2016年3月9日に「地球の記録」は、新しいサイト「地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー」に移転しました。今後ともよろしくお願いいたします。






2010年04月18日


アイスランド噴火はまるで大地の怒りのよう

なぜこんなタイトルをつけたかというと、この写真ですね。

1016267.jpeg

現在噴火しているアイスランドのエイヤフィヤットラヨークトルでは、3つの噴火が同時に起きているようなのですが、その3つの火口を撮影した4月15日のレーダー写真です。
火口の穴が怒っているかのよう。

今回の火山噴火のすさまじい写真の数々を収めたページ

http://www.jardvis.hi.is/page/jardvis_EYJOKULL_myndir

にあります。
ちなみに、4月16日の火口の様子は・・・。

laughin-face.jpg

今度は笑ってます。非常な悪魔的な笑い方ですが・・・。


今後連動する可能性が高いカトラ火山とラキ火山の噴火

本当に大地が怒っているのかどうかはともかく、ここにきていろいろなニュースが出てきていて、いろいろと読む限り、実は今起きていることなどは「まだまだ全然、最悪の展開などではない」ということも同時にわかり始めています。

現在のエイヤフィヤットラヨークトルの位置を簡単に示してみました。
マークが、上の怒った顔の位置、つまり、現在噴火している場所となります。

raki.jpg

すぐ右側に、カトラ火山ラキ火山が隣接していることがおわかりかと思います。
その距離、数キロ。

カトラ火山はアイスランドでもっとも危険といわれる火山の一つだそうですが、 Wikipedia のエイヤフィヤットラヨークトル氷河にはこういう記述があります。


ここ1100年の間にエイヤフィヤットラヨークトル氷河では3回の噴火が起きている。920年、1612年、そして1821年から1823年にかけての噴火である。この3つの事件はどれもカトラ火山の噴火の直前に発生している。



ナショナルジオグラフィックにもエイヤフィヤットラヨークトルとカトラ火山の連動について書かれた記事があります。

多分、関係者が今もっとも恐れているのはこれでしょう。

これが起きると、今現在は「空の便が乱れて困っている」というようなことを言っていますが、それどころではなく、多分、欧州の空の便は何年にも渡って完全にシャットアウトするのではないでしょうか。カトラ火山が最後に噴火した1821年は空の便など基本的になかったので、今回、人類が初めて直面する事態になりそうです。

さらに、地図ではカトラ火山のちょっと上にあるラキ火山というものがあります。
これがまたすごいので少し書きます。



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2010年04月16日


アイスランドの火山噴火が導くかもしれない未来

アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトルという氷河地帯にある火山が噴火し、航空便などに影響していることが話題となっていますが、「もしこれが長引けば」という前提で、ちょっと暗い話になりますが、書くことにしました。

世界に火山はたくさんありますが、今回の噴火の問題は規模と同時に、「その位置」にあると思っています。
まず、アイスランドの位置です。
この赤いところです。

250px-Europe_location_ISL.png

そして、次に、これは4月11日のものですが、ジェット解析・偏西風蛇行図からの、偏西風の流れの図です。

imgoutcgi.gif

ここでは、偏西風については詳しくは書かないですが、高さ5000メートルから1万メートルくらいのところを高度によって高速で世界をグルグル回っている、世界を牛耳っている風の流れのひとつです。

さて、上の2つを見ていただくとして、4月11日の時点で、今回噴火のあったアイスランドは偏西風の真上ということに気づかれると思います。偏西風は気圧配置などと同じように毎日少しずつ変化していますので、位置は多少変わりますが、この時期は大体、アイスランド近辺を通ります。

そこで、「今後、今回の噴火の火山灰や、あるいは、煙に類するものがどのように世界を流れるか」を図にしてみました。これは、上の偏西風の流れから、わかりやすいように国と国との間に点を描いていますので直線的ですが、まあ、大体こういうあたりを通っていきます。

westwind-0411.jpg

文字で書きますと、

アイスランド → ノルウェー → フランス → スペイン → アルジェリア → 地中海 → イラク → イラン → パキスタン → 中国中央部 → 朝鮮半島 → 日本

となっています。ここでは日本までとなっていますが、この後、太平洋からカナダ、アメリカと入り、アイスランド近辺に戻ります。あとはずっとぐるぐると回ります。

偏西風は日により位置がだいぶかわりますので、そのあたりを考えて、幅をつけるとこんな感じです。黄色いあたりが偏西風の通るあたりとなると思われます。

westwind0411-2.jpg

おわかりでしょうか。これは「北半球の穀倉地帯」、つまり、ヨーロッパとアジアの農作地帯を舐めるようにして、火山灰と噴煙の残留物は今後、世界をまわると予想されます。しかも、火山活動が収まらなければ、ずっと回り続ける、ということになると思われます。

これがもたらすものの予測としては、寒冷化(日照が少なくなる)と、日照不足からくる極端な農作の不振です。

かつて、7万5千年前くらい前にインドネシアのトバ火山が噴火した時に、世界に大変な寒冷化を引き起こし、大量絶滅を導いたとするトバ・カタストロフ理論というものがあります。その寒冷化はおよそ6000年間続いたとされています。幸いなことに今回のアイスランドはスーパー火山の噴火ではありません。しかし、トバ火山は偏西風上ではなかったのですが、今回は偏西風上で起きています。


ただでさえ、今でもすでに世界的に異常気象っぽいわけで、今後の気候が懸念されます。

もちろん単なる噴火だったら、こんな心配はしないわけで、「ヨーロッパの航空史上希に見る大規模な運行停止」ということになるほどの大噴火だからこその心配であります。

ここに書いたことはそれほど杞憂ではないとは思いますが、あとは今後の噴火の規模と期間の問題なのかもしれません。ちなみに、前回の同じ地区での火山活動は約200年前で、その時の噴火は約2年間続きました。

なお、氷河の溶解もかなりのもののようです。
今日のナショナルジオグラフィックに、噴火で溶けた氷河が火山灰と交じり、「真っ黒な川」となって、アイスランドを流れる様子の写真が掲載されていました。

iceland-volcano-ash.jpg

こちらも長引くと、いろいろありそうです。


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2010年04月01日


合理化に殺されていく昆虫

888.jpg

・2006年に琥珀の中で見つかった1億年前のハチの化石(記事)。機能はほとんど今のハチと同じ。ミツバチも数千万前の化石から見つかっていて、その頃からハチの生活スタイルは確立されていたと推測されます。人間が現代式養蜂を始めたのは1851年。この160年で、人間は1億年以上の歴史を持つハチを、もしかしたら、絶滅に導いているかもしれません。




前回の記事のコメントでリンクを紹介してもらったもので、養蜂家の藤原誠太さんという方の消えたミツバチの行方というものの内容が大変にショックでありつつも、ここ数年起きている CCD と呼ばれる、ミツバチが大量に巣からいなくなるという現象の理由がだいぶん自分で理解できてきました。

このことをちゃんと書こうと思っているのですが、適当にまとめたくないし、うまくまとめるのに時間がかかりそうな感じですので、飛び飛びになるかもしれないですが、少しずつ書きます。まあ、私の記事などより、上の藤原さんの書いたものをお読みになっていただければと思います。

そして、基本的には、ミツバチは失踪したのではなく「すべて死んだ」と考えていいと思われます。しかも、極めて悲惨な死に方です。

この場合の「ハチはどう死んだか」だけを、推定を含めて簡単に書きますと、ネオニコチノイドなどの弱い神経毒である農薬は、直接は昆虫を殺しません。

しかし、中枢神経、特に目がやられます。

視界を奪われて暗闇の中で生きることになったミツバチは、昆虫の習性(暗い中ではわずかな光に向かって飛ぶ)として、ぼんやりと視界に残っている「巨大な光」に向かって、統制をとらずに突進していきます。その「光」とはすなわち太陽ですので、光に向かっていくらとんでも上空に行くだけで、それほど長距離の飛行能力を持つわけではないミツバチは、そのうち上空のどこかで死にます。

そして、はるか上空で死んだミツバチは至るところに死骸となって落ちてきます。
死骸は風などで散らばり、また乾燥した状態で、広範囲に散らばります。
なので、「まとまって死骸が見つかる」ということはないようです。

これがハチの大量死の「ハチの死に方」のようです。私の推定も含んでいますが、上の藤原さんの書類を読んでも、これは合理的に正しいと感じます。ミステリー的なニュアンスを含んで考えられていた CCD は非常に悲惨な大量死だったということになるようです。

私が子どもの頃、ハチのムサシは死んだのさ、という曲があり、あれは太陽に戦いを挑んで死んだハチの話でしたが、 CCD の場合は「太陽に救いを求めて」飛んでいったけれども太陽は救ってくれずに、みんな死んでしまったハチの話ということになりそうです。


ちなみに、日本においては、これらの原因は農薬のネオニコチノイドである可能性が高いわけですが、問題の本質はそこではないと私は考えます。

本当の問題は「現代の農業のシステム」にあると思います。

国によって事情は違うでしょうが、ハチの大量死が起きているすべての国にある農業の在り方と養蜂の在り方が悪く組み合わさって起きている問題だとも思われます。そのシステムが改善されない限り、たとえば、ネオニコチノイドをこの世から排除しても、また同じようなものが出てきて使われる。

まあ・・・しかも、「誰が悪い」という問題も難しいでしょうね。私たちも含めてみんな悪い気もします。一般的には、こういうことに関しては農水省や薬剤会社や農協などの直接的な当事者が責められるのでしょうが、しかし、「安い農作物を求め続けていたのもまた私たち一般民衆」です。農業がどんどん合理化していったのはそれが原因でもあります。

「消費者のニーズのためには人間以外の動物はどうなっても構いません。お客様のために、安価で命を殺し続けます」という姿勢ですね。現代の家畜制度もそうでしょう。

1個1000円のキャベツとか、100グラム50000円のハチミツでは誰も買いませんし、文句も言われます。なので、安くするために、あるいは「儲けるため」に合理的が進みます。たとえば、養蜂では、従来のやり方を西洋式に変え、さらに日本古来のミツバチまで捨てて、セイヨウミツバチを奴隷同然に使って、「役割が終わったら死んで下さい」という養蜂のやり方になってしまった(このあたりのアメリカ式養蜂のことは藤原さんの文書に詳しく書かれています。日本の古来の養蜂はそうではなく、ハチをとにかく大事にする養蜂だったそうです)。

そして、その合理的なやり方を選ばないと、競争原理の中で経営が行き詰まるので、「悪いものばかり残っていく」という感じでしょうか。

そして、今でもまだ消費者は安いものを求めている。
まあ、そのうち突然食べ物はこの世から消えるでしょうが、そうならない限り、(今朝おかずを残してしまったような)私を含めて、気づかないのだと思います。

ちなみに、ミツバチは数千万年前の化石から今と同じ形態で見つかっていて、その頃には生活スタイルも完成していたと言われています。数千万年の歴史を持つ生き物の生活スタイルをこの100年程度で崩壊させた人間というのは確かに全能なのかもしれませんね。
まあ・・・破壊者としての全能ですが・・・。

ところで、ネオニコチノイドの厄介なところは、昆虫の機能を奪う」というところにあるのですが、これの意味するところは「捕食による生態サイクルの乱れ」です。上のミツバチもそうですが、農薬で直接死ぬわけではなく、「機能」がやられて、それが原因で死んでいきます。

つまり、見えない、感覚がおかしい、などでしょうか。

これは「エサを採ることができなくなる」ことを意味します。なので、「天敵」という構図が崩れてしまうのです。

ネオニコチノイドは、昆虫ではないもの、たとえばクモ(クモ綱クモ目に属する節足動物)やダニ(クモ綱ダニ目の節足動物)などは機能を奪われないので、単に「天敵がいなくなる」となり、クモやダニにとっては天国状態。これから農地の周辺ではクモやダニが増えるでしょうね。

そして、残念なことには、(ネオニコチノイドなどを使っている)農家などのある「田舎」に行けばいくほど、クモやダニは多くなる現象が見られると思います。つまり、「都会にいない害虫が田舎だけで増えていく」という残念な現象です。現実、今、上の藤原さんは東京のど真ん中で養蜂をやっていて、成果を上げています。「田舎の農地ではハチが死んでしまう」からです。都会のほうがハチにとってはずっとクリーンだという皮肉な現実が起きているようです。

なお、ハチを中心に書きましたが、この神経毒の影響は「昆虫全域に及ぶ」と推測されます。トンボやチョウなどを含めた多くの昆虫にはちゃんと「目」があります。その機能が奪われて生きていける昆虫は少ないのではないでしょうか。

昆虫のいない田舎の風景の中に、クモの姿やダニの被害ばかりが広がっていくのもそう遠くはないのかも・・・。

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2010年03月12日


ソイレント・グリーン計画の日まで

私は基本的に「動物の大量死は人間の大量死を導く」と考えています。物騒ですが、わりとずっとそのように考えてはいます。多くは「食糧の枯渇」というところに結びつく可能性があるから、ということなのですが、多分、今、確実にその方向に進んでいるとは思っています。

動物の大量死報道は、毎日たくさんありますが、最近では、「人間の生活に極めて密接な動物たちがいなくなっている」という特徴があります。

スズメ激減 50年で10分の1に
東京新聞 2010年03月09日

世界中で激減するカエル、原因は除草剤「アトラジン」か 米研究
AFP 2010年03月02日

カナダのバンクーバー島で商業ミツバチの90%が集団死
Earthfiles 2010.03.10

コウモリを死に追いやるカビ、米で流行
ナショナルジオグラフィック 2010年02月17日

数万個のヒトデが海岸で大量死=英国
大紀元日本 2009年12月11日

hitode.jpg

などです。

動物の中で生態系や食物連鎖に関係のしないものなどないでしょうが、ミツバチ、コウモリ、カエル、ヒトデなどは特に大きく関係しているものたちのようにも思います。ヒトデは漁業ではきらわれものですが、そのくらい影響の大きな生き物ということも言えます。

スズメは、イギリスでは、過去15年間でスズメの数が90%減ったという調査が昨年出ていましたが、日本の研究結果の「50年で10分の1」というのも、要するに、90%減ったというのと同じようなものでしょう。そして、これは世界の多くの国にも共通しているのかもしれません。

私の家の周囲(東京西部)でも、以前はスズメの声で目覚めたものでしたが、今はスズメの声はしません。近所の公園でもスズメは見ません。


東京新聞の記事では、都市鳥研究会の唐沢孝一という人が、

 > いったん減り出すと絶滅へと転げ落ちていくので

と言っています。
いろいろな生物の様子を見ていると、これは真実のようです。

ミツバチ、カエル、ヒトデなどがすべていなくなった場合には、人間より先に、植物が生きていけない環境になると思われます。植物の生きていけない環境では人間は当然生きられません。

スズメが10分の1の数になるのに、たった50年。

2010030999155513.jpg

しかも、最近になって加速しているので、あと数年でスズメもミツバチも絶滅してしまうかもしれません。その場合にどうなるかはわからないですが、この急速な減少は、人間に食い止められるようなことでもなさそうですし、甘んじて受け入れるしかないのかなとも思います。

そして、その先に待っているのは、スズメやミツバチの後追いで死んでいく人類のように思います。しかも、大量に。あるいは全部。

ちょっと暗い話でしたが、進行している事実ではあります。

むかしのアメリカ映画にソイレント・グリーンというのがありました。食糧不足の未来の社会で、ソイレント・グリーンという食糧サプリメントが政府から配給されて、みんな楽しく生きている話です。
その映画の主人公の最後の台詞は、

「ソイレント・グリーンの原料は人間だ。早く何とかしないと、今に食糧生産のために人間を飼うようになる。その前に何とかしなくてはならない!」

でした。
今だとわりと真実味が出て来ている感じです。



もちろん、食糧はあっても、植物と水中のプランクトンが消えると酸素が少なくなってしまいますので、それも多少は問題です。
タグ:大量絶滅

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2010年01月30日


国連による「2000〜09年までの自然災害」リポート

最近、地震に関しての二つの大きな報道があり、そちらのことを書こうと思ったのですが、昨日、国連から発表された「2000〜09年までの10年間の自然災害に関しての報告」がなかなか興味深いものだったので、そちらを簡単にご紹介したいと思います。
「地震に関しての二つの大きな報道」とは、

内陸10キロに海の珪藻…古代遺跡が示す大震災「高さ10メートル津波」(MSN産経ニュース)

地震、月や太陽の引力が「最後の一押し」(読売新聞)

ですが、そのことについては次などに書こうと思っています。
どちらも非常に興味深いものです。


2000〜09年までの10年間の自然災害に関しての報告は AFP や Fire Earth などに掲載されていて、こちらにまとめられています。

2000〜09年では「死者の6割にあたる78万人が地震によるもの」となっていて、このことが目を引く記事ですが、しかし、一方で、対象を「被災者全体」とすると、地震による被災者は4%に過ぎなく、また、全体では20億人近くが「地震以外の自然災害」の被災者となっていて、「生活を破壊される災害の大部分は地震以外のもの」だということがわかります。

地震で直接死んでしまうことは確かに厳しい被害ですが、他の様々な災害、すなわち、洪水や干魃、台風やハリケーン、噴火や山火事や熱波や寒波などでも、家や住む地域、農地などを失い、また治安や地域経済などの悪化で、結果的には被災者は健康や命を後々損ないやすくなっていると思われます。

Fire Earth の記事では、特に、2009年の災害について表やグラフでわかりやすく説明されているので、少し抜粋・要約してみたいと思います。


2000年から2009年までのもっとも大きな自然災害

まず、2000年から2009年までの10年間でもっとも死者数が多かった自然災害の5つあげると、次のようになるようです。

1. インド洋大津波(スマトラ沖地震 2004年) 22万6408人が死亡 
2. ミャンマーのサイクロン(2008年) 13万8366人が死亡
3. 四川大地震(2008年) 8万7476人が死亡
4. パキスタン大地震(2005年) 7万3338人が死亡
5. 欧州の熱波(2003年) 7万2210人が死亡


2003年のヨーロッパの熱波は記憶にもありませんが、7万人も亡くなっていたのですね。


2009年の災害

1-top-10-list.jpg

2009年に起きた災害のトップ10をまとめた表です。それぞれ10位まで載っていますが、ここでは3位までを抜粋します。

・2009年の自然災害での死者数

1. インドネシア/地震(9月) 1195人
2. インド/洪水(7-9月) 992人
3. 台湾/台風モーラコット(9月) 630人

・自然災害の国別報告数

1. フィリピン 26件
2. 中国 23件
3. インド 16件

・10万人中の災害での被災者数

1. グアテマラ 18,382人
2. ナミビア 16,559人
3. フィリピン 15,002人

これは、10万人の中の被災者数と考えると、ものすごい数値だと思います。グアテマラやナミビアは全体の10%以上が被災したということになるのでしょうかね。ここでは南米が多く、ホンジュラス、パラグアイなども10位に入っています。主に、干ばつと洪水だと思われます。


2000年から2008年までの自然災害での被災状況の平均値

2-human-impact.jpg

さて、こちらの表は「2000年から2008年までの自然災害での被災状況の平均値」と、「2009年の1年間の被災状況」を同時にグラフにしています。これにより、2009年の自然災害に特徴的な部分がわかるかと思われます。

2000年から2008年までの平均では、

干魃 死者 129人 被災者 7328万413人
地震 死者 5万184人 被災者 880万494人
熱波 死者 9823人 被災者 937万5268人
洪水 死者 5596人 被災者 9897万9080人
嵐  死者 1万8927人 被災者 3878万5274人

などが大きなものです。
グラフの形で、2009年を被比較しますと、2009年は、

・干魃の影響は少なかった
・地震の死者が比較的少なかった
・洪水の死者と被害者が多かった
・嵐(台風やハリケーン)での被災者がおおかった
・全体としては2009年は自然災害の死者は少なかった

ということになるのでしょうかね。
ちょっと比較が難しいです。


2000年から2009年までの地域別での自然災害の被災状況

3--pcn-killed.jpg

これは、グラフの通りですが、全体的にアジアが多いのですが、特徴的なのは、「2009年になってからアメリカ(多分、アメリカ大陸ということだと思います)とヨーロッパの災害の比率が飛躍的な増えた」ということかもしれません。アメリカ地域の2000年から2008年までの平均値が、2.74%だったのに対し、2009年は11.31%にまで増えています。

南米の洪水の影響もありそうですし、アメリカ合衆国でも山火事や洪水が頻発していたので、それもあるかもしれません。ヨーロッパは最近の寒波の状況を見ますと、さらに比率が大きくなりそうな気がします。


2010年からの予想

今後の自然災害の予想についでですが、まあ、そんなことは国連は言っていませんが、Fire Earth の昨日の記事のタイトルが、「2010年はスーパー火山の年になる?」というようなものと、あと、年明け以来、噴火が相次いでいるような状況から、まず、火山。
これによる影響はあると思っています。

そして、現在進行中ですが、世界中の激しい寒波がいつまで続くのか、そして、次の冬はどうなのか、というのも大きな事柄となりそうです。

地震や洪水はそのものがなくなるということはないわけでして、これからもたくさん起きるのでしょうけれど、ただ、国連の発表から学ぶことは、「恐ろしい自然災害は地震だけではない」ということだと思います。人間の文明等を根本から崩していくのは、むしろ他のことではないかと思うこともあります。

タグ:自然災害

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2010年01月27日


海流の解明への想い

どういうわけか、記事の間隔が開いてしまいます。
「地球の変貌」のシリーズも続けたいのですが、今は宇宙のところで現在止まっています。まあ、「宇宙のところで」と書きましたが、この「宇宙」というのは地球などの将来にとって最終的な原因とか結果ではあるわけなんでしょうが、やはり普通に生活している身としては、日々の異常気象とか環境異変が気になるというのもあります。

ところで、「異常」という言葉をどの程度使っていいのかという問題を感じていましたが、これは漢字通りに「日常とは異なる状態」ということで考えれば、やはり「異常」は今、多いと思っています。

記事の更新がない間にも、些細なことから大きなことまでいろいろな「異常」があったのですが、今、世界に目を向けると、生活ベースで人々が困る異常は、

・非常に激しい寒波
・大雨と洪水

が、大きいようで、日本国内でいうと、「海の異常」というものが挙げられるように思います。世界の「寒波」と「大雨」については毎日、ニュースが多すぎてアレですが、リンクとしては、

東欧の寒波
新疆ウイグル自治区の寒波
中国の大規模な結氷などと、
米国西海岸を幾度も襲う激しい嵐などが印象的でした。

さて、日本の「海の異常」というのは、つまり、魚関係などなので、極端な不漁や、リュウグウノツカイが異常に各地で捕獲されているとか、そういう感じのことなのですが、そもそも、「こういうことはどうしてなのか」がよくわからないので、みんな考えたりするわけではあるのだと思います。

(参考ニュース)

リュウグウノツカイ関係
・石川県・01月20日
・福井県・01月11日
・長崎・01月11日




▲ 長崎で1月に生きて捕獲され撮影されたリュウグウノツカイ。30分ほどで死んでしまったらしいです。


あと、ブリウナギの稚魚が全然とれないといったようなこともあるのですが、こういうようなことをどう考えるかはいろんな方がいろんなことを言います。たとえば、リュウグウノツカイを地震などと結びつける話は昔からあります。

なので、要するに「わからない」ということですので、みんな勝手に言ってもいいと。私は私で言ってもいいと(笑)。

そんなわけで、ひとつの推論を書いたみたいと思います。


これは全世界の環境異常の現象と絡んでも言えることかもしれないですが、「今、地球の海流が大幅に変化しているのではないか」ということです。

昨年の12月から今年にかけて、世界の温度分布に異常が起きていることを、こちらの記事の追記で書かせていただいたのですが、「全部が寒冷化」しているわけでも、「全部が温暖化」しているわけでもないことは、この図を見てもわかるのですが、では、どうしてこんなことになってしまったのかということに関しては、もっとも合理的な話はふたつくらいに思えます。

2010-01-kisho.jpg

▲ 2009年12月12日から2010年1月10日の30日平均気温平年偏差。-1.83を下回ると30年以上に 1 回の低温(濃い青で表されている場所)、1.83を上回ると30年以上に1回の高温(濃い赤で表されている場所)となっています。つまり、濃い青のところは、30年に1回あるかどうかの異常低温だった地域、赤いところは、30年に1回あるかどうかの異常高温だった地域となるようです。


すなわち、

・宇宙との関連
・海流と気流の位置が変化した


というどちらかというような感じです。

「宇宙」というのは、未知の力(ダークマターなど)や磁場などを含めて、要するに「わからない、いろんなこと」としての宇宙ですが、やはり海流の変化がもし起きているのなら大きい思うのですよ。

エルニーニョみたいな言葉がある通り、ちょっと海面温度が変わるだけで、世界の気候分布は大きく変わってしまう。その海の流れがここ数千年にないような規模で、「根本的に変わってきている」という発想ですが、そうなると、世界の気候分布は決定的に変わると思われて、その兆候が上の温度分布であり、また、コメントを下さる Over 60 さんが以前教えて下さっていた、一部の寒冷地域の極端な温暖化であるのだと思うのです。

「地球温暖化」という言葉は死後になりつつありますが、「地球変化」という言い方ならそれでもいいのかと思います。


それにしても、海流・・・。

これは私が昨年来、想いを馳せているジャンルなのであります。

どうしてかというと、なんと人類はまだ、この「海流がどうしてあるのか」を解明していないようなのです。

世界の気候を牛耳り、魚類分布等で、人間の食習慣から生活習慣までを牛耳ってきた「海流」。これがどうして存在するのか。磁場か宇宙か海中生物の導きか。

死ぬ前にこれだけは知りたいです。

タグ:異常気象

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2010年01月18日


カオス化の予感

UP! - 2004年のスマトラ沖地震でのスリランカの様子を書かれてらっしゃるブログがあります。災害と人々の行動という面で、いろいろと考えさせられる記事でしたので、一番下に追記でリンクさせていだきました。(2010.01.19)

UP! 2 - 太陽黒点(活動領域)からMクラス(上から2番目のクラス)の太陽フレアが発生しのしたのでメモとして追記しておきます。あと、国内の有感地震が70時間近くないという珍しい現象も起きています。(2010.01.21)





今回のは最近の一連の記事とは何の関係もない雑記です。

ハイチは混乱の極みに陥っているようで、昨日の英国デイリーメールの記事(死体の写真が多いですのでご注意を)だと、リンチや処刑なども頻発しているようです。

haiti-201017.jpg

▲ ハイチの配給現場の周辺。


昨日と一昨日、NHKで地震の特集番組をやっていたようで、最近テレビを見ない私のために、うちの奥様が録画してくれていて、見ました。その中で、アメリカの西海岸に迫っているかもしれない巨大地震のことについてのものがありました。

これは、一昨年から昨年くらいに私もこのブログで何度か取り上げたことがあるのですが(米国で起きるかもしれない超巨大地震についてという記事)ですが、私の記事を読むよりも、独立行政法人 産業技術総合研究所が2003年に発表した、「北米西海岸で西暦1700年に発生した巨大地震の規模を日本の古文書から推定」という文書をお読みになっていただいたほうが詳しくわかると思います。

fig1.png

現在、文献的に残っている地球最大の地震は1960年5月のチリ地震のマグニチュード9.5とされていて、続いて、2004年12月のスマトラ地震の9.1などがありますが、アメリカ西海岸で起きる可能性がある地震の規模は「最大で9.3程度」とされていて、人類史での最大規模の地震の可能性が指摘されています。

また、Wired Visionの2008年10月28日の記事には、この予想される地震に対して、「あのあたりは、無補強の石造建築物が数多くあり、それらは大規模地震で倒壊する可能性が高い」と、指摘する専門家もいます。つまり、少なくとも建物の耐震性に関しては、今回のハイチの倒壊ぶりとさほど差はないとも言えなくもないような感じです。

そういうようなことをテレビで放映したからといって、地震がなくなるわけでも、予知できるわけでもないですが、アメリカの専門家たちが急速に慌ただしく動き始めている様子を見ると、それなりに切迫した何かもあるのかしれません。


それと、やはり2008年の暮れに動きが活発化した、イエローストーンが、昨日から、マグニチュード2以上の地震を頻発させています。M2以上の地震が複数回続くというのはその2008年の末以来のことだと思います。

yellowstone-2010-01.gif

イエローストーンは先日の7つの超巨大火山という記事でもふれた、世界7大スーバー火山のひとつで、イエローストーンが過去に噴火した時はどんな感じだったか。そして、もし今後噴火したらどうなるか、などについては、ナショナルジオグラフィックの特集、

» 超巨大火山イエローストーン

などがわかりやすいです。


2008年末から11日にわたって群発地震が発生したが、地面は現在も隆起を続けており、インターネット上では超巨大噴火の噂が飛び交っている。「不安定な状態にあることは確かなようです。隆起と陥没が周期的に繰り返された末に、最終的にはマグマが噴出するでしょう。ただ、その周期がどのようなものかはわかりません」と、スミスは語る。


とあります。
まあ、噂になるほどコワイというのはあったような気はしました。インドネシアのトバ火山などもそうですが、世界の気候が変わってしまう可能性があるからです。まあ、アメリカの自然体系は相当破壊されるでしょうけれど、アメリカの自然サイクルだけの問題ではないよなあ、と思えたからではあります。

最近調べると、こういう巨大火山は世界中にあって、日本の近くも2つあります(薩摩硫黄島、シャツキー海台)。だから、どれにしても、噴火すれば世界の景色は変わってしまうのでしょう。


なんか、スーパー火山の噴火のこととか、ガンマ線バーストのことを調べだしてから、すっかり厭世的になってしまいました(笑)。

先日も飲み屋の知り合いの女性から、「なんか、たまに、ふっと悲しそうな顔するね。どうしたの?」と言われてしまいました(苦笑)。状況が楽しければ楽しいほど、ふとした瞬間に悲しくなってしまう2010年の始めなのでした。



[追記] コメントをいただいた方のブログで、2004年のスマトラ沖地震(インド洋大津波)の際の津波をスリランカで体験された方の記事を読みました。当地でも、直後に暴動が起きていたようです。日本語であの時のスリランカの様子を知ることのできるものは少ないと思いますので、記事をリンクさせていただきました。大きな災害直後の様子や人々の心理がよくわかります。

「最後の夕日」の向こう側(1)
「最後の夕日」の向こう側(2)
「最後の夕日」の向こう側(3)



[追記 2](2010.01.21)

1月20日に太陽の活動領域から、上から2番目のクラスにわけられるMクラスのフレアが2度発生していたようです。宇宙天気情報センターなどに出ています。サイクル24になってから初めてのMクラスのフレアで、また、Mクラスのフレアの発生は1年10ヶ月ぶりとのこと。太陽活動は一気に活発になってきたようです。

stereob_mflare_strip.gif

spaceweather.comにあるGIF画像。


あと・・・だからどうしたということではないのですが、今(1月21日午前12時頃)、国内の有感地震が途絶えて、70時間近くになろうとしています。ここまで止まってしまったのは経験がないです。まあ、有感地震はあくまで地震の一部で、地震自体が止まったわけではないですが・・・。ちなみに、66時間前の地震は沖縄でした。

EQ-2010-01-20.png

本州の地震となると、17日の富士五湖の地震ですので、ずいぶんと有感地震がない状態となっています。

世界的に見ても何とも奇妙な地震分布になっていますが(南北のアメリカ大陸に地震が集中している)、今の段階では単なる偶然だと思われます。
これ以上この状態が続くと何だか気持ち悪いですが。




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2010年01月15日


地球の変貌(2) - 宇宙から来るもの

UP! - 本記事の内容とは関係ないですが、最近の寒波について気象庁から発表された資料の中に面白い図がありましたので、一番下に追記してみました。世界的な寒波が問題となっていますが、一方で、「この冬が30年に1度の異常な高温の地域」もたくさん存在しているようです。(2010.01.16)

UP! その2 - Earth Files に「超新星とガンマ線バースト」という記事がアップされていましたので、そのことを追記しました。(2010.01.18)





宇宙のことを調べたりしていると、顔が「ヒッ」と引きつるような画像や説明に当たることがあります。これはガンマ線バーストのページを読んでいた時にあったものですが、この写真。

another-ginga.jpg

説明を読まなければ、何の写真だかわからないですが、こうありました。

「1999年1月23日に起きたガンマ線バースト GRB 990123 の可視光での残光。残光の上部に伸びるフィラメント状の天体はバースト源が属していると思われる銀河。この銀河は別の銀河との衝突によって形が歪んでいる。」

とあるのですが、問題は後半のこの部分です。

 > この銀河は別の銀河との衝突によって形が歪んでいる。

ひいい・・・ orz
そんなことが起きるですか。

この「歪んでいる部分」の広さはわからないですが、ここに何億くらいの数の星があって、それらはどうなってしまったのだろうと考えると、少し気が遠くなります。そこに生物たちがいたなら今はどうなっているのか。


ガンマ線バーストの放出が近いベテルギウス

今回は前回の記事の「大量絶滅」という物騒な記事の中に書いた中で引用した、約4億3500万年前に起きたとされるオルドビス紀末の大量絶滅の原因という学者がいる「ガンマ線バースト」のことを書いてみます。

ガンマ線バーストなんて書くと物々しいですが、ガンマ線という放射線が星の爆発などによって大量に宇宙に放射される現象で、現象自体は頻繁に起きているのだそうです。
ただ、地球の近くでは、数億、数十億年に1度程度のものではないかと。

そして、今、これに近いことが起きようとしているようです。先日、2010年の1月10日に朝日新聞の科学欄にこのような記事がありました。

» ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減

nasa-end.jpg

「オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されている」で始まるその記事には、時期はともかく、この星の寿命が近いことが書かれています。

気になるのは、

・直径は太陽の1千倍
・距離は地球から600光年


なのですが、さて、このくらいのものだと、超新星爆発を起こしても、4億3500万年前のようなことにはならないのか。あるいは地球に影響がある可能性はあるのか。

前回の記事で挙げた、「4億3500万年前の大量絶滅の原因が超新星爆発によるガンマ線バーストにある」と発表したカンザス大学の研究者たちによれば、

 > 6000光年以内で起こった超新星爆発によるガンマ線バーストを地球が受けた

とあり、「地球から6000光年」という遠距離を含めても地球に影響があったと考えている研究者たちがいるわけで、このベテルギウスほどの巨大な星での距離600光年というのはどう考えればいいのか。

超新星爆発の際にガンマ線の放出によって周囲が受ける影響を、こちらのページの説明から抜粋しますと、

・超新星爆発を起こした恒星から半径5光年以内の惑星に住む生命体は絶滅
・25光年以内の惑星に住む生命体は半数が死に
・50光年以内の惑星に住む生命体は壊滅的な打撃を受ける


となっています。

この書き方からすると、これは「直接的な影響」のことなのでしょうね。ガンマ線というのは、人間(他のあらゆる生物も)の DNA を傷つける作用があるようで、致死線量も決まっています。つまり、50光年以内だと、直接、体(DNAなど)が破壊されてしまうということなのかもしれません。よくSFやモンスター映画などである「ビビビ」と光線を発射されて、「あああ」と死んでいくという感じになるのでしょうか。

では、なぜ、4億3500万年前の地球では、6000光年という距離が出てくるような遠いところでからのガンマ線バーストで大量絶滅になった可能性があるかというと、それは「オゾン層の破壊」ということらしいです。
ガンマ線バーストにある記述からその過程(シミュレーション)を簡単に書いてみます。

・6000光年以内で超新星爆発が起きる
・この爆発で地球に約10秒間ガンマ線が降り注ぐ
・これによって地球大気のオゾン層の約半分がなくなる
・消滅したオゾン層の回復には少なくとも5年を要する
・オゾン層の破壊によって、太陽からの紫外線が地上や海・湖沼の表面近くに生息する生命の大半を死滅させ、食物連鎖も破壊される。


という流れです。(たった10秒の放射で地球のオゾン層の約半分が消失!

つまり、「即死」ではない方向性です。
6500万年前の恐竜の絶滅も、もしかすると、隕石や超巨大火山の噴火等が要因で、地球の気温が下がったことにあるという説もあるように、このガンマ線バーストの場合も、「徐々に」滅亡していくようです。

というのも、ずいぶん以前、記事に書いたことがありますが、現時点ですでにオゾン層は大きく損なわれていて、オーストラリアあたりはかなり薄くなっているところもままあるようですが、それでもオーストラリアの人は生きていて、自然も残っています。オーストラリアの自然環境が最近なんだか変なのは確かですけれど・・・。

ozone-hole-comparison-1.jpg

▲ 1979年と2009年のオゾン層の破壊の進行度合いの比較。青くなればなるほどオゾン層は薄くなっています。つまり、紫外線などの有害光線がすでに地上にバンバンと降り注ぎ放題になっていると思われます。


いずれにしても、朝日新聞にあったように、今、ベテルギウスは超新星爆発の準備に入っていて・・・とはいっても、星の歴史の話ですから、それが明日か何万年後かはわからないですが、いつかは爆発します。

その爆発による地球への影響はカンザス大学の研究を見る限りでは、「微弱にしてもある」ということのようです。

そして、私は思うのですが、そういうこと(ガンマ線バーストなど)があった時に、(滅亡に)拍車をかけるのが、環境破壊などによって進んでいる「生き物の弱体化」なのではないかという気はします。ナラ枯れの現状(こちらに全国ナラ枯れ情報)や、次々と消えゆく小動物たちの報道などを見ていると、ここから先、強い力に「スッ」と背中を押されると、バタバタと絶滅していくのではないのかなと。

超新星爆発によるガンマ線バーストはその手助け(?)になるのではないのかなあと考えた次第です。


宇宙からは他にもいろいろとやってきます。
特に地球と太陽系にとって大きな問題となりそうなのが、太陽系が磁場で圧迫されつつあることです。これは、ヤスの備忘録の記事に詳しく書かれていましたが、このことは理解がとても難しいことで、自分でうまく理解できて、わかりやすく説明できたら書きたいと思います。



[追記]現在の世界の気温の実際のところ(2010.01.16)

本記事とは関係ないのですが、いつもコメントをくださる Over60 さんが気象庁発表の「北半球中緯度帯の顕著な寒波について」という、とても興味深いPDF資料のリンクを紹介してくださっています。

2009年12月から最近までの世界的な寒波についての発表なのですが、その中に「30日平均の気温偏差」という図が載せられています。2009年12月12日から2010年1月10日の30日平均気温平年偏差というものを表していて、この図ですが、これが面白いです。

2010-01-kisho.jpg

「-1.83」を下回ると30年以上に 1 回の低温(濃い青で表されている場所)、「1.83」を上回ると30年以上に1回の高温(濃い赤で表されている場所)となっていて、この世界的な寒波の中、どこもかしこも寒いのだろうと思って見ていると、赤の部分、すなわち、「30年以上に1回の高温」の地域もたくさんあるのです。

この地図から見ますと、

・カナダ東北部からグリーンランド方面
・南米大陸の東北やメキシコの一部
・トルコ、エジプトなどアラビア半島北部周辺
・アフリカ大陸北部
・樺太の一部

などが、この1カ月ほど「30年以上に1回の異常な高温」だったということがわかります。

全世界が寒いというわけではないようですね。
やっぱり気候の分布が変わってきているような気がします。




[追記2](2010.01.18)

昨日、 Earth Files に「超新星とガンマ線バースト」という記事がアップされていました。

Death Stars:  Supernovae and Gamma-Ray Bursts

ちょっと読んだんですが、私の英語力と科学知識では内容がよくわからないです。途中で挫折しました(笑)。宇宙の話で超新星とかガンマ線が絡むと、理解するだけでも難しいのですが、もし何かわかれば、ご紹介します。

記事の下のほうには、「45億年前からの地球の歴史」の年表なんかもあって、何やら大ごとになっています。

これです。

EarthAgesBeginningToNow.jpg

表の下の方の「Ordovician」というところに赤線が引かれていますが、これが記事でもふれた、4億3500万年頃に終わったオルドビウス紀のことで、この Earth Files でも、この時に「ガンマ線バーストで地球で大量絶滅が起きたのではないか」ということが書かれています。

実証が難しい時代の話で、まだわからないことの方が多いですが、同じことはある程度、繰り返しながら地球の歴史はきていますので、こういうことがまた起きる可能性は「ない」と言えないとは思います。むしろ、(星は必ず寿命を迎えて、そういう星は数億年単位では必ず地球の周辺に現れるでしょうから)いつかあると考えるのが普通なのでしょう。





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2010年01月13日


2010年災害カレンダー[2010.01.13]

地球の変貌というタイトルのものを続きで書こうとしている途中ですが、たまに記事を紹介させていただく Fire Earth に、2010年災害カレンダー のページがアップされていることをコメントで教えていただきました。

» 2010 Disaster Calendar

です。

まだ、2010年に入って2週間ですが、「今年もいろいろとありました・・・」と1年を締めくくりたくなるほどすでにいろいろと出てきています。 また、被害は今のところ出ていないものの、火山の噴火や規模の比較的大きい地震(カリフォルニア等)もあります。

せっかくだから、自然災害と思われるものに関して訳してみました。
訳は適当ですので、起きたことだけご覧下さい。また、 Fire Earth のページにはそれぞれのニュースソースへのリンクが記載されていますが、すべて英語ですので、日本語での記事を探して、ニュースソースのあるものは後ろに[日本語記事]として貼っておきます。

全体としては、洪水と寒波が多いです。
また、世界各地で低温のために農作物がやられているようですので、もしかすると、食糧価格に影響が出るものもあるかもしれません。

2010年01月の災害
2010 Disasters


1日目

・ブラジルのリオデジャネイロの土砂崩れ。[日本語記事
・米国アラバマ州とフロリダ州の7つの区域が最近の洪水後に被災地に指定。
・米国モンタナ州の3つの区域が被災区域とされ、また、10の区域が、ヒョウを含む猛烈な嵐、収穫時の猛暑等によって、干ばつ地区と指定。
・オーストラリア・パースで山火事。40の家と3000ヘクタールのが焼き尽くされる。多数の家畜も死亡。[日本語記事


2日目:

・ブラジルの洪水と土砂崩れで64名が死亡。[日本語記事



3日目:

・オーストラリアの氾濫: NSW州の2つ地域で、大雨と洪水により、少なくとも 1200人が避難。[日本語記事



4日目:

・タジキスタンでマグニチュード5.5の地震。1000軒以上の家が倒壊し、2万人が家を失う。[日本語記事
・中国の黄河の近くでディーゼルが大量に流出。[日本語記事



(写真)

4-a.jpg

▲ 中国・黄河近くでディーゼル油15万リットルが流出。greencarview より。


5日目:

・ソロモン諸島での津波でいくつかの村が被害。多くの人が家を失う。[日本語記事
・北インドを寒冷前線が通過。少なくとも125人が死亡。[日本語記事
・ケニアで大規模な洪水が発生。ケニアで最少数の民族への危機が進行中。降雨は2010年1月の終わりまで続くと予想され、7万人に危険が及ぶとの予測。[日本語記事



6日目:

・ヨーロッパに寒波。現在までに100人以上が死亡。[日本語記事



7日目:

・タンザニアで大規模な洪水。2万5000人が影響。



8日目:

・ポーランドに激しい寒波。 122人が凍死。[日本語記事
・スイスで雪崩。22人が死亡。[日本語記事



9日目:

・アルバニアで大洪水。アルバニア政府は非常事態を宣言。 [日本語記事
・グアテマラとホンジュラスの国境沿いの地域で激しい干ばつが進行中。エルニーニョ現象が原因とされる。収穫の70%の損失を出す被害が出た地域もあり。



10日目:

・インドネシアで大洪水。 何百もの村と何万もの家が被害。



11日目:

・ドイツのバルト海の海岸地域で洪水により非常事態が宣言。
・ポーランドで寒波と大雪被害。多数の家が雪で潰され、少なくとも152人が凍死。



12日目:

・米国ミネソタ州で、18の地区を農業災害区域と指定するよう農務省に催促。原因は豪雨と農業地区への洪水。3分の1の作物が被害を受けているとされ、特に、とうもろこし、大豆、砂糖大根、大麦、ブルーベリー、などの被害が大きい模様。
・米国フロリダ州で、水温の低下のため多数の魚類が死亡。
・北部インドで異常な低温。233人が凍死。
・米国ワイオミング州で、低温による畑の凍結で農務省より重要災害地域に指定。
10月6日と10月13日の間、氷点下の嵐が吹き荒れ、雪が降り続け、その凍結の結果、多くの農業者がとうもろこし、小麦、砂糖大根などの作物を失う。



13日目:

・ハイチでマグニチュード7.3の地震。詳細は現在不明。




という感じです。

なお、2010年に入ってから新たに噴火した火山は、1月13日までに、

・エクアドル・トゥングラウア火山(01.12)
・コスタリカ・トゥリアルバ山(01.07)
・コンゴ・ニアムラギラ山(01.02)
・インド洋のフルネーズ火山(01.01)
・コロンビア・ガレラス火山(01.03)

となっていると思われます。

Fire Earth は基本的に「人間の環境への悪」スタンスのイメージのあるサイトで、ページのタイトルにも「2010年: 人類が災害を拡大する1年」というタイトルがつけられています。私は少し違う考えではありますが、考えはともかく、災害は毎日のように起きて、日々苦労したり死んでしまったりしている現実はあります。




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2010年01月10日


地球の変貌(1) - 6度目の大量絶滅

最近のいくつかの自分の書いた記事などをつなぎ合わせていくと、最近ひとつの方向が見えてきています。もちろん、個人的な思い込みが強いわけですが、地殻などの大幅な動きを含めた地球の変動に関して、これらは実は「あっという間に起きるものなのではないか」ということです。「自分のいくつかの記事」というのは曖昧ですので、その考えが浮かんだ道筋を記しておきますと、



・地殻変動は力学的(プレート論など)な要素だけで起きるものではないのかもしれない(参考記事:宇宙線と地震や火山の噴火の関係)。

・地殻変動(地震、噴火等の現象を含む)には外部(太陽や宇宙)からの影響が関係しているのかもしれない(参考記事:宇宙の雲と地震)。

・アフリカ大陸などのデータを見ると、大陸移動や分断、大地の隆起、沈没などはいきなり始まって、すぐに終わるものなのかもしれない(参考記事:大地の分断は数日で起き得るという発表)。

・で、もしかしたら、古代に大規模な地殻変動の原因となった超巨大火山に何か予兆が出始めている? (参考記事:7つの超巨大火山




という流れになるでしょうか。

私たちは子供の頃から「地球は何千万年、何億年という時間の中でゆったりと変動している」というようなことを教えられ信じていましたが、本当にそうなのかという問題もあります。そもそも、地球や宇宙を構成しているほとんどの物質はわかっていないという現実の中で、「地球はゆったりと変動している」というような推定科学をどこまで信じていいのか。

そういうことを思うようになっています。

書き続けられれば、何回かにわけてそのことを書いてみたいと思います。



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