2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2014年04月26日


中国の「赤の日」 : 史上最強の砂嵐により真っ赤に染まった中国北西部



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▲ 2014年4月25日のデイリーメール The East IS red: Amazing pictures show China bathed in an eerie light as the worst sandstorm in decades hits the country より。


中国の北西部で、「砂嵐により大気が真っ赤に染まる」という現象が起きました。報道によれば、中国の記録で史上最大級の嵐により、ゴビ砂漠から大量の砂がやってきたことによるものと説明されています。


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▲ 2014年4月24日の中国 gs.cnr より。


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▲ 今回「赤い嵐」が起きた大体の地域。甘粛省などがある場所です。


これで思い出したのが、5年前の 2009年 9月にオーストラリアで起きた同じような現象です。

オーストラリアに出現した「地球最期の日」
 2009年09月23日

という記事にしたことがあります。

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▲ 上の記事より。シドニーのその日の様子。


このオーストラリアの場合も、砂が運ばれてきたものによるものだとされましたけれど、ただ、オーストラリアの場合、赤い朝を迎えたシドニーに嵐は起きていなかったというあたりが不思議といえば不思議でした。

今回の中国の「赤い昼」は、1996年に記録した中国での最大の砂嵐を上回る強風によるものだそうで、奇妙な現象ではないとのことですが、それにしても、中国は、黄砂に PM2.5のスモッグ。そして、ついには「赤い嵐」と、大気状態が最悪な状況が続きます。

下は動画です。

中国北東部の広範囲が砂嵐により真っ赤に染まる




他に、デイリーメールなどからいくつか写真をご紹介しておきます。

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▲ 2014年4月25日のデイリーメール より。


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▲ 2014年4月24日の中国 gs.cnr より。

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2014年03月25日


アメリカで発生した「洪水と複合した巨大地滑り」の壊滅的な被害。 連邦緊急事態管理庁 FEMA は非常事態宣言を口頭で発令



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▲ 2014年3月24日の CNN Washington landslide: 8 dead, 108 missing より。



アメリカのワシントン州で、長くつづいた豪雨によって巨大な地滑りが発生し、現時点で、行方不明者が 108名に達しているという未曾有の惨事となっています。

以下は、時事通信の記事です。


米で土砂崩れ、108人不明=死者8人−西部ワシントン州
時事通信 2014.03.25

米西部ワシントン州北部で22日に大規模な土砂崩れが発生し、24日までに少なくとも8人の死亡が確認され、108人が行方不明となった。地元メディアが伝えた。

現場はシアトルの北約90キロに位置する山あいの町オソ周辺。一帯では1カ月以上激しい雨が続き、地盤が緩んでいた。地滑りは約2.6平方キロにわたって発生し、住宅数十棟が損壊、道路や河川が寸断された。





被害の状況そのものの把握も難しいほどの荒廃ぶりを見せているようで、 CNN の写真からも、その様子がわかります。

米国連邦緊急事態管理庁( FEMA )やレスキュー隊が救援に当たっていますが、「泥が厚すぎて、捜索自体が難しい」ということがあるようで、そして、洪水と共に発生した地滑りですので、現場にも近づきにくい面があるようです。

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▲ 洪水と地滑りによって崩壊したスノーホーミッシュ郡。家の屋根などの瓦礫がいたるところに水の上に浮いているのがわかります。


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▲ 現場に到着した救援部隊。しかし、手のつけようのない状態。



豪雨と地滑りという複合的な今回の災害の光景は、 CNN の記事にも「カタストロフィ」(破滅的な大災害)という単語などが見られます。

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▲ 地滑りした断面。その壮絶な規模がわかります。


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▲ 地滑りの範囲の広さを示す航空写真。



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▲ 瓦礫でふさがれた道路。


そして、このような光景は、雨の多い日本では決して人ごとではなく、実際、昨年も一昨年も日本で同じような豪雨での地滑り災害が起きています。

冬が終わりつつあり、これから日本も世界も「春」になっていきますが、穏やかなだけで進んでいく春になるという感じがあまりしないのが正直なところです。

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2014年03月16日


3月11月のインド・パキスタン・中国東北部の大雪



パキスタン・イスラマバード 2014年3月11日

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▲ 2014年3月11日のパキスタンの Pakistan Today より。


日本は、3月の中旬を過ぎて、やっと暖かさの気配が見えてきましたが、世界では「異常に遅い春」が続いているところも多いです。アメリカの一部などもそうですが、アメリカの寒波については何度か取り上げていますので、今回はアジアの地域からいくつか。

ちなみに、それが「異常なことかどうか」という判断の基準については、「現地でニュースとして比較的大きく報道されている」ということになります。

その土地で報道されているということは、ニュース性のある時事ということになり、多少は「普通とは違う」ということになりそうだからです。


トップに貼ったのはパキスタンの首都イスラマバードで大雪が降り、首都からの道路が閉鎖されたというニュースです。正確な降雪量は乗っていませんが、「場所により数フィート(1フィートは約 30cm)」とありますので、1メートル以上降ったところもありそうです。


ちなみに、今回の3つの報道はすべて東日本大震災の3年目だった 3月 11日のものでした。




インド・カシミール 2014年3月11日

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▲ 2014年3月11日の インド英字紙 The Hindu より。


インドのカシミール地方は、この冬は異例なほど雪が多かったのですが、3月に入っても、まだ続いているようです。特にバレーという地域は 25年以上、雪そのものが降ったことのない場所で、そういう地域に上の写真のような大雪が降ったせいで、被害も大きいようです。

高越通事故を含めて、死者・負傷者が数多く発生しているとのことで、また、道路の閉鎖にらよる混乱や、農作物の被害も著しいようです。




中国・新疆ウルムチ市 2014年3月11日

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▲ 2014年3月11日の People.cn より。


中国の北東部の全域に寒波が広がっているようで、新疆ウイグル自治区の中心都市であるウルムチ市の周辺も、激しい寒波に見舞われています。

ウルムチ市では 3月 10日の最高気温がマイナス10度だったそうなのですが、数日前までは 5度あったということで、非常に気温が上下しやすい状況が続いているとのこと。

春がやって来ない国や場所が今年は多いようです。

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2014年03月06日


逃げていく春 : 3月でも、なお各地で次々と「観測史上の最低気温が更新」され続けるアメリカ



アメリカは3月に入っても、非常に厳しい寒波や、場所により暴風雪を伴う嵐が続いていて、3月になってからも、「各地で、その地としての観測史上の最低気温が更新されている」という非常に厳しい春となっています。

それも、100年来の記録を更新とか、140年前の記録を更新とか、いよいよ厳しい気温の場所も多いです。

その中からいくつかの報道です。
他にも多くあります。



アイオワ州デモイン

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▲ 場所。

アイオワ州のデモインという場所では、3月2日に「マイナス 21.7度」という気温を記録しました。これは 1884年に記録されたマイナス 21.1度の低温の記録を、実に 130年ぶりに更新したということになったことが報じられています。

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▲ 2014年3月3日の Des Moines Register What Iowans are talking about: Low from 1884 among shattered state records より。


アメリカは首都も寒い状態が続いています。



首都ワシントンD.C.

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▲ 場所。

ワシントン D.C. も、ずっと寒い状態が続いていて、 3月3日には、ボルチモア・ワシントン国際空港で「マイナス 15.6度」という気温が記録されました。

これは、141年前の 1873年に同地で記録されたマイナス 15度の記録を上回り、観測史上最低の気温となったとのことです。

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▲ 2014年3月4日の DC News Fox 5 Another blast of arctic air follows latest snow より。


南部も寒い。




ルイジアナ州ニューオーリンズ

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▲ 場所。

ニューオーリンズはアメリカの南部にあるため、デモインやワシントンのような氷点下などの気温ではないですが、それでも、ニューオーリンズとしては、「 100年に 1度の寒さ」だそう。

3月3日には最高気温が 5度までしか上がらず、同地としては、1899年に記録された 3.9度に注ぐ低い気温だったとのことです。ちなみに、通常では今の時期は、20度以上はある場所なのだそうです。

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▲ 2014年3月4日の Accuweather New Orleans Endures One of the Coldest Mardi Gras Ever より。



ところで、上の記事の見出しにある「マルディグラ」というのは、 Wikipedia によりますと、


マルディグラとは、フランス語で「肥沃な火曜日」の意で、謝肉祭の最終日、灰の水曜日の前日を意味する。告解火曜日、懺悔の火曜日に相当する。

マルディグラの日は、2月3日から3月9日の間の、各年のイースターの日に影響を受ける移動祝祭日である。




とのことで、祭日のことのようですが、今年 2014年のマルディグラは、3月4日で、その祭日に最も低い気温が記録されたということのようです。


アメリカの春は現時点では、まだもう少し先になるようです。

あるいは春が来ないとか・・・(おいおい)。





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2014年03月04日


北アメリカ大陸の五大湖のすべてが凍結に向かう。観測史上の記録を更新



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▲ NOAA のグラフを引用した2014年3月1日の Real Science より。



アメリカ東部などを中心として、相変わらず暴風雪に見舞われていて、気温も大変に低い状態が続いていますが、「五大湖が完全に凍結しつつある」ことが NOAA (アメリカ海洋大気庁)から発表されています。

上にもありますように、これは観測史上の記録を破ることだそうですが、ただ、 35年前の 1979年のカナダの新聞記事の記録に、「五大湖すべてが凍結」という見出しの報道があります。

Google のアーカイブ・ライブラリーにある『モントリアル・ガゼット』という新聞の記事の見出しです。

1979年2月21日のカナダの新聞 The Montreal Gazette の記事より

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Google News Archive Search より。


この時にも「観測史上初めて」という文字があります。

まあ、ですので、今回の五大湖の凍結が観測史上で最初のものかどうかは今ひとつ曖昧ではありますけれど、それでも、レアな現象ではあるようです。


ちなみに、この五大湖のある場所は2万年前には、完全に凍結していたことがわかっています。

下は、2万年前の北米大陸の様子を現したものです。
白い部分は氷だったことを示します。

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▲ 2014年3月1日の Real Science より。


今後、またしても、この2万年前のこような氷の大地が少しずつ増えていくのか、あるいはそうではなく、「地球温暖化」という方向に向かっていくのか、それはわからないですが、少なくとも現在に関しては、五大湖は2万年前のように凍ってしまったようです。





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2014年02月27日


4500年前に消滅した森林跡を突然海底から浮上させたイギリスの嵐



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▲ ウェールズのカーディガン湾の海底から浮き上がった4500年前の切り株。2014年2月21日のドイツ紙シュピーゲルより。



イギリスでの激しい嵐については、

イギリスは今や連続する猛烈な悪天候でボロボロに
 2014年02月16日

「黙示録的」で「モンスター級」の嵐が繰り返し押し寄せる 2014年のイギリスの冬
 2014年02月08日


などの記事でご紹介していますが、イギリスは昨年の暮れから、もう2ヶ月以上も天候の悪い状態が続いているのです。


そんな中、英国ウェールズの海岸の沖のカーディガン湾で「4500年前に消滅した森林の跡」が海底から「突然」何百本も姿を現したという出来事がドイツのシュピーゲルで報じられていました。


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▲ 海底から姿を現した古代の樹木の痕跡。




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▲ 姿を現した木の数は数百本。


しかも、海岸ではなく、それなりに沖のほうで起きたことのよう。これは、激しい嵐が連続して起きたことにより、吹き飛ばされた砂の中から浮上してきたというような説明がされています。


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▲ カーディガン湾を襲う強烈な嵐。このような嵐に繰り返し見舞われた後に、森林が姿を現したようです。


枯れた切り株などが海の中から姿を現した光景に、シュピーゲル紙は「超現実的ともいえる光景だ」という表現をしています。私もいろいろな自然の現象の報道を見てきましたけれど、「海の沖に森林が現れる」という現象の報道を見たのは、これが初めてだと思います。


しかし、嵐だけでこんな状態になるものなのかとも思え、海底の地形そのものにも何か異変が起きているのでは? というようなことも、少し考えたりした次第であります。


いずれにしても・・・英国に幸あれ。

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▲ ドーセット州ライムレジスの港で、嵐で破れたユニオンジャック。




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2014年02月16日


イギリスは今や連続する猛烈な悪天候でボロボロに



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▲ 強風で千切れたユニオンジャック(英国旗)。ドーセット州ライムレジスの港。





少し前、

「黙示録的」で「モンスター級」の嵐が繰り返し押し寄せる 2014年のイギリスの冬
 2014年02月08日

という記事で、英国で昨年以来続いている「悪天候の連続」について記しました。

その後またも英国では非常に強い嵐に襲われています。報道では勢力がハリケーン並みの嵐で、イングランドとウェールズでは、数万人の世帯が停電に陥り、道路や輸送に大きな影響が出た模様。

日本の関東などで大雪の被害が出た数日前の 2月 13日のことでした。


英国 BBC にその時の様子が写真で報じられていますので、ご紹介します。

あまりにも多くやって来る悪天候に、次第に影響も拡大しているようで、アメリカの寒波もそうですが、国家や経済への影響も無視できなくなっているようです。




In pictures: Storms batter UK
BBC (英国) 2014.02.13


英国を襲ったストーム

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▲ 路面電車は電源ケーブルの破損で運行停止に。




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▲ 洪水に見舞われたウースター市。英国環境省は、ウースターの水位の上昇について心配はしていないと発言。





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▲ ノーサンバーランド州は大雪。





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▲ 強風で倒された送電塔。一晩中強風が吹き荒れたホートン・ル・スプリング。





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▲ ウェールズでは、強風で最高ランクの警告である「レッド・アラート」が発令。





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▲ 強風で道路に倒れた大木に押しつぶされた車。マンチェスターで撮影。





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▲ 強風で煽られるタンクローリー。スカムモデンにある M62 高速道路。






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2014年02月12日


韓国の東部が歴史的な大雪により麻痺状態



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▲ 2014年2月12日の韓国聯合ニュースより。




日本では先週末の 2月 8日前後は関東などで大雪の被害があったばかりですが、韓国でもその時期から現在に至るまで東部を中心に記録的な大雪が降っていて、一部地域は完全に麻痺状態にあるそうです。

中でも最も雪が降っているのは、韓国東部の江原道(カンウォンド)というあたりの一帯だそうです。江原道というのは朝鮮半島の下の場所です。

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▲ 韓国の江原道の場所。



このあたりの冬は寒いことは寒くても、こんなに大雪が降るような場所ではないということもあり、広い範囲で混乱状態に陥っているようです。該当地域では 150以上の学校が休校となり、1メートルを越えた積雪のある小さな村の多くが孤立しているそう。


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▲ 江原道の江陵市。女性ドライバーが雪に閉じ込められた車に近づこうとしているところ。この地域での大雪はこの日で4日目に突入していました。2014年2月10日の newsis より。


聯合ニュースによりますと、今回の大雪は2月6日から2月10個までの5日間降り続いたそうで、 場所により、122 pを超える記録的な大雪となり、朝鮮半島の東海岸地域の多くが麻痺しているとのことです。


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▲ 江原道の高城郡。多くの村が孤立した状態になっているそうです。2014年2月11日の khan.co.kr より。




北朝鮮でも

韓国の東部に被害が出ているということは、そのすぐ上は北朝鮮ということになるわけで、そちらも大雪のようです。ちょうど 2月20日から北朝鮮の金剛山で、朝鮮戦争で生き別れになった離散家族の再会行事が予定されているそうですが、その開催が危ぶまれているとのこと。


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▲ 2014年2月11日の韓国聯合ニュースより。

下のような報道でした。




離散家族の再会行事が予定されている北朝鮮の金剛山で大雪


朝鮮戦争で生き別れになった南北の離散家族の再会行事が予定されている北朝鮮の金剛山地域で大雪が続いており、このまま雪が降り続くと行事に支障が出るのではないかと懸念されている。

韓国政府は除雪車を現地に追加投入し、また、緊急点検団を派遣するなど開催実現に総力を挙げている。

韓国統一部当局者は、金剛山地域では2月10日に積雪量が2メートルに達したとして、韓国政府当局者5人による点検団が現地に向かったことを明らかにした。
北朝鮮側は、シャベルなどで除雪作業を行っているとされるが、北朝鮮の他の各地の道路事情を知ることができないため、北側の離散家族が金剛山に移動できるかは不確実な状態だ。

統一部は、「予断はできないが来週はそれほど寒くないとみており、今週の状況を見ると大丈夫だろう」と説明した。





日本も含めて、まだ今年はもう少し寒さと大雪の被害が続くという可能性もあるかもしれません。





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2014年02月08日


「黙示録的」で「モンスター級」の嵐が繰り返し押し寄せる 2014年のイギリスの冬



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▲ 2014年2月6日の英国エクスプレスより。



英国に、昨年から続く悪天候の「頂点」が訪れようとしている感があります。

スーパーストームがやってくるということで上のような見出しの記事が多く並んでいるのですが、しかし、英国ではずっと悪天候が続いていて、上に「 23メートルの波」とありますけれど、すでに、ウェールズ地方などでは、下のように今年、何度もこのような大波を経験しています。

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エクスプレスより。

どうでもいいですけれど、上の人たちは、のんびり見学とかしている場合ではないですね。


いくつかの英国沿岸部では、下のように、波によって、沿岸の道路や建物が破壊されています。

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▲ 2014年2月5日の magicseaweed より。



すでにこんな状態がしばらく続いている英国に、「さらに大きな嵐がやってくる」というのが、トップに貼った記事の内容なのです。

なんというか、こう・・・最近のヨーロッパの気候はまさに「黙示録の世界」というような言い方もできなくもなさそうです。

実際に、下のような報道のタイトルもあります。

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▲ 2014年1月30日のノース・ディーヴォン・ジャーナルより。


上のは今から1週間ほど前の 1月 30日の記事で、また今週やって来るのです。こういう「この世の終わりのような嵐」が毎週のように直撃しているのが現在の英国なのでありました。



今度の嵐が「来る前」の悪天候の写真を何枚か貼っておきます。
その次の嵐はさらに勢力が強いスーパーストームなのだそうです。


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▲ 2014年2月5日の magicseaweed より。



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▲ 2014年2月6日のエクスプレスより。



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▲ 2014年2月6日のエクスプレスより。





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2014年02月07日


スロベニアの都市機能を麻痺させた寒波 は「同国史上の大規模自然災害の中で最悪」の被害



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▲ 2014年2月5日の英国インディペンデントより。



先日の In Deep に書かせていただきました、

ディズニー映画の「氷の王国アレンデール」と化したスロベニアと 1000の村が雪で覆われ物資が不足しているイラン
 2014年02月06日

という記事で、スロベニアでの吹雪と寒波のことを取り上げたのですが、その後、この災害が「スロベニアの歴史上での自然災害の中で最も深刻なダメージを与えたもの」であることが判明してきています。

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▲ ピヴカという街。吹雪で倒れた倒木が電柱をなぎ倒し、そこに絡んでいる電線もすべて凍っています。その下の車も凍結しています。立っている男性は電気会社の作業員で、電線の復興作業をしています。



スロベニアの場所は下の位置です。

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特に、イタリアに近いほうの南西地域が大変な被害を受けたとのことで、スロベニアの建国史上での大規模な自然災害として記述されているものの中で最も大きな打撃を受けたということが報道されています。

被害の多くは、上の写真にありますように、電気系統のダメージと、そして、スロベニア政府の発表によりますと、国土の森林の 40パーセントが吹雪と寒波によっちて、損傷を受けたとのこと。

電気はともかく、森林がダメージを受けると、復活には長い時間がかかります。
 

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▲ ピヴカの街にある第二次世界大戦の記念彫像。



上にありますピヴカという街やポストイナという街などとその周辺では、どこも、に覆われてしまったとのこと。

そして、停電のために銀行 ATM はすべてが停止。鉄道も運休。港でも船は稼働してしないということで、経済的にも非常に大きなダメージも受けたようです。

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▲ 氷に覆われた駐車場の車。ポストイナにて。


スロベニアの気象局の予測では「さらに悪天候が訪れる」としていて、再度の吹雪の到来が見込まれているとのこと。

スロベニアのアレンカ・ブラトゥシェク首相は「状況を安定するために、できる限りのことをしたいが、まだ時間がかかる」という声明を発表しました。

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▲ スロベニアのアレンカ・ブラトゥシェク首相。


欧州では、他に英国やドイツなどを含めて、多くの国で繰り返し悪天候が訪れているという現状があり、激しい自然気候の姿が次第に明確になってきています。





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