
▲ 2014年11月7日のロシア Alta Press より。
現在、ロシアは各地で非常に寒い状態が続いていまして、 首都モスクワでも 70年前の記録を更新する早い大雪が降ったりしているようです。下の写真は In Deep の記事、
・西暦1750年頃に「何らかの理由」で小氷河期の入口の手前から救われた人類。しかし、今回はどうなる? 太陽と火山噴火の増加が作り出す地球冷却のシステム
でご紹介したモスクワの 11月 7日の様子です。

・Telegraph
そのようなロシアなんですが、モスクワよりさらに寒いシベリア地方の2カ所で、相次いで「フラミンゴが発見される」という奇妙なニュースがロシアのメディアで報じられています。
見つかったのは、シベリアのトムスクという場所と、エヴェンキという場所です。
冒頭の写真はトムスクで地元の猟師に発見され、保護されたフラミンゴの写真ですが、見つかった場所の気温は「マイナス 30度」だったとのこと。
体中、傷と凍傷だらけだったそうですが、現在は、トムスクの動物園で保護され、動物園の医療スタッフにより治療されて元気になりつつあるのだとか。

もう一方のフラミンゴは、エヴェンキという場所で見つかり、こちらも凍傷を負っていましたが、動物園で保護され、やはり回復しているということです。
エヴェンキで見つかったフラミンゴは下の写真のものです。

・VESTI
さて、問題は「どうしてこんな場所で、フラミンゴが発見されたのか」ということで、報道では、「群れからはぐれたのだろう」としていますが、フラミンゴ - Wikipedia にある、フラミンゴの生息分布は下のようになります。
ピンクの部分がフラミンゴの生息地域で、星のある位置が、今回フラミンゴが見つかったトムスクです。

主にアフリカや南ヨーロッパ、また、中南米などの塩湖や干潟などに生息するのだそうですが、上の地図の生息域で、今回のシベリアから最も近いカスピ海あたりからでも、距離は 1,000キロメートル近くあります。大自然の壮大な大地に生きる野生動物の世界というサイトには、
フラミンゴは、飛ぶスピードは時速50kmとも言われ飛行距離は500km以上とも言われています。
とあり、あるいは 1,000キロメートル飛ぶこともできるのかもしれないですが、しかし、前述しましたように、現在のロシアは非常に寒く、ましてシベリアでは氷点下数十度という気温状態になっていて、温暖な気候を好むフラミンゴがそんな環境の中を何日も飛び続けられるものなのかな、と正直思います。
「この方向はおかしいのでは?」と進行方向をしても良さそうですが、変更せずに極寒の氷点下の地域に飛んでいく……。
仮に、群れからはぐれたとしても、「フラミンゴが気温が下がる方向に飛んでいく」というのは釈然としませんが、渡り鳥などが進む正確に方向を把握しているのは、気温ではなく、「地球の磁場」によるものだという説が濃厚といわれています。
先日、北海道で大量のイワシが港に打ち上げられたということ報道されていましたけれど、魚の回遊も地球の磁場が関係しているとする説があります。
イワシが港を埋め尽くす 北海道、漁業者「初めて見た」
朝日新聞 2014.11.06
北海道浦河町の浦河港に5日から6日未明にかけて大量のマイワシが入り込んで港を埋め、町や漁協関係者らが回収作業に追われた。3日にはむかわ町沿岸のむかわ漁港などに約20トンのマイワシが打ち上げられたばかり。東胆振、日高沿岸でのマイワシ「異変」に、漁業者らは「こんなことは記憶にない」と驚いている。
磁場を敏感に察知して生きてきた動物たちの行動がおかしくなってきているのは、もしかすると、地球の磁場に大きな変化が起きているという可能性を示しているような気もしないでもないです。



