン・ポストのものです。

europe-hottest-day.gif

▲ 2015年6月5日の米国ワシントンポストより。


ウェザー・チャンネルを見ますと、ジェット気流がヨーロッパの北側を通過していて、その影響ということなのかどうかはよくわからないですけれど、気候配置がふだんとは違っていることは確かなようです。

eu-heat-pattern.gif
Weather Channel


報道を見ますと、ここまでの高温が続きますと、干ばつや森林火災、そして、人々の健康に関してなどの被害が出やすい状況ともなっているようです。

THE WATCHERS の記事をご紹介します。



Intense heat wave spreading through Europe, temperatures rising above 40 °C
THE WATCHERS 2015.06.30

猛烈な熱波がヨーロッパに広がっており、気温は40℃を超えている

記録破りの熱波が西ヨーロッパ全体を包み込んでいる中、今週の終わり(7月4日)までに大陸全体に広がると予測されている。

温度は、ポルトガル、スペイン、フランスで 40°Cを記録しており、子どもや高齢者は、できるだけ外出を控えるように警告が出されている。

2003年にヨーロッパを襲った熱波で、数千人の高齢者を含む約 20,000人の命が奪われた経験があるフランスも、今回の熱波では 40℃を超える地域が出ると予測されている。

フランスの環境大臣は、図書館、映画館、ショッピングモールなどエアコンのある所の開放や、一人暮らしの高齢者への電話や訪問での無事の確認などを行うことを確認した。

また、熱波により、6月30日に 30℃を記録したウインブルドン大会では、暑さに対しての警戒措置をとるとされている気温の上限に達する可能性がある。

スペインのセビリアでは、気温がすでに 42℃に達しており、コルドバでは、44℃に達すると予測されている。スペインとポルトガルでは、2015年の冬と春が異常に乾燥していたこともあり、森林火災の警報が発令されている。

また、ポルトガルでは6月の終わりに 54パーセントの地域が深刻な干ばつに見舞われている。今後も、まとまった雨が降るという予測はない。

スペインのマドリードでは、記録破りの 39.7℃の気温が計測された。これは、これまでの最高気温記録の 39.1℃を上回り、観測史上で最高の気温となった。

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2015年06月29日


トルコ中部の町コンヤに3ヶ月で9つのシンクホールが開き、動揺する住人たち



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▲2015年6月25日のトルコ Daily Sabah より。


トルコ中部の主要都市コンヤ( Konya )で、3ヶ月間で9個のシンクホールが発生しており、住民たちは、次はどこに開くのかということで、戦々恐々としているという報道がされています。

下の2つは、5月に、やはりコンヤの農地に開いたシンクホールで、大きさはそれぞれそれほど巨大なものではないですが、ものによって「深さ 70メートル」などに達していて、住宅地などに発生しますと、面倒なことになりかねません。

2015年5月にコンヤで発生したシンクホール
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▲ 2015年5月16日のユーロニュースより。


世界的にシンクホールは多発していますが、トルコ中部でも、この2年間で大幅にシンクホールが増加したことが記事に書かれています。

トルコのデイリー・サバーの報道をご紹介します。



Nine sinkholes in 3 months scare locals in central town
Daily Sabah 2015.06.25


トルコ中部の町で、3ヶ月で9個のシンクホールが開き、人々は怖れている


トルコ中央部のコンヤは、人口 48,000人の町で、かつては悪天候と、砂漠のような景観で知られた。しかし現在、この町は別の脅威に直面していることで知られるようになった。

それはシンクホールの多発だ。

過去3ヶ月の間に、9個のシンクホールが開き、その中には深さ 70メートルのものもあるのだ。最新のシンクホールは、先週カラピナール地方にできた幅 6メートル、深さ 20メートルのものだ。

幸い、それらは住宅街で発生してはいないが、もし、同じようなシンクホールが住宅街に発生した場足、住宅がシンクホールに飲み込まれる可能性もあるとして、町の住民たちは脅えている。

コンヤ近くに 1997年以来住んでいる農家のムスターファ・ディリカンさんによれば、この地域では過去2年間でシンクホールが大幅に増加しており、この2年間で 12個のシンクホールが発生したという。

しかし、ディリカンさんは、実際にはもっと多くのシンクホールが発生していると述べる。その理由は、農家の多くが、土地を閉鎖されることのないように、シンクホールを報告しない例があるからだという。

これまで発生したシンクホールには、すでにブロックのフェンスを作り、安全策をとっているが、今後も新しいシンクホールが発生するリスクは継続している。

この地には 300人の農家が共同体を作っている。

ディリカンさんは以下のように言う。

「どうしたらいいのかわからないんだ。私たちは当局に警告したが、彼らは専門家を派遣して、調査のため地面を掘削しただけだ。その後もシンクホールは発生し続けているんだ」

トルコ・セルチュク大学の地質学が専門のフェスラー・アリク准教授は、地域での豪雨がシンクホールの多発に関係していると述べると共に、「しかし、次のシンクホールが、いつ、そして、どこに発生するかについては予測不可能なのです」と言った。

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2015年06月27日


記録的な熱波が続くアラスカで、現在までに「291カ所」で山火事が発生中



2015年6月23日までのアラスカでの山林火災発生状況
alaska-fire-2015.gif
Twitter


現在、アメリカのアラスカ地方で記録的な気温の高さが続いています。

下の図は、アメリカ海洋大気庁( NOAA )による、今年5月の北米大陸の「平年との気温差」を示すもので、赤くなればなるほど、平年より気温が高く、青くなればなるほど、平年より気温が低いということを示します。

alaska-may-2015.gif
NOAA


アラスカ地方全体の気温が非常に高いことがわかりますが、NOAA によりますと、これは 91年ぶりに高温記録を更新するほどのものとなっています。

そして、このアラスカで、冒頭に載せました「山林火災報告数」を見ますと、現在までに 300件近い山林火災が発生していることがわかります。

同時に、上のアメリカの気温分布を見ますと、平年より気温が相当低い地域もとても多く、どうやら「気温分布がむちゃくちゃ」になっていることがわかります。

最近の

気温のカオス:パキスタンでは熱波で数百名が亡くなり、ニュージーランドは歴史的な寒波による氷点下の地域が広がる
 2015年06月24日

という記事にも載せました今後の予測を見ましても、今後のアメリカは地域によって、バラバラの、しかも、それぞれ激しい傾向となるようで、本来は夏は穏やかなアラスカは、かなりの高温と山林火災が続きそうです。

アメリカの2015年7月から9月までの気温の傾向の予測
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Weather Channel


なお、懸念されているのは、多発する山林火災による「永久凍土の溶解」とのこと。

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2015年06月24日


気温のカオス:パキスタンでは熱波で数百名が亡くなり、ニュージーランドは歴史的な寒波による氷点下の地域が広がる



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▲ 2015年6月23日のラジオ・ニュージーランド・ニュースより。


今の地球は、暑いところは暑さで大変なことになっていて、たとえば、パキスタンでは熱波により、6月24日の時点で 700名以上が亡くなるという事態となっています。


パキスタン 熱波による死者700人に
NHK 2015.06.24

40度を超える熱波が続いているパキスタン南部では、熱中症などによる死者の数がさらに増えて、およそ700人に上り、市民からは電力不足が原因だとして政府への不満が出始めています。

パキスタン最大の都市、南部のカラチでは、先週末から連日、気温が40度を超える熱波に見舞われ、熱中症などで体調を崩し、死亡する人が増え続けています。

地元州政府の保健当局によりますと、死者の数はさらに増えて、およそ700人に上り、およそ5000人が入院しているということです。



世界では他にも熱波の報道がいくつかありますが、たとえば、アメリカでも、今後の気温の予測として、干ばつが続くカリフォルニア州を含めた西海岸では熱波の傾向となることが報じられています。

ところが、この「アメリカの今年の気温予測」が今の世界を象徴しているようなものなのですね。そこに「ひとつの傾向がない」のです。

アメリカの2015年7月から9月までの気温の傾向の予測
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Weather Channel


上のように、ひとつの国の中でも「異常に暑い地域」と「異常に寒い地域」とに、わかれていまして、実際にはアメリカでは「平年より寒い地域が多い」という予測となっていることもわかります。

このように、何とも混沌とした気温分布の中の地球というような現在ですが、パキスタンで歴史的な熱波が発生している同じ時、南半球のニュージーランドでは、歴史的な寒波に見舞われています。

下は、6月23日のニュージーランドの朝の気温です。

eight-cold.jpg
radionz

プカキという場所では、マイナス 19.8度を記録したそう。

ニュージーランドは、今、冬に向かっているとはいえ、上のように氷点下の気温が並ぶというようなことは滅多にななく、報道でも「非常に希だ」と述べています。ニュージーランドの気候と服装というサイトには、

ニュージーランドは、酷暑、厳冬のない温暖な気候に恵まれています。北部地域は亜熱帯、南部地域は温帯の気候区分に属します。

最も暖かい月は12月・1月・2月で、最も寒い月は6月・7月・8月です。

夏季の平均最高気温は摂氏20度〜30度、冬季は10度〜15度です。


とありますように、冬でも比較的温暖な気候の場所ですが、そこに、氷点下 20度。
主要都市のクライストチャーチでも、マイナス 3度まで下がったそう。

また、凍結と大雪によって、各地で大規模な停電や、交通網の混乱が起きているようです。

いずれにしても、温暖化にしても寒冷化にしても、「世界○○化」というように、世界を括るような気温傾向は今は見出すことができないかもしれません。

まさにカオスです。

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2015年06月17日


熱波と寒波:アメリカ中西部で49度などを記録する中、オランダでは観測史上最低の気温を記録



2015年6月17日からのアメリカ中西部の3日間の気温予測
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Weather


2015年6月15日のオランダ各地の気温
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iceagenow.info


日本も天候がかなり荒れ気味となっていますが、世界全体を見ますと、気温も地域により、高い低いにかなりのブレ幅で「記録的なもの」となっています。。

上に載せましたように、この数日、アメリカ中西部では、通常より「 15度以上も気温が高い」という大変な熱波に見舞われているとのことで、カリフォルニアのデスヴァレー国立公園では、摂氏 48.9度(華氏 120度)を記録しています。

また、湿度も極端に低くなっていて、6月16日のラスベガスの湿度は 2%だったとか。

その一方で、ヨーロッパの一部地域では、異常な寒波に見舞われていて、オランダでは、6月としては、初めて「氷点下」を記録したことが報じられています。

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▲ 2015年6月16日のオランダ Telegraaf より。


いろいろとカオス気味ではあります。

オランダの報道をご紹介します。



Recordkou gemeten met zomer in zicht
Telegraaf (オランダ) 2015.06.16

夏を前に記録的な寒さが観測される

気象的には夏に入り始めているが、ここで今日のオランダの気温図を注意深く眺めてほしい。何と、昨夜は局所的に氷点下の気温を記録したのだ。

これは観測史上の記録となる。

最も低い場所では マイナス 4.1度を記録した。
これまで、6月中に、このような気温が記録されたことはない。

オランダ東部では凍結が見られたが、これまで春の終わり( 5月15日頃)以降に凍結が見られたことはない。

今日の夜も局地的に凍結の可能性がある。

6月17日の日中には気温は戻り、最高気温は、北部沿岸地域で 17度、南東部にかけては 25度となる見込みだ。


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2015年06月08日


「町がアトランティスのように沈んでいく」:ロシア・ウラルで拡大する原因不明のシンクホール現象に困惑する住民たち



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▲ 2015年05月26日のロシア RT より。


昨年 2014年は、ロシアのシベリア地方で、次々と巨大クレーター、あるいは、シンクホール(陥没穴)が出現したことが話題となりました。

そして、2015年になってから、ロシアのシベリア地方の各地で、さらにたくさんのシンクホールが見つかっていることが報道されています。

気温の均衡を失った2015年の初春にシベリアに新たに数多くのシンクホールが開きまくり、その地球は磁極も磁場も変化している渦中…
 2015年02月26日


2014年にシベリアに出現した3つのクレーターの位置と規模
map-crater2.gif


そんな中、またも、ロシアで巨大なクレーター報道がなされておりまして、冒頭のように、「今のロシアは、いたるところで巨大クレーターだらけ」というようなタイトルや、下のように「ロシアでシンクホール状態が増え続けていることに専門家は困惑している」というようなタイトルで報じられています。

russia-sinkhole-top.gif

▲ 2015年05月25日の RT Mysterious sinkholes spreading across Russia's Urals より。


今回のシンクホールは巨大は巨大ですが、下のようなもので、通常の大規模な地盤沈下のように見えますが、しかし、規模は大きく、確かにこのような規模のシンクホールが次々と出現するのでは、不安に感じるのも仕方ない部分もありそうです。

russia-sinkhole-02.jpg
RT


そして、冒頭のロシア RT の報道では、これらのことと並べて、昨年のシベリアのシンクホールとの関連が述べられています。

2014年にシベリアで最初に発見された直径80メートルのシンクホール
inside_yamal_crater.jpg
Siberian Times


昨年の不思議な形状と、壁の質感を持つシンクホールの発生原因は、いまだに突き止められていないと思われますが、

ロシア国防省が報告したという「シベリアの穴と地球の磁場反転の関係」。そして「未知の大気物質」の存在
 2014年08月11日

という記事にありますように、「未知の大気が原因」とするような未確認の情報も飛び交ったりして、非常に不可思議な事態ともなっています。

他には、原因として、

・ガス田の影響
・永久凍土などの崩壊等
・地下の水の影響


などが挙げられているようですが、原因の結論についての報道を見たことはありません。

シンクホールや土砂崩れは、国・地域を問わず、いろいろなところで発生していて、世界的な統計があるのかないのかわからないですが、増加しているように見えます。

シンクホールが発生する原因や理由はさまざまでしょうが、これらが増え続けているのがありふれた現象なのか、あるいは、地盤か重力か磁場か何かの変化が増加しているというようなことが地球に起きているのかどうか・・・ということは、まあ、これからを見ていくしかないのかもしれません。

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2015年05月31日


メキシコ北部に降った過激な雹(ひょう)嵐で甚大な被害



雹に埋め尽くされた5月26日のメキシコ・サルティーヨ
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Strange Sounds


メキシコ北部のコアウイラ州の州都サルティーヨ市という場所で、上のような大量の雹(ひょう)と、竜巻、強風による大きな被害が出ました。

hailstorm-saltillo-01.jpg
・Twitter


サルティーヨ市では、雹で高校の屋根が崩壊し、1名が亡くなり、8名が負傷したことが報じられています。

hail-collapse.gif

▲ 2015年05月26日のメキシコ CNN より。


雹嵐の中の運転
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YouTube


雹嵐の通過後
hailstorm-saltillo-03.jpg
Strange Sounds


この前日には、同じ地域にあるジウダード・アクニャという場所で竜巻が発生し、10名以上の方が亡くなっています。

今年の春は雹のニュースが多いですが、大気の状態が世界全体として不安定であるうちは、まだ、雹や悪天候が世界的に続きそうな気配もあります。

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