
▲ 2014年10月21日の中国メディアJS China より。
そろそろ、世界各地から、寒波と初雪の知らせなどの報道が入っていて、中国、スイス(報道)、スウェーデン(報道)、オーストリア(報道)、カザフスタン(報道)などで、大雪による混乱が伝えられています。

▲ 2014年10月23日のオーストリア NEWS AT より。
その中でも、冒頭の中国北部のように、1〜2日での気温の変化としては、ちょっと考えられないような劇的な気温の低下による大雪の被害の報道が印象的でしたのでご紹介したいと思います。
日本は今のところ北海道など一部で多少の雪が降った程度ですが、最近の急激な気温の低下などを考えますと、雪や寒波も平年より早く訪れたり、あるいは、厳しい秋、冬となっていくような気もしないではありません。
なお、中国では別の問題が今年も発生しています。
スモッグ、つまり、 PM2.5 です。
すでに下のように中国のかなりの範囲で壊滅的な状況となっています。
大気汚染原因物質 PM2.5 の状況

・Yahoo!ヘルスケア 大気汚染原因物質 PM2.5 関連対策情報まとめ
何だか、昨年よりも中国の大気状況は悪化しているように見えます。
まあ、そのうち、偏西風でこれらの PM2.5 は日本にもやって来るのですけれど。
冬になり、中国の暖房使用が増えると、この状況はさらに悪化することと思います。
寒波は PM2.5 の状況を悪化させるということも言えそうで、そして、すでに中国の一部では非常に厳しい寒波に襲われています。
Significant temperature drop in northern areas in China
JS China 2014.10.21
中国の北方地域で劇的な気温低下
寒冷前線が、中国の北部地域に劇的な気温の低下をもたらしている。
中国北部の内モンゴル自治区、黒竜江省、吉林省の東北地方では、最大 20 ℃にも及ぶ気温の低下を記録した。
ハルビン市は最高温度がわずか 5 ℃までしか上がらなかった。そして、多くの都市で最低気温が氷点下を下回っている。黒龍江省のいくつかの地域では、すでに豪雪となっている。
しかし、この大雪は良いニュースである部分もある。
大雪によって、長く立ちこめていたスモッグが減少したのだ。
大雪前の前日と比較すると、大気汚染の数値はいくぶん低下した。
(訳者注)記事はここまでですが、この中に何ともいえないパラドックスを感じるのは、
「大雪が降ったために大気汚染が緩和された」
とあり、これは雪にスモッグが吸収されるためでしょうが、同時に、
「寒波や大雪になればなるほど暖房使用量が増えて大気汚染が深刻になる」
ということも事実で、何とも逆説的な相互作用だと言えます。
いずれにしても、中国だけではなく、今年も(ほぼ確実に)北半球の多くの地域が非常に厳しい寒さや大雪に見舞われる可能性が高そうです。



