
▲ 2014年9月30日の Breitbart より。
エボラ出血熱の患者数は、2014年 9月 23日の時点で、5カ国で 6574人となり、死者の総数は WHO の発表で 3091人となっています。
9月25日にはアメリカ国内でも感染者が出ましたので、現在、エボラ出血熱が発生した国は6カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、セネガル、アメリカ)となります。
その中でも、リベリアとシエラレオネの患者数が多いわけですが、そのうちのシエラレオネにおいて、「政府の統計がおかしい」ことについて地元のメディアが報じています。
シエラレオネでのエボラ感染者数と死亡者の数は、9月 25日までに、
感染 2120人
死亡 561人
となっています。
細かい日々の数値の変動はともかくとして、現状で、
「大体 2000人ほどの患者がいて、そのうち、500人以上が死亡している」
ということになっているわけですが、シエラレオネの地元メディアの Awareness Times は下のような図を入れた報道をしました。

・Awareness Times
これを日本語にいたしますと、下のような感じとなります。

つまり、現在、 WHO の公式発表にもなっているシエラレオネ政府の統計の、
感染 2120人
死亡 561人
の「死亡者」の数自体が、確認された生存者の数から考えるとおかしいということを述べています。
2120人の患者のうち、「 432人の生存者を確認した」ということ以外は、他の患者の所在は確認されていないということになるようで、上の地元メディアでは、その答えとして「ほとんどすでに死亡したか埋葬されたのだろう」というような意味のことが示されていますが、他にも、何人かは逃走したのではないか、というような憶測もあります。
仮に、シエラレオネの地元メディアが述べるように「約 1,000人の説明できない患者がすでに亡くなっているとした場合」には、シエラレオネのエボラ患者についての統計は、大体、下のようになります。
感染 2120人
死亡 1688人
確かに、シエラレオネの現在の統計の致死率が、あまりにも低いという部分はあります。最大致死率 90%でもあるエボラですが、シエラレオネの現在の正式統計では4割に満たない比率となっています。
もっとも、このことに関して、シエラレオネの統計には「信用性がない」と、欧米の外交官が明確に公言していることが、9月25日の米国ニューヨーク・タイムズの記事に載せられていたりしていて、各国の統計の数が「公式」というほど正確なものだとは、欧米諸国はもともと考えていないようです。
こうなってくると、WHO の統計発表も、「とりあえず発表している」という部分がさらに強くなってきている感じもしないではありません。
今となっては、特に、リベリアとシエラレオネでは、実際の患者数も死者数も、正確な数値とは程遠いものとなっている可能性が高く、治療に関しても統計に関しても、「コントロールできない状況」がさらに強まっているようです。



