
▲ 雹が降ることがほぼないシンガポールで 6月 25日に雹を伴う嵐が吹き荒れました。Disaster Reportより。
現在、シンガポールやマレーシアなどで、非常に深刻な「煙害」が起きていることはご存じの方も多いと思われます。下は 6月 21日の毎日新聞の記事です。
シンガポール:インドネシアの煙害拡大 「極めて危険」
毎日新聞 2013.06.21
煙害に見舞われているシンガポールで21日、大気の汚染度を示す指数が、4段階のうち最悪の「極めて危険」な水準となり、観測史上最悪の記録を更新した。政府は病人や高齢者に室内にとどまるよう警告している。ただ原因のインドネシア・スマトラ島の森林火災が収まる兆候はなく、有効な対策が打てない状況だ。
インドネシア国家災害対策庁の広報官は21日の記者会見で、同島の火災鎮火には「これまでの経験で、2週間から1カ月はかかる」と述べた。
2機の航空機を使い、火災現場の上空で雲に塩を吹きかけ人工的に雨を誘発する対策を始めることも明らかにした。
この後、マレーシアでは国家による非常事態宣言が発令されました。
シンガポールは観光国でもあるわけですけれど、下のように、全員、マスク姿で「世界三大ガッカリ」と言われて久しいマーライオンの前で記念撮影などをしている光景なども見られています。

▲ 全員マスクをつけてマーライオンの前で記念撮影する団体旅行客。News.cn より。
そんな中、昨日、シンガポールで雹(ひょう)が降るという出来事がありました。
シンガポールでは非常に珍しい現象だそうで、一部では、この雹もインドネシアの野焼きや森林火災での煙と関係あるのではないかと報道されています。雹と山林火災の因果関係は今ひとつ理解できないですが、煙の粒子などの関係が書かれています。
そういう報道のひとつをご紹介しておきます。
Singapore Hailstorm Probably Caused By Wildfires
Web Pro News 2013.06.26
シンガポールの雹をともなう嵐はインドネシアの山林火災が原因なのかもしれない

シンガポールでは珍しい雹を伴う嵐が 6月 25日に発生した。
これはインドネシアから広がっている山火事の煙に含まれる小さなダスト粒子と混合した凍結雨の産物である可能性があると考えられている。
この嵐で報告された被害は、雹による被害だけだった。この雹は地面を打つように降り続いたが、地面に落ちた後もすぐには溶けないものだった。
シンガポールは先週、煙害による汚染物質のインデックスが非常に危険なレベルにまで上がり、これは 2006年以来、最悪の煙の被害となっている。
それを起こしたインドネシアの山火事の煙は、煙害だけではなく、昨日の雹の原因でもある可能性がある。シンガポール当局はインドネシアに対し火災の制御に対して強く懇願している。
インドネシア環境省によれば、インドネシアで行われている焼畑農業技術は、シンガポールとマレーシアの企業を含むパーム油会社の従業員たちがおこなうことのできる最も安価な土地の整備法であり、インドネシアの地元農家たちの多くがおこなっているという。



