2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2014年05月25日


中国の広東省で記録的な豪雨で25万人が被災。死傷者も多数出ている模様



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▲ 2014年5月24日の NTDTV より。本文中の写真も同じです。最後に動画も貼っておきます。


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▲ 広東省の場所。今回の豪雨は主に東部で発生。


中国の広東州で、5月22日から降り始めた雨が、この時期の同地域での雨量としては記録的なものとなり、さらにその雨が 5月24日までの3日間も降り続いたせいで、壊滅的な被害が出ています。

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報道の内容によりますと、広東州の東部では、25万人以上が家を離れて避難する他なく、また、道路の崩壊、土砂崩れなどが頻発しています。

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現在までに、4名の死亡が確認され、負傷者も多数出ているとのことですが、洪水そのものが進行中であり、具体的な被害の全貌はまだわかっていないようです。

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下が NTDTV のテレビ報道です。

中国広東省で同時期としては記録的な豪雨で25万人が被災




先日、バルカン半島で同地域史上最悪の洪水が発生しました。

セルビアで起きた同国史上最悪の洪水で思い出す「黙示録的な洪水の連続」の時代
 2014年05月17日


今年もまた「洪水」のキーワードは大変に大きな意味を持つようです。
そして北半球の多くの国の雨のシーズンはこれからです。

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2013年10月08日


カンボジア・タイ・ベトナム : 東南アジアの広範囲で洪水により 150名以上が死亡



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▲ カンボジアの状況を伝えるタイ字新聞のタイラットの記事より。
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先日、

タイ洪水 2013 : 被災者の数では 2011年の大洪水を上回る規模に拡大中
 2013.10.02

という記事で、タイの洪水が拡大していることを記したのですが、カンボジアやベトナムなどの洪水被害がタイを上回る人的被害を出していることを知りました。


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▲ 水に浸かったカンボジアの寺院。 Managerより。



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▲ カンボジア王宮の門の前まで水が迫っています。 Mcotより。



カンボジアでは9月の中旬からだけでも、洪水で 83人の方が亡くなっており(数はカンボジア当局の発表)、タイでは 34人、ベトナムでは 40人が亡くなっています。

ベトナムに上陸したウーティップ(台風 21号)も被害を大きくしたようです。



現在の状況について、英語紙インクワイアラーよりご紹介します。




Scores dead in recent Southeast Asia flooding
Inquirer 2013.10.07


東南アジアの最近の洪水で多数の死者


ここ数週間で、 150人以上の人々が東南アジアで広範囲で発生している洪水によって死亡していることが各国の当局発表で明らかになった。

最近東南アジアに上陸した台風が、雨期の状態をさらに悪化させ、豪雨が地域全体の住宅や農地を浸水した。

カンボジアは、国家災害管理委員会の発表によると、9月中旬から 10月 8日までの洪水による死者が 83人となった。また、1万以上の世帯が避難している。

強風の被害も多く、30メートルの木が根こそぎ倒され、クメール最大の遺跡として有名なアンコールワットのプレア・カーンの寺にぶつかった。世界遺産の遺跡を管理する責任者によると、寺自体は大きな破損は免れたという。

タイでは、当局発表で 34人が死亡しており、 190万人が洪水で被災した。

ベトナムでは、台風ウーティップ(台風 21号)による強風により約 20万の家屋の屋根が飛ばされた。ベトナムでは、9月初めから洪水で約 40人が死亡したと見られている。

カンボジア当局は毎年恒例のプノンペンの王宮前でおこなわれる水祭りの中止を要請した。

通常、何百万人もの人々が参加する水祭りも、 2011年には深刻な洪水によって、 2012年には前国王シアヌークの死が原因で中止されたことがある。




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2013年10月02日


タイ洪水 2013 : 被災者の数では 2011年の大洪水を上回る規模に拡大中



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▲ 10月1日の報道。「 OTOP 」というのは、タイでの地方の雇用や産業を勃興するために始められた「一村一品運動( One Tambon One Product )」のこと。こちらのページによりますと、現在では、タイ全国の 7,000以上の村から、手工芸品、インテリア雑貨、ギフト製品、食品、服飾品など 28,000品目にわたる OTOP 製品があるのだそうです。
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2011年10月の In Deep に、

「バンコクを死守せよ」: 全土の3分の1が災害地域となったタイで首都に迫る未曾有の大洪水
 2011年10月13日

という記事を載せたことがあります。


その時の洪水では、アユタヤを中心として、 900以上の企業の工場、支社、団地、そして日本人学校などが影響を受け、多くの日本の大企業も影響を受けました。

今年もタイでは大規模が洪水が9月から続いていて、ついに被災者の数が 300万人となり、 2011年の被災者数を上回る規模の大洪水となりつつあります。

「なりつつある」というのは、洪水はまだ終わっていないからです。

2011年の時と違い、観光地や工業団地が被害を免れているということもあり、海外ではあまり報道されていないようですが、洪水そのものの規模はかなり大きなものとなっているようです。

タイはこの時期は、例年のように洪水となり、洪水そのものは普通のことなのですが、その規模がどんどんと大規模となってきている感じがします。


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▲ 9月24日頃のアユタヤ近郊の状況。タイの Daily News より。



10月 1日現在の洪水の状況は下のようになっています。


タイ洪水、死者23人、被災者300万人
VOR 2013.10.01

タイで先月半ばから続いている大洪水の死者が23人に上っている。
被災者は300万人にのぼる。

タイ76州のうち25州が冠水、都合80万棟が被害にあっている。

被害は北部、東部、北東部に集中している。一部地域では通行手段がボートのみとなっている。当局は、被災地域の状況は極めて深刻だと評価しており、全課に非常態勢が敷かれている。被災市民へは救援物資としてゴムボート、米、ドライフルーツが届けられている。



そして、この半月以上続いていた洪水に、9月30日に上陸した台風21号(ウーティップ)がさらにタイに豪雨をもたらしたようです。

今回は、タイの現地の報道などの写真からいくつかご紹介します。



住民の退避により放棄された養豚場

タイ東北部のムアンシーサケート郡では、多くが洪水に見舞われました。下は、農場で家畜等が洪水で死亡したものが放置されていて、衛生問題がクローズアップされているという報道です。避難している人たちの中で、特に子どもたちの病気などが発生しているとのこと。

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▲ タイ Daily News より。





鉄砲水に備えて土嚢を積む住人たち

タイ北部のムアンペッチャブーン郡では、サック川という地元の川の氾濫により、各地で繰り返し洪水に見舞われているとのことで、住民たちが土嚢を積んで、洪水に備えているようです。

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▲ タイ Post Today より。





高速道路も一般道路も軒並み浸水

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▲ タイ Thairath より。


現状ではまだ収まる方向ではないようですし、タイの東北部は日本の工業団地があるだけではなく、多くの日本人観光客が訪れる場所ですので、洪水が大規模な方向に動くようなことがあれば、ご報告したいと思います。





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2013年09月13日


ルーマニアで「6時間で2ヶ月分の雨量」を記録した猛烈な豪雨による洪水で壊滅的な被害



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▲ ルーマニアのメディア Opinia Timisoarei の 9月 12日の報道より。
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9 月 11日に、ルーマニア東部で、タイトルに記しました「6時間で2ヶ月分の雨が降る」という記録的な豪雨による洪水の被害が出ています。

今年は洪水のニュースが多いのですが、瞬間的に降った雨量の記録(絶対量ではなく、その土地での比較)としては、この6時間で2ヶ月分の雨量というのは、聞いたことがないほど激しいものです。

下が今回の被害が出た地域のある場所です。

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被害に遭った場所は、人里離れた小さな村がいくつかある場所だったようで、そのような場所が「たった数時間で家が水没してしまう」ような、経験したことのない豪雨に遭ってしまい、多分、逃げる時間もなかったのだと思いますが、大変な被害を出してしまったようです。

人や家自体が多い場所ではないですので、この被害状況は「地域が壊滅した」といえるような状況といえるものだとも思います。

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▲ 濁流の中、村の人たちの救助にあたるレスキュー隊。 Opinia Timisoarei より。


その内容についてふれられている報道をご紹介します。

ところで、記事中にルーマニアの首相が緊急会議を招集したことについての記述があるのですが、ルーマニアの首相が誰なのか知らなかったですので調べてみますと、下のような人でした。

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ルーマニアの現在の首相って 40歳なんですね。

では、ここから報道です。





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2013年08月22日


ロシア極東での洪水は過去 120年で最悪の被害に



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▲ 8月18日のロシア・トゥディ より。
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ロシア非常事態省は住民数万人の避難に向けて準備を始める


ロシアの極東部での洪水被害の地域と規模が広がっています。当初は、上のロシア・トゥディの報道をご紹介しようと思っていたのですが、その後の2日間でさらに洪水の規模と地域が大きくなっています。

今回の洪水を起こしているのは、アムール川というロシア極東部から、中国の黒竜江省にかけて流れる大河で、場所は下の位置となります。

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当初、洪水はアムール川上流のアムール州という場所で発生していたのですが、次第に下流のハバロフスク州に拡大しており、昨日の「ロシアの声」によれますと、ロシア非常事態省は最高で1万人を収容できる仮設の施設を用意するということになってようです。

ハバロフスクの場所は、下の場所です。

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アムール川の水位は、ハバロフスクで7メートルを越え、最新の報道だと、8メートルに近づいているとのことです。

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▲ アムール川の水位が7メートルを越えたことを伝える記事。 Lenta より。


また、アムール川の下流には中国があります。中国では、アムール川は「黒竜川」と呼ばれているようですが、そちらでも大きな被害が出ています。

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▲ 中国のアムール川の増水による洪水報道。新華社より。


下の報道は、アムール川の中国側の洪水に関しての NHK の記事です。


ロシア アムール川で記録的な洪水 中国東北部でも洪水死者85人
NHK 2013.008.20

アムール川は中国では黒竜江と呼ばれ、洪水は中国側にも大きな被害をもたらしています。

中国東北部では、黒竜江とその支流の松花江などが連日の大雨によってあふれ、これまでに85人が死亡、105人が行方不明となっています。

この洪水で、遼寧省と吉林省、それに黒竜江省では、合わせて370万人以上が被災し、農作物などの損害額は160億人民元(日本円で2500億円)に上るとみられています。




かなりの被害を出している洪水となっているのですが、ロシアは昨年以来、それまでにはなかったような大規模な洪水が多くなっている国のひとつです。

ロシアの洪水の最新の状況については、「ロシアの声」から抜粋しておきます。




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2013年08月19日


中国東北部で史上最大規模レベルの洪水が拡大中(そして、南部の干ばつもさらに拡大)



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▲ 8月10日に洪水が発生した時の状況。その後、現在に至るまで洪水の規模と範囲は拡大しています。希望之声より。
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中国の東北部で、8月10日頃から大きな洪水が起きていますが、8月18日の現在に至るまで収まっていないどころか、範囲を増してきているようです。

下の記事は8月18日の現地のメディアのもので、洪水が瀋陽市というところにまで拡がり、町が水没していっている様子です。

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591hx より。



中国東北部での洪水犠牲者 25人に
VOR 2013.08.17

中国東北部黒竜江省での洪水による犠牲者の数が25人となった。先に警察は、犠牲者数を11人、行方不明者を数人と発表していた。

これまでのところ、洪水の被害は、黒竜江省の耕地140万ヘクタールに及んでおり、14万人以上が自分の家から安全な場所へ避難を余儀なくされた。また洪水により2千5百棟以上が倒壊、1万2千6百棟が被害を受けた。伝えられるところでは、洪水の被害額は、11億6千万ドルに達している。



洪水の原因は日本を含めた世界中の今年の洪水の原因と同じ「かつて経験のないような豪雨」で、吉林省、遼寧省、黒竜江省などでは観測史上最大クラスの雨が降り続けているようです。





中国南部での記録的干ばつも拡大している

中国は東北部では洪水被害が起きていますが、先日の、

中国南部の干ばつ状況が過去最悪のレベルに
 2013年08月14日



という記事でご紹介した干ばつは湖南省から貴州省にまで広がっているようです。


さらには、

中国新疆ウイグル自治区で突然降った「8月の雪」
 2013年08月17日



で、ご紹介したように、新疆ウイグル自治区では「雪」まで降ってます。


現在の中国で起きている上に記した場所としては、下のような感じになります。

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中国の現在の気候は確かにスゴイですが、北半球の地球上ではどこでも同じようになる可能性があるのだと思います。




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2013年08月14日


中国南部の干ばつ状況が過去最悪のレベルに



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▲ 中国の干ばつを伝えるメディア。湖南省では、多くの地域で1ヶ月以上、ほぼ「完全に」雨が降っていないとのこと。中国新聞網より。
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日本は関東以西でムチャクチャな猛暑が続いていますが、韓国、中国などの東アジアの多くの地域も同じように猛暑の中にあります。

韓国では、 In Deep の「狂乱の北半球 : 韓国ではブラックアウトの非常事態危機。東欧でも連日の高温記録更新」にありますように、全土での停電(ブラックアウト)の危機に瀕しています。


そして一方、中国では特に南部の水不足が危機的な状況になっていることが報じられています。


湖南省では、7月からの「降雨ゼロ」の地点が 州内 1400以上にのぼるとのこと。平年に比べて、98パーセント以上、雨が少ない場所も珍しくないそうで、本当にまったく雨が降らない状態が続いています。

人工降雨も試みているようですが、人工降雨というのは、「そこに雲ができる要素がないと、いくら化学薬剤を撒いても雨は作られない」のです。なので、台風などがやってくるまでは、雨が降る可能性は少ないようです。


なお、中国南部ではここ数年、たびたび激しい干ばつが発生していますが、三年くらい前に書きました「地球から消えていく水(1) - 中国の干ばつの激しさ」という記事の中に、中国の人口降雨について記しています。

実は、中国では年間に数万回の人工降雨を試みているのです。それでも、干ばつが緩和されるどころが悪化しているあたりに「人工降雨の真実」が示されている可能性があります。

その過去記事の部分を抜粋しておきます。


中国全域では1年に7万回に近い人工降雨が施行されている

中国は慢性的な水問題を抱えていて、人工降雨の技術では世界でもトップクラスのはずで、今回の干ばつでも人工降雨は何度も試されているはずですが、人工降雨の解説などを見ても、「人工降雨は雲を作るものではない」ので、大気中に水分そのものがなければ、氷晶核の核をまいても効果はないようです。

なにしろ、2008年の報道によると、中国は2007年だけで、

昨年は全国21の省・自治区・直轄市で人工雨を降らせ、航空機による散布が約18500回、ロケットは約48000回、使われた砲弾は86万発に達した。


とのことで、1年間で数万回の人工降雨を行っているということは、この数年間での人工降雨の総回数はちょっと考えられないほどのものになりそうです。

そして、それだけ大量の人工降雨剤を空中に散布しているということになりますが、多くの場合、人工降雨には、ドライアイスやヨウ化銀が使われます。



という感じですが、感覚的な話としては、この「過度な人工降雨の試み」というのも、結果的に何だか悪い方向に環境を向かわせてしまっているのではないかという気もしないでもないです。


今回の中国南部での干ばつの状況について newsclip に詳しく掲載されていましたので、抜粋しておきます。




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2013年07月24日


東京 - ソウル - 平壌 : 東アジアの各首都が豪雨のターゲットになっている 2013年の夏



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▲ 激しい雨によって全体の光景が霞んでいる 7月 22日の北朝鮮の平壌(ピョンヤン)。 AP より。この日、北朝鮮では公式発表だけでも、十数名が洪水で亡くなっています。
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東アジアの首都が連続で豪雨の被害


昨日、

豪雨の連鎖が止まらない : 韓国ソウルでも記録的な短時間降雨による洪水が発生
 2013年07月23日



という記事を書きましたが、韓国の首都圏でここまでの局地的豪雨による洪水は珍しいものだと思います。


そして、昨日 7月23日は、日本の首都圏も記録的な豪雨に見舞われました。

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▲ 7月23日の横浜の雨の様子。非常に局地的に降っているという印象を受けます。



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NHK より。

上の NHK の報道によりますと、

東京の世田谷区では、午後5時前までの1時間に59.5ミリ、横浜市日吉では午後5時までの1時間に54ミリの非常に激しい雨を観測しました。

また、気象庁のレーダーによる解析で、東京の目黒区付近と世田谷区付近では午後4時半までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。



という実に激しい雨でした。

私も関東ですので、上の大雨を体験していまして、まあ、なかなか壮絶な雨だったのですが、最近は毎日のように夕方になると激しい夕立に見舞われることが多いので、慣れたといえば、慣れてきている感じもあります。




北朝鮮の首都平壌にも大洪水の可能性

そして、北朝鮮の首都部でも大雨が降り続いているようです。

これまでの北朝鮮での大雨の被害はどちらかというと、平壌などの首都の周辺ではあまり聞かなかったのですが、北朝鮮では7月に入ってからずっと雨が降り続いている地域が多いらしく、平壌近郊の河川の水位が決壊のレベルにまで上昇しているようです。

それに関して VOR の記事からご紹介します。

記事に出てくる大同江(テドンガン)という川は、朝鮮半島では5番目の大河だそう。そして、この川の下流に平壌市街が広がっているという立地となっていますので、大同江が大きな氾濫を起こした場合は、平壌も深刻な洪水に見舞われる可能性があるということのようです。



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2013年07月23日


豪雨の連鎖が止まらない : 韓国ソウルでも記録的な短時間降雨による洪水が発生



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▲ 数時間で川となり、車両が水没したソウルの駐車場。APより。




日本で東北を中心に豪雨による被害が続いています。

山形県の西川町では 7月 22日に降った観測史上最多雨量の降雨により、240人の方が今も孤立されているようです。


山形で240人孤立 一部地区に避難指示
日本経済新聞 2013.07.23

今月中旬に記録的な大雨の被害に見舞われた山形県は22日、梅雨前線の影響で再び大雨となり、西川町の橋が冠水し、同町大井沢地区の約100世帯、約240人が孤立した。

山形地方気象台によると、同県鶴岡市で1時間に63.0ミリと、この地点としては観測史上最多雨量を記録。雨は23日の明け方まで続く見通しという。




同じ日の 7月 22日には、韓国のソウルを中心とした都市部で数時間で 100ミリを越えるという、やはり記録的な雨が降り、ソウルの街は場所により大洪水となったようです。

いくつかのメディアからの写真を入れながら、現地メディアの記事をご紹介いたします。



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2013年07月16日


インド北部の大洪水は確認された死者580人に対し「行方不明者約6000人」を残したまま1ヶ月



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▲ 6月中旬にインド北部の山間部で発生した大洪水は、今でも6000人近くの方の行方がわからないまま、捜索は終了しました。上の記事の写真は、行方不明の人たちの家族などが町に写真を張り出しているもののようです。AFP より。
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In Deep でインド北部での大洪水について書かせていただいたことがあります。

世界中で止まらない「黙示録的な洪水」の連鎖
 2013年06月20日

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▲ インド北部で早いモンスーン到来により記録的な洪水と鉄砲水が発生。写真は洪水に飲み込まれたウッタラーカンド州にある聖地リシケシのシヴァ神の巨大な像。6月18日。


それから約1ヶ月が過ぎましたが、今でも約 6000名もの方々の行方がわかっていません。

インド政府はその行方不明者を死亡したと見なし、今後は家族への補償などにあたるそうですが、地元では今なお行方不明の人々家族などが消えてしまった家族を探している日々のようです。


これについて、ニューヨーク・タイムズのインドニュースからご紹介します。



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